国内外付け型ストレージ、オープン系好調もメインフレーム系が落ち込む

 IT専門調査会社のIDC Japanはこのほど、国内外付け型ディスクストレージシステム市場の2006年第4四半期および2006年通年の実績を発表した。

 同調査によると、外付け型ディスクストレージシステムの国内出荷金額は、523億5500万円で前年同期比0.2%減。2006年第4四半期にオープンシステムディスクストレージシステム(UNIX、Windows、Linux、NOSの合計)の出荷金額は414億8100万円で前年同期比8.3%増となったが、メインフレームディスクストレージシステムの出荷金額が106億1200万円(前年同期比21.4%減)となり、足を引っ張った。

 IDCでは、メインフレームディスクストレージシステムの落ち込みが、ディスクストレージシステム市場全体の成長率を抑制する傾向は変わらないとしている。

 接続環境別に見ると、2006年第4四半期のSAN(Storage Area Network)とNAS(Network Attached Storage)をあわせたネットワークストレージの出荷金額は312億700万円で前年同期比27.3%増と高い成長を記録した。製造業、教育、情報サービスなどでNASの導入が大幅に増加したほか、金融、製造などで大規模SANへの投資が行われたという。2006年第4四半期の国内外付け型ディスクストレージシステムの出荷金額に占めるネットワークストレージの比率は59.6%に達した。

 ベンダー別シェアでは、日立製作所がトップシェア(27.7%)を守り、IBM(14.6%)、富士通(13.2%)が続いている。

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