ラリタン、廉価版インテリジェントラックPDUを発表

キロワット時単位の消費電力実測機能を搭載

新シリーズPDU, PX-1000が費用対効果に優れた消費電力情報をデータセンタに提供

【サマセット(米ニュージャージー州)10月 13日/PRNewswire】 ラリタンは本日、同社の電源管理ソリューション製品グループの新シリーズ、インテリジェントPDU(ラック用電源タップ)PX-1000を発表した。PX-1000は、インテリジェントな情報処理機能を内蔵し、環境センサ(別売)統合サポート、Webインタフェースでのエネルギー効率トラッキング機能、万全なセキュリティ機能を搭載。新たなスタンダードを築きあげる高品質のメーター付PDUである。

PX-1000および他のラリタン製インテリジェントラックPDUは、電圧(ボルト)、電流(アンペア)、力率、皮相電力(kVA)、有効電力(kW)、環境温度・湿度ならびにキロワット時(kwh)単位の消費電力のデータなど様々な電力情報を正確に収集する。データセンタのオペレーターが電力使用状況を簡単に見られるように、ラックにあるPDUのLEDディスプレイ、またはWebブラウザを通してリアルタイムの電力情報を見ることができる。ユーザ任意のクリティカルまたは非クリティカルな電力・環境限界値を設定できるだけでなく、データセンタの管理者が適切な是正処置を取れるように警報を発する。

他のソリューションの場合、電流(アンペア)を計測するだけか、またはリアルタイム計測ではなく計算と仮定に基づいてkwh値を求める機能が主流だが、PXシリーズは、重要なkWh値計測において業界で最も正確な測定(ISO/IECが定めるBilling-grade精度±1%)を実現する。「kWh値は、電力使用量および二酸化炭素排出量による実際のコストを知るための重要なカギとなる。新製品シリーズPX-1000の発売によって、ラリタンはあらゆる規模のデータセンタに向けて消費電力の実測技術を提供しようとしている」とラリタンのエネルギー管理事業部ダイレクターHerman Chanは述べている。

PX-1000ではこのほか、PDUが回転するとLED ディスプレイの向きも変わる業界初のオートフリップPDUディスプレイを新たに搭載することによって、ラック設置の柔軟性をさらに向上させた。PX-1000にはイーサネットポートのほかに、USB-A(ホスト)、USB-B(デバイス)、Feature/KVM、DB9 RS232シリアルなどのポートがついている。

PXモデルは全機種、ラリタン製電力管理ソフトウェアPower IQ(R)に完全対応している。そのほか、PX-1000に差し込むとただちに自動検出・表示できる環境センサ(別売)も用意している。ラリタン製センサは、ラックの温度や湿度を追跡調査することによって、ホットスポットやオーバークール領域をなくすのに役立つ。

PX-1000は世界各地に展開しているラリタンのチャネルパートナー経由で購入できる。日本での販売は2011年初頭の予定。ラリタン製電源ソリューションについて詳しくはウェブサイト(リンク)参照。

ラリタンのインテリジェントラックPDUについて
ラリタンは業界で最も幅広いインテリジェントPDU製品群を誇っており、単相電源、三相電源、高出力電源(400V)、メーター付き電源コンセント、メーター・スイッチ付き電源コンセント、メーター付きラックPDU、インライン電力計などを取り揃えて、多種多様なIT環境のニーズに応えている。(日本で販売中のモデルについてはsales.japan@raritan.comまで)

ラリタンについて
ラリタンは、あらゆる規模のデータセンタに適した電源管理、KVM、シリアルソリューションで豊富な実績を誇るITインフラ管理のリーディングサプライヤー。ラリタンの製品は世界5万カ所以上の施設で使われており、電源効率の改善、データセンタ生産性の向上、遠隔拠点業務の強化に必要な制御機能を提供している。米ニュージャージー州サマセットに本社を置くラリタンは、世界各地にオフィスを置き76ヶ国に製品を供給している。ラリタンはグリーングリッド(Green Grid)、クライメート・セイバーズ・コンピューティング・イニシアティブ(Climate Savers Computing Initiative)、エネルギーと環境に配慮したデザインにおけるリーダーシップ(Leadership in Energy and Environmental Design, LEED)のメンバーとして積極的に参加している。

詳しくはウェブサイト (Raritan.co.jp)参照。

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