A10、CylanceとのOEM提携で企業やデータセンターネットワークの安全性を向上

~暗号化トラフィックに対しても脅威の検出と防御を可能にするために技術提携を開始~

A10 Networks™とCylance®は、本日8月4日、データセンターやクラウド環境において、ユーザーとエンドポイントのサイバーセキュリティを改善する最先端の暗号化通信向け脅威防御開発で技術提携したことを発表します。

*本内容は、2016年8月4日(米国時間)に米国A10 Networksが発表した報道資料の抄訳版ですリンク

 A10 Networks™(NYSE:ATEN 以下、A10)とCylance®は、8月4日、データセンターやクラウド環境において、ユーザーとエンドポイントのサイバーセキュリティを改善する最先端の暗号化通信向け脅威防御開発で技術提携したことを発表します。

 両社によるOEM契約締結により、A10のSSLインサイトとThunder CFW (Convergent Firewall)に、Cylance社のマルウェア対策エンジンが実装されます。

 この技術提携は、暗号化されているウェブやメールトラフィックの中に隠された悪意ある攻撃に対するセキュリティにおいて、課題を持っている企業にとって重要な意味を持ちます。この課題は、従来のセキュリティ対策で適切に対応できていないものでした。実行ファイルのデトネーション(サンドボックス上での実行)などの新しいセキュリティ技術は、脅威の詳細な分析には有効ですが、実際のネットワーク使用環境において、高速に防御/許可を決定することに最適化されていません。さらに動的コンテンツや未知の脅威が増加したことにより、従来のシグネチャベースによるウイルス対策では対応が難しくなっています。

 このOEM契約は、アプリケーションネットワーキングとセキュリティのテクノロジーリーダーであるA10と、APT攻撃やマルウェアを人工知能によって能動的に防御することでサイバーセキュリティを変革するCylance社、両社の技術を結集するものです。このパートナーシップによって拡張されたA10のセキュリティソリューションは、マルウェアや高度な脅威の予測と防御を行う新しいレイヤをネットワークに追加し、エンドポイントとネットワークに対するセキュリティを強化します。

 セキュア・アプリケーション・ネットワーク技術と、APT攻撃およびマルウェアの検出と能動的な防御を統合したA10とCylanceの連携ソリューションは、従来からあるセキュリティの課題を解決することを目的としています。A10のThunder SSLiとThunder CFWは、エンドユーザーのSSL通信を高速に可視化する機能を提供しています。このSSL可視化機能にCylancePROTECTを組み合わせることにより、SSLによる暗号化がされていても、マルウェア対策とメールのセキュリティ対策を行うことができるようになります。

 A10 Networks の戦略アライアンス担当ヴァイスプレジデント Gunter Reissは次のように述べています。
「A10 Networksは、セキュアでアジャイル (俊敏性の高い) なアプリケーションネットワーキング製品を10年以上にわたって開発してきました。Cylanceの全く新しいウイルス対策技術は、A10のThunder SSLi、Thunder CFWの機能を強化し、政府機関やゲーム会社、医療機関、金融機関、その他のマーケットが直面する重大な脅威に対するセキュリティを強化します。」

 本ソリューションは、お客様向けにサブスクリプションサービスとして2017年初頭に販売される予定です。以下のような機能を提供予定です:
●ラインレートを実現する高速な脅威処理能力
o 機械学習を用いた予測型の静的ファイル分析
o 効果的な既知および未知/ゼロデイ脅威に対する防御
o シグネチャ不要 (シグネチャの更新不要、シグネチャ更新時の再スキャン不要)
●既存セキュリティスタックとの連携
o 既存セキュリティスタックの強化
o 既知の良性/悪性ファイルを高確率で選別
o 疑わしいファイルを他のコンポーネントに転送して詳細の抽出とデトネーション分析を実施
●インフラコストと運用コストを削減
o SSLトラフィックを低コストで、高速に複合
o 既知の良性/悪性ファイルの事前フィルタとセキュリティスタックの負荷軽減
o 疑わしいファイルの詳細分析だけに絞った適切なサイジングのセキュリティスタックを実現


 Cylanceは、2016年のGartner Magic Quadrant for Endpoint Protection Platforms(ガートナー社のエンドポイント保護プラットフォームに関するマジック・クアドラント)においてビジョナリーに選出されています。さらにA10 は 、“Cool Vendors in Enterprise Networking, 2015” (2015年エンタープライズネットワーキングのクールなベンダー) に選ばれたAppcito社を最近買収しました。すべてのエンドポイントをAPT攻撃やマルウェアから守ることができる技術を持つCylanceは、サイバーセキュリティの歴史上で最も早く成長している企業の一つです。

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキングおよびセキュリティ分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。詳しくはホームページをご覧ください。
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Cylance®について
Cylanceは最も脆弱なエンドポイントにおいて、APT攻撃やマルウェアを停止させるサイバーセキュリティ予防ソリューションを提供する唯一の企業です。CylanceのエンドポイントセキュリティソリューションであるCylance PROTECT®は革新的な人工知能によるアプローチにより、エンドポイントのアンチウイルスに関連するわずかなシステムリソースと企業に導入済みの検出およびレスポンスソリューションを使用しながら、エンドポイント上で脅威が実行される前にコードのDNAを解析し、従来のセキュリティでは行えない脅威の発見や防御を行います。詳細はwww.cylance.comを参照してください。

A10 ロゴ および A10 Networksは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。

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