戦略的なデータ活用の仕組みを容易に構築するエンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex」を発売

システム間データ連携の開発・運用コストを削減し、統合運用可能に大手企業やサービス事業者に不可欠な可用性を備え、セキュリティ標準に対応

株式会社データ・アプリケーション(本社:東京都中央区、略称:DAL、JASDAQ:3848)は、戦略的なデータ活用の仕組みを効率的かつ柔軟に実現するエンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex」(エーシーエムエス エイペックス)を、2016年6月30日より販売開始します。
「ACMS Apex」は、オンプレミス/クラウドなどの異なるシステム環境、および国内外に分散する多様なシステムやアプリケーションを連携して一元的に可視化、統合管理が可能で、アプリケーション/DBアダプタ、データ変換、データ/プロセス暗号化など、セキュアで可用性の高いデータ連携に必要なあらゆる機能を単一プラットフォームで提供します。







企業情報システムには、様々な業務システムが存在し、それらにもクラウド(IaaSやSaaSなど)の利用が広がりつつあります。また、事業の拡大やビジネスのグローバル化に伴い、国内外に拠点を設け、各拠点に業務システムを配置しています。そして、これらの分散する業務システムに存在する様々なデータを統合、可視化して、業務の効率化や迅速な意思決定に活かすために、業務システム間での高度なデータ連携が必要とされています。

また、ビジネスが高度化・スピードアップし、データの発生が多頻度少量化する状況下では、業務システムのリアルタイム性や高い処理性能が求められています。さらに障害や災害時における事業継続性も重視され、システムには高い信頼性と可用性が求められます。

これに対して、各企業は企業間取引、および企業内外の業務システム連携のために、複数のファイル転送やジョブ管理、データ変換などのツールを組み合わせて実現しているのが現状ですが、複数のツールを組み合わせることで接続・連動に多くの工数がかかり、その後の運用においてもコストや負荷が高くなります。さらには、セキュリティ対策や可用性を高める仕組みが複雑化するケースが少なくありません。また、様々なツールや環境を利用することで、ツールやOS、ミドルウェアのバージョンアップにおいてもコストがかさみ、バージョンアップ時の一次的なシステム停止・業務停止も余儀なくされています。

「ACMS Apex」は、これらの様々な課題に対し、既存の業務アプリケーション資産を生かしつつ、単一ソフトウェアでセキュアかつ可用性の高い高度なデータ連携基盤を実現します。用途に合わせ柔軟にオプション機能を組み合わせることで戦略的にデータ活用ができる仕組みを構築することが可能です。既存製品ACMSシリーズの「最上位」モデルとして、以下のような豊富な機能・特徴を備えた、ビジネスの変化に強く、新たなイノベーションを生み出す、新しいコンセプトのエンタープライズ・データ連携基盤です。

DALは今後、「ACMS Apex」を主力製品として、すべての業界に対し、EDI市場のみならずデータ連携市場全般を対象としてビジネスを推進し、現ビジネス・パートナーおよびサービス事業者との連携を強化し、初年度1億円の売り上げを目指します。

1.既存の資産はそのままに高度なデータ連携と業務の可視化を実現
既存アプリケーションの資産はそのままに、連携が必要な業務システムに「ACMS Apex」を分散配置することで、アプリケーション間のデータ連携を実現します。また様々なアプリケーションによる一連の業務処理をジョブフローとして定義・可視化することができ、業務システムを跨る処理でもファイル転送を意識することなく業務処理の組み立てが可能です。

2.情報セキュリティ標準に準拠した安全性
クレジットカード会社を中心に金融業界での採用が進むセキュリティ標準:PCI DSS(※1)に準拠し、保管データやプロセス間通信はすべて暗号化されます。保管データは閲覧権限がある運用者のみが参照可能なため、情報漏えいを防止します。

3.事業継続のための可用性
データ連携対象の各業務システムを統合管理する管理サーバの障害時に代替サーバへ自動的に切替えを行うソフトウェアクラスタ機能や2つの拠点間でデータ同期を行うDR(Disaster Recovery)機能により災害時の事業の継続性を支援します。

4.無停止での柔軟なシステム拡張
オンライン中のマイグレーション機能によりサービス全体を停止することなくモジュールの導入・入替が可能なため、システムの拡張や機能追加が容易で24時間365日無停止でのサービス提供が可能になります。

5.互換性
既存製品であるACMSシリーズ(ACMS E2XとACMS B2B)との互換性を保持し、環境定義やデータ変換定義もそのまま移行・利用することができます。

6.テナント管理機能によるリソース共有と独立した運用性、連動性
単一の「ACMS Apex」上に複数の企業やサービス用のデータ連携基盤を構築でき、各基盤が持つリソースの共有させることができます。また複数の「ACMS Apex」で構築されたデータ連携基盤を連動させることができます。これらにより独立性と統合運用を確保することで、投資・運用コストを削減することができます。





【ACMS Apexの基本構造と機能】



[画像1: リンク ]

【画面イメージ】
[画像2: リンク ]



以上

(※1)PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)は、 クレジットカード情報および取引情報を保護するために策定された、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準
◆特徴や主要機能に記載の内容には、実装予定の機能も含まれています。詳細はお問い合わせください。

◆WEBページ
リンク

【販売について】
・販売・出荷開始:2016年6月30日
・販売経路:DALのビジネス・パートナー73社(リンク)を通じて販売
・販売価格(予定):60万円~(基本機能)

【主な適用領域】
・大手企業の基幹システムでのデータ連携基盤
・サービス事業でのデータ連携基盤
・サービス利用でのデータ連携基盤
・EDIシステム基盤

DALのビジネス・パートナーでもあるTIS株式会社は、SaaS型EDIサービス:TEDIOS-IIに「ACMS Apex」を採用しサービスを開始する予定です。

■TIS株式会社様からのエンドースメント
TIS株式会社は、株式会社データ・アプリケーションによる「ACMS Apex」の発表を心より歓迎いたします。
TISは、ACMS Apexのβテストから参加し、新SaaS型EDIサービスTEDIOS-IIに必要な要件である無停止メンテナンス、PCI DSS対応、リアルタイムデータ連携機能、インターネットEDI対応を満たしていることを確信しました。ACMS Apexは、弊社が推進するセキュアで高可用性をもつSaaS型EDIサービスTEDIOS-IIのビジネスを強力に牽引するソリューションです。
TISは、株式会社データ・アプリケーション様との協業をさらに深めるとともに、進化するEDI/データ連携環境に対応しビジネスを拡大してまいります。


TIS株式会社
プラットフォームサービス本部
プラットフォームサービス事業部長
執行役員 阿久津 晃昭

【株式会社データ・アプリケーション(DAL)について】
DALは、1992年に最初のUNIX向けの製品をリリースして以来、EDI(電子データ交換)を中心にシステム連携分野において信頼性の高いパッケージソフトウェアを自社開発し、国産ソフトウェアベンダとしてEDIパッケージ市場でリーダーシップを確立。2007年4月にジャスダックに上場しました(JASDAQ:3848)。
DALの「ACMS(Advanced Communication Management System)シリーズ」は、国内73社のビジネス・パートナーを経由して販売され、すでに1800社8000サイトを越える企業のミッションクリティカルなシステムで稼働しています。ACMSシリーズは、基幹システムと連携したB2B環境を容易に構築できるB2Bサーバ「ACMS B2B」をはじめ、企業内外のデータ連携を行うB2Bインテグレーション・サーバ「ACMS E2X」など、システム規模・接続ニーズに応じた製品ラインアップを揃えています。また、システム連携では不可欠なデータのフォーマットや文字コードの変換・加工を行うデータ ハンドリング プラットフォーム「RACCOON」を2014年3月から提供しています。

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※DAL, ACMS, AnyTran, E2X, WebFramer, RACCOONは、株式会社データ・アプリケーションの日本および海外での商標ならびに登録商標です。
※本文中に記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です。

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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