アウンコンサルティング発表 2014年のSEO動向総括、2015年の予測~Googleが行うSEOに対する施策動向と予測~

アウンコンサルティング株式会社(東証マザーズ:2459、本社:東京都文京区、代表取締役:信太明、以下アウンコンサルティング)は、東京、沖縄、台湾、香港、タイ、シンガポール、韓国のアジア7拠点で、SEM(検索エンジンマーケティング)サービス、インターネット広告、ソーシャルメディアなどのグローバルマーケティングを展開しています。また、SEOをアジアでいち早く事業化させており、SEO事業を開始して2014年で16期目を迎えています。そしてこのたび、2014年におけるSEOの動向と、アウンコンサルティングが予測する2015年の動向を発表いたします。


■2014年のSEO動向総括
 SEOはGoogleの検索エンジンが決めるアルゴリズムに対する施策ですが、そのアルゴリズムは刻々と変化、進化を遂げており、Googleがユーザーに対してより最適な情報提供したいという意図が表れています。
2014年は、世間を騒がせるような大きなアルゴリズムの変更は特段ありませんでしたが、それでも多くの目新しい動きがあり、特に“モバイル”に関連した変更が挙げられます。スマートフォンでサイトを閲覧した際、ユーザー視点で最適ではないサイトに対して、Googleは検索結果上の表現に手を加えています。また、スマートデバイス(スマートフォンやタブレット等)や、ウェアラブル端末が出てきている昨今、Googleは様々なデバイスに対する施策を今後も進めていくのではないかと予測できます。

<2014年の主な出来事>
・Author Rank(オーサーランク)の終了
 キーワードを検索した際、コンテンツの権威を示す、Googleのアルゴリズムの一つです。しかし、2014年夏に廃止が発表されました。
・ハミングバード
 Googleのアルゴリズムの一つで、キーワード単体ではなく文章構成で評価されることを示しています。例えば、「りんごを買う」という検索キーワードで、従来は「りんご」「買う」を含むサイトが優先して表示されていました。しかし、ハミングバード導入以降は「りんごを買う」という文章全体が考慮され、検索結果に反映されるようになりました。
・SNSに対する評価
 Facebookの「いいね」の数やTwitterのフォロワー数等は、検索順位に影響を与えることはないとGoogleは正式に発表しました。
・SSL認証(https)
 データを暗号化して通信することで、セキュリティ面の向上が期待できます。Googleは、SSL認証をランキングシグナルに利用すると明言しています。今のところ検索クエリ1%未満の影響と軽微なようです。

2014年、大きな変動はなかったと上述しましたが、ここ2、3年で、Googleは不正なサイトに対して大きく規制を加えてきました(ここで述べる不正なサイトとは、SEO目的のために作られたサイトや、そのサイトからリンクを受けているサイト等を指します。)。
この動きは2011年秋頃から本格化し、2012年、2013年と大きくアルゴリズムのアップデートが行われてきました。規制の内容としては、前述した不正なサイトに対し警告メールを送る(警告に従わない場合は順位を下げる等のペナルティを課す<手動対応>)という直接的なものや、品質の低いリンクを貼っているサイトの順位を下げる<ペンギンアップデート>、質の低いコンテンツがある場合順位を下げる<パンダアップデート>等が挙げられます。
2014年はある程度これらの精査が進み、専門家以外の人も啓蒙がなされた段階に入ったと言えるのではないでしょうか。Googleはインターネットユーザーに対して最適な検索結果を提供したいという思いから、単にSEO目的だけのサイトや不正な外部リンクを貼っているサイトを、排除する動きがあることを世間に示してきたと言えます。


2014年各月の動向については、以下の表をご覧ください。







■2015年の予測
<スマートフォンへのSEO施策>
“スマートフォン”に対しては、更に施策が進むのではないかと考えています。現在、世界中でスマートフォンのシェアは日々拡大を続けています。Googleはこの傾向を考慮し、今後も“モバイル”つまりスマートフォンに対し何らかの施策をするのではないかと予測できます。例えば、サイトがスマートフォンに対応しているか確認できる「モバイルフレンドリー」というGoogleが提供しているサービスを、検索順位を決定する要素としてGoogleは実験的に施策を行っている現状も踏まえ、今後スマートフォンに対する施策が、より増加する傾向にあると予測しています。
また、実際にGoogleは、
・Flashの使用
・スマートフォンサイトへの適正なリダイレクト方式に対応していない
・スマートフォン向けサイトへの最適化をしていない
以上のものに対して規制を加えると明言しています。
 人々がスマートフォンでインターネットを簡単に利用できる昨今、PCとスマートフォンの差別化が進んでいくのではないかと考えられるため、スマートフォンに向けの施策を行うことが必要不可欠だと考えます。

<コンテンツの重要性>
パンダアップデートに代表されるようにGoogleの方針として他者のコンテンツをコピーし、あたかも自分のコンテンツとして成り立たせているサイトやページ、オリジナリティに欠ける低品質なサイトやページへの対策を一層強化しています。
また、業界的にはコンテンツマーケティング元年ともいわれ、Googleもコンテンツの重要性を説いてきた1年でした。"コンテンツマーケティング"という言葉が過剰に捉えられ、あたかもGoogleの評価基準が変わった(リンクからコンテンツへ)ように受け止め、SEOのためだけのコンテンツ作成等を取り組まれる動きも一部見受けられたようでしたが、Googleの本質は変わっていません。ユーザーにとって価値ある体験の提供、つまり“コンテンツの重要性”は昔から説いています。
決してSEOのためだけではなく、ユーザー視点で価値があるコンテンツ、オリジナリティがあるコンテンツの充実を心がけていくことで、本質的なサイト、コンテンツ価値の向上に繋がると考えます。

<2015年に向けて>
2015年もこれまで同様、Googleは引き続き、ユーザーの検索体験を円滑にする施策を進めていくことは間違いないでしょう。2011年からの大きな動き(手動対応、ペンギンアップデート、パンダアップデート等)が比較的知れ渡った2014年。2015年は引き続き、ペンギンアップデート、パンダアップデート、モバイル施策がありつつ、新しい指標となるアルゴリズムの模索段階に入るのではないでしょうか。
一方で、Googleが考える検索サービスと、各企業のSEO担当者様が考えるSEOは、合致しないことが多くあります(例:施策の即効性、決裁者への理解等)。当社では、今後もGoogleへの理解、SEOへの理解を深め、本質的なSEOを追及しながらも、お客様のニーズに応えられるサービスを提供出来る様に心掛けて参ります。



■アウンコンサルティング:グローバルマーケティングのご紹介
アウンコンサルティングでは、SEO(検索エンジン最適化)、PPC(検索連動型広告)、ソーシャルメディア、スマートフォン広告などのグローバルマーケティングサービスを、日本語だけではなく、外国語も対象に行っています。現在48の国と地域にサービス実績があり、英語、中国語(簡体字、繁体字)、タイ語やその他の外国語にも幅広く対応しています。また、台湾、香港、タイ、シンガポール、韓国の海外5拠点を生かし、アジアの現地情報やグローバルインターネットマーケティングにおけるナレッジも蓄積しております。グローバルマーケティングについて、また、現地情報の収集の際にも是非ご相談ください。

【グローバルマーケティングのサービス概要】
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【調査主旨】 
アウンコンサルティング発表 2014年のSEO動向総括、2015年の予測
【調査要綱】
・ 調査機関:アウンコンサルティング調べ
・ プレスリリース本文中に出てくる各社サービス名称は、各社の登録商標または商標です。
・ 本プレスリリースをご掲載される場合、『アウンコンサルティング調べ』とご記載の上、弊社までご連絡をお願いいたします。


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アウンコンサルティング株式会社
[事業内容] 
東京、沖縄、台湾、香港、タイ、シンガポール、韓国のアジア7拠点で、SEO、PPC(リスティング広告)、ソーシャルメディア、リサーチなどのグローバルマーケティング事業を展開
[設立]   1998年6月8日
[本社]   東京都文京区後楽1-1-7 グラスシティ後楽2F
[代表者] 代表取締役 信太明
[資本金]  341,136千円 (2014年8月末現在) 
[URL]  リンク
[沿革] 1998年6月 千葉県松戸市で設立 
1998年9月 福島県福島市へ本社移転 
1999年10月 SEOコンサルティングを開始 
2001年1月 東京営業所を東京都文京区に開設 
2002年11月 PPC(リスティング)広告を販売開始 
2002年4月 東京都文京区に本社移転
2005年11月 東京証券取引所マザーズ市場上場
2006年12月 沖縄支店を沖縄県那覇市に開設 
2008年4月 タイ・バンコクに現地法人設立 
2010年6月 台湾・台北に現地法人設立 
2010年9月 香港、韓国・ソウルに現地法人設立 
2010年11月 シンガポールに現地法人設立 

[プレスリリースに関するお問合せ] 
広報担当 千代田 TEL:03-5803-2739 /MAIL:pr@auncon.co.jp(ただし、@は半角)



本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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