OKI、環境性能を強化したドットインパクトプリンタの戦略商品を欧米とアジアで発売

OKIグループのプリンタ事業会社OKIデータ(社長:杉本晴重、本社:東京都港区)は、このたび、環境性能を強化し、かつ印字速度やインクリボン寿命など実用性能を大きく向上させた、ドットインパクトプリンタ(注1)の新商品「MICROLINE(マイクロライン)600シリーズ」を、欧米とアジアで今月より出荷開始します。以後世界各地で販売を広げ、グローバル市場で年間2万台の販売を目指します。


「MICROLINE600シリーズ」は、官公庁、金融、教育、小売、医療、輸送、自動車など幅広い業界の用途に対応する、中速ドットインパクトプリンタ分野での新商品です。OKIグループで初めてバイオマスプラスティックを一部部品に採用したほか、独自開発した「Green ASIC IP」の搭載によりスリープ時の消費電力を従来機種より85%削減し1.5Wにするなど、高い環境性能を実現しています。


また、新開発の印字ヘッドは、従来高価な高速機にのみ使われていた高速印字技術を採用し、従来機種より23%向上した毎秒700文字という高水準の印字速度を実現しています。インクリボンの寿命は、従来機種の3倍以上になる13百万文字に、複写能力もオプションのトッププルトラクタの使用で17%アップの7枚に、それぞれ向上しました。このほか、様々な使用場所に対応できるよう、前面給紙を追加し多彩な用紙ルートを装備しました。


世界のドットインパクトプリンタの市場は全体的には縮小傾向にあるものの、基幹業務における複写紙や連続帳票への印字需要は今後も堅調に推移すると予測されています。また、2013年度には300万台(注2)のドットインパクトプリンタ市場規模の中で、中速商品市場は80万台と見込まれ、新商品はこれらの市場の要求に応える機能と価格を備えています。


弊社の中速ドットインパクトプリンタは、2010年に先進国でシェア50%獲得するなど、業務用プリンタユーザの高い信頼と支持を得ています。今後は、とくに成長が見込まれる新興国市場への販売を強化し、年間60万台ある新興国中速ドットインパクトプリンタ市場において、2013年までにシェア30%獲得を目指します。


(注1)ドットインパクトプリンタ:IDC定義によるシリアルドットマトリックスプリンタ
(注2)出典:IDC Worldwide Quarterly Hardcopy Peripherals Tracker, Q2 2010


概要: 沖電気工業株式会社
OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 リンク


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OKI広報部 田中
電話:03-5403-1247
e-mail:press@oki.com

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