テクノロジー企業成長率ランキング第7回「アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」発表

1位は台湾企業の ILI Technology Corp.が受賞
―売上高成長率 93,758%、アジア太平洋地域における過去最高を記録
―上位5社の平均成長率でも30,038%と過去最高の結果に



デロイト トウシュ トーマツ(以下DTT)(本部:ニューヨーク)は11日、アジア太平洋地域のTMT業界(Technology, Media & Telecommunications)における過去3年間の収益(売上高)成長率からなる成長企業500社のランキング、第7回「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」を発表した。

トップは主に携帯電話やPDA向けのドライバICの開発、販売を手がける台湾企業のILI Technology Corp.で、売上高成長率93,758%とアジア太平洋地域のランキング史上で最高の記録となった。

ランキングの発表・授賞式は11日香港で開催され、日本企業も交え13カ国から250名を超える出席者で活気に満ち、国を越えた受賞企業同士のネットワーキングの場となった。


※参加国:オーストラリア、中国(香港・マカオを含む)、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、ニュージーランド、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム



<デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500の上位10社>
順位        企業名                   所在地  成長率  
1位 ?ILI Technology Corp.                 台湾   93,758%
2位 Jetion Holdings Limited                中国   34,706%
3位 Beijing 100e Science & Technology Co., Ltd.    中国    8,429%
4位 Beijing LETV Mobile Media & Technology Co., Ltd. 中国    8,331%
5位 T3 Entertainment Co., Ltd.              韓国    4,966%
6位 Modern Cell & Tissue Technologies Inc.       韓国    4,917%
7位 ReneSola Ltd.                     中国    4,793%
8位 Shenzhen Launch Digital Technology Co., Ltd.   中国    3,680%
9位 AirMedia Group Inc.                  中国    3,130%
10位 CHIPSIP Technology Co., Ltd.            台湾    2,868%

■Fast500ランキングは、www.deloitte.com/fast500asiapac/ よりご覧いただけます。



<2008年度ランキングより>
・本年度の500社全体の平均成長率は過去最高となる707%(昨年比167%増)で、上位5社の平均成長率も前年の倍以上におよぶ30,038%という好結果。国別のランクイン数を見ると、台湾が112社で最多であった。
・ランキングを業種別にみると、ソフトウェア分野から139社、半導体分野から127社、ネットワーキング・コミュニケーション分野から85社がランクインした。
・中国の飛躍 - 上位10社のうち、6社を中国企業が占め、本年度の高成長率を牽引する役割を果たした。
中国経済は、輸出主導の沿岸部の製造メーカーには成長鈍化が見られるが、内需は引き続き高成長を実現しており 、受賞企業の多くは、インターネットやモバイルをベースとした国内向けサービスや、太陽電池等の省エネルギーや環境対応技術といった成長分野から輩出されている。



<CEO調査結果について>
「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」プログラムの一環として、受賞企業の各CEOに現在直面しているビジネス上の諸課題を調査(2008年9月実施)。その結果、次のことが明らかになった(以下、抜粋)。

・世界的な金融危機にもかかわらず、86%以上のCEOが「今後12カ月の成長率を維持していく自信は大いにある」と回答している。
・「成長への脅威は、資本調達の制限、デフレ圧力、金利上昇などの経済的圧力だと考える」と35%のCEOが回答している(昨年15%)。
・約50%のCEOが「今後12カ月間で、26%以上の増員を計画している」と回答している。
・世界経済の減速の中で、67%のCEOが「今後成長の見込めるアジア太平洋地域市場に注力する」と回答している。
・44%のCEOが「世界経済の減速による市場の停滞は経営戦略に大きな影響はない」と回答している。
・「これまでの投資計画は金融市場の状況に影響されない」と65%のCEOが回答している。



<デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500を受賞した日本企業49社>
日本からは49社がランクイン。最上位は売上高成長率1,053%を達成したウェルネット株式会社(コンビニや銀行窓口などを通じた代金回収サービス)の42位、その他、ビックタウン株式会社(EC・モバイルに特化したインターネット広告代理店)が877%で56位、株式会社アイアンドエーエス(インターネット上でオンライン会計・給与計算システム等のASPサービス)が846%で59位を獲得した。



<デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500>
「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」は、アジア太平洋地域のテクノロジー・メディア・テレコミュニケーション業界における企業の売上高成長率によるランキングを発表するもの。主な対象業界はソフトウェア、インターネット、 コンピュータ(周辺機器も含む)、ライフサイエンス、コミュニケーション、セミコンダクター(部品・機器含む)。直近3年間の売上高成長率を対象とする。
DTTの「テクノロジー Fast500」プログラムは、すでに1995年から北米で実施しており、ヨーロッパ、アジア太平洋地域においても最も急速に成長している企業500社の努力を讃え、成長中のテクノロジー企業の知名度を世界に高める支援を目的に、2002年から開始した。

■「アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」の詳細はwww.deloitte.com/fast500asiapac/ よりご覧いただけます。

【ご参考】第14回北米地域テクノロジーFast500 ランキングより www.fast500.com/
     第8回EMEA地域テクノロジーFast500 ランキングより www.fast500europe.com/


<デロイト トウシュ トーマツ とは>
Deloitte(デロイト)は監査、税務、コンサルティングおよびファイナンシャル アドバイザリーサービスをさまざまな業種の上場・非上場クライアントに提供しています。全世界140ヵ国にわたるメンバーファームのネットワークで、ワールドクラスの品質と地域に対する深い専門知識により、いかなる場所でもクライアントの発展を支援しています。デロイトの165,000人におよぶ人材は“standard of excellence”となることを目指し、“誠実性”、“卓越した価値の提供”、“相互信頼”、“文化的多様性”といった価値観を共通するカルチャーで結ばれています。継続的な知識習得、チャレンジングな経験、豊富なキャリア形成の機会といった環境を生かしながら、Deloitteのプロフェッショナルは企業責任(CSR)を強化し、社会からの信頼を築き、各々の地域社会に貢献していきます。


<監査法人トーマツ とは>
監査法人トーマツはデロイト トウシュ トーマツ(スイスの法令に基づく連合組織体)のメンバーファームで、監査、マネジメントコンサルティング、株式公開支援、ファイナンシャル アドバイザリーサービス等を提供する日本で最大級の会計事務所のひとつです。国内約40都市に2,000名以上の公認会計士を含む約5,000名の専門家を擁し、大規模多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています。詳細は監査法人トーマツWebサイト(www.tohmatsu.co.jp)をご覧ください。


<内容に関する報道機関からのお問い合わせ先>

◆監査法人トーマツ 広報室 
担当:百瀬 旬 Tel: 03-3457-1573
E-mail: jun.momose@tohmatsu.co.jp

◆監査法人トーマツ テクノロジー Fast50 Fast500 日本事務局
担当:鈴木 拓 Tel: 03-6213-1234
E-mail: fast50@tohmatsu.co.jp

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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