Cisco、Nuova Systemsの残りの株式を取得する意向を表明

Cisco(NASDAQ: CSCO) は本日、サンノゼに本社を置く、データセンター市場向けの次世代製品を中心とする新進企業、Nuova Systemsの残りの20%の株式を取得する意向を発表しました。

Ciscoはまた本日、Nuova社により開発された初の製品として「Cisco Nexus 5000」シリーズも発表しました。このCisco Nexus 5000は複数のデータセンター用ネットワーキング・プロトコルとソフトウェア・インテリジェンスに対応し、それによりユニファイド・ファブリック機能を提供する10 Gigabit Ethernetの「トップオブラック」型スイッチです。(別途リリースをご覧ください)

CiscoはこれまでにNuova社に対して7,000万ドルを投資すると共に80%の株式を取得し、同社はCiscoが過半数の株式を保有する子会社として運営されてきました。Ciscoは2006年8月にNuova社に対する最初の投資を発表し、また2007年4月には契約への修正を発表し、開発の対象範囲拡大、資金提供のコミットメント増額、および支出額上限の6億7,800万ドルまでの引き上げを行いました。

このNuova社の買収は成功ベースとなっており、総額は3期の計測期間における同社製品の売上を主として決定されます。第1期目の計測期間は2010会計年度の初期、第2期目は2010会計年度の後期、および第3期目は2011会計年度半ばに開始されます。

Ciscoの投資とNuova社が子会社であることにより、両社は技術の共有、製品の進化、および市場による革新的なデータセンター技術の受け入れを通じてCisco Nexus 5000の開発に積極的に協力することができました。この結果としてCisco Nexus 5000は最近発表されたCisco Nexus 7000シリーズのスイッチと共通の製品アーキテクチャ、オペレーティング システム、およびその他のソフトウェア・インテリジェンスを持ち、両方の製品の間には完全な相互運用性が実現されています。

Cisco Nexus 7000は、最大1秒あたり15テラビットにまで拡張可能な業界をリードする性能を持つ、10 Gigabit Ethernetネットワーク向けに設計されたデータセンター・クラスのモジュール構造を持つスイッチング・システムとして社内で開発されました。

CiscoのCorporate Development and Consumer and Small Business Group担当バイスプレジデント、ネッド・フーパー(Ned Hooper)は次のように述べています。

「今日の市場において成功を収め、ビジネス戦略の遂行を通じて鍵となる市場の動向を捉えるため、Ciscoは社内R&D、業界における提携、および企業開発活動を組み合わせて推進しています。データセンターに関する当社のビジョンを支えるための活動は、さまざまな意味においてこの『Build, Buy, Partner』イノベーションの実際の活動の好例です。」

Nuova社はエド・バグニオン(Ed Bugnion)、ルカ・カフィエロ(Luca Cafiero)、プレム・ジェイン(Prem Jain)、ソニ・ジャンダニ(Soni Jiandani)、トム・リオン(Tom Lyon)、およびマリオ・マゾーラ(Mario Mazzola)により設立されました。バグニオンはVMware社の元共同創立者であり、リオンはIpsilion Networks社を設立しました。カフィエロ、ジェイン、ジャンダニ、およびマゾーラはすべてCiscoの元エグゼクティブです。6名の創立者とサンノゼおよびオレゴン州ビーバートンの約200名の従業員はCiscoに加わり、データセンター関連のプロジェクトに引き続き携わります。

Nuova社はカフィエロ、ジェイン、およびマゾーラが率いる独立した事業部門として運営され、この3名はすべてCiscoのジョン・チェンバース(John Chambers)CEO兼会長に直属します。

また開発に関するCiscoの優先順位との整合性をとるため、ジェインはトニー・ベイツ(Tony Bates)、マーチン・デビアー(Marthin DeBeer)、キャシー・ヒル(Kathy Hill)、ネッド・フーパー(Ned Hooper)、パンカジ・パテル(Pankaj Patel)、ドン・プロクター(Don Proctor)、マニー・リヴェロ(Manny Rivelo)、およびジェイシュリー・ウラル(Jayshree Ullal)から構成されるCiscoのDevelopment Organizationの9番目のメンバーとして任命されました。

Nuova Systemsの社長兼CEOであるマゾーラは次のように述べています。

「Ciscoが何十年にもわたって構築してきたスイッチングのイノベーションとノウハウは、Data Center 3.0によって定義された次世代のネットワーク中心的なデータセンターというビジョンの推進役となる準備を整えています。Nuovaチームはデータセンターの統合と仮想化を可能にし、またお客様による従来のデータセンターへの投資を保護する製品と技術を通じ、このビジョンの実現に大きな貢献をなすものと期待しています。」

この買収はCiscoの2008会計年度第4四半期に締結を予定しています。これはCiscoにとっては126番目、2008会計年度としては5番目となる買収です。

詳細について

本日の発表に関する詳細と資料については リンク のプレスキットをご覧ください。

本日発表されたCisco Nexus 5000シリーズの詳細と資料については リンク をご覧ください。


概要: シスコシステムズ

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