アクテル、プログラマブル・ロジック・デバイス向け業界初の4x4ミリのパッケージを出荷へ

業界で消費電力が最も低いIGLOO FPGAが最小パッケージに収納され携帯機器に活用される

アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区)は本日、5μW(マイクロワット)と低消費電力の IGLOOフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)をプログラマブル・ロジック・デバイス用としては業界最小の4x4ミリのパッケージ(ボールピッチ0.4ミリ)に収納して出荷するとの発表をおこないました。

これまでも8x8ミリと5x5ミリの小型パッケージで出荷していましたが、アクテルは更に小型化を進め、競合するプログラマブル・ロジック・デバイスと比べ、集積度を4倍に高め、I/O数を3倍に増やし、サイズの36%縮小を実現しました。とうもろこしの粒よりも小さなIGLOO FPGAは、スマートフォン、ポータブル・メディア・プレイヤー、セキュアなモバイル通信機器、リモートセンサー、セキュリティ・カメラ、携帯医療機器など、省電力が必要でスペースに制約がある携帯機器向けに理想的なソリューションです。


アクテルの社長 兼 最高経営責任者、John Eastのコメント
「今日の設計者が、携帯アプリケーションを成功させるには、小さなパッケージに収納した消費電力が非常に少ないデバイス、電力を最適化した設計ツール、無償のIPソリューションが必要です。アクテルは、これらに対応した新技術を実用化してPLD業界に新しい標準を確立します。アクテルは、携帯機器の設計者が直面する課題、とりわけ電力効率と電力管理に必要な無償の技術への対応を進めて参ります。電力に関することならアクテルだ、と言われることを目指しています」


30,000ゲートのIGLOO AGL030が4x4ミリのパッケージに収納して最初に出荷されるデバイスとなります。IGLOO FPGAは、競合製品と比べ、スタティック電力が200分の1と驚くほど少なく、電池寿命が10倍以上になります。アクテルはまた、ピン互換性のある 8x8ミリと5x5ミリのパッケージに収納した機能豊富なIGLOOファミリーも提供し、パッケージ間の移行を可能にします。4x4ミリのデバイスは内部フラッシュメモリ、66本のユーザI/O、192個相当のマクロセルを備えます。IGLOOは、SRAMとレジスタの状態を保持しながら、クロックを停止し、I/Oを既知の状態で維持して、消費電力を劇的に削減するアクテルの革新的なFlash*Freezeモードをサポートします。IGLOOは1個のピンのコントロールの下でFlash*Freezeモードへの移行とそこからの復帰が1マイクロ秒以内で可能で、迅速かつ容易にシステム電力を劇的に削減します。


価格と出荷時期
4x4ミリのパッケージに収納したIGLOO AGL030は12月にサンプル出荷を開始予定です。量産品は2008年第1四半期に出荷開始予定です。価格と入手時期について詳しくはアクテルの正規代理店にお問い合わせ下さい。


アクテルについて
アクテルの革新的なFPGAであるプログラマブル・システム・チップ・ソリューションは、チップ・レベル、システム・レベル双方の電力消費を削減し、電力効率に優れた設計を実現します。アクテル(ACTL)はNasdaq National Marketに上場しています。詳しい情報はウェブサイト(jp.actel.com)をご覧下さい。

用語解説

※ Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。

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