冬のボーナス商戦、庶民の懐具合は厳しく、財布の紐はまだまだ固い ~消費者の購買行動にも変化、ボーナス払いも今は昔!?~

詳細結果: http://kakaku.com/research/

株式会社カカクコムが運営する価格比較サイト「価格.com(リンク)」が実施したユーザーへの意識調査「価格.comリサーチ」より、第11回調査『冬のボーナス2007 ―あなたはどう使う?―』から一部抜粋の上、ご案内します。
日本経団連が発表した2007年冬の大手企業のボーナス妥結状況は、平均89万7,341円と前年比0.63%の微増、一方で民間調査機関5社による、サラリーマンの冬のボーナス予測は前年比0.8%減の43万円と、大手企業と中小企業の間でボーナス支給金額の格差が広がっている状況が明らかになっています。
そこで価格.comでは、ユーザーに対し2007年夏のボーナスに関する第6回調査に引き続き、冬のボーナスについても、「いくらもらえそうか?」「何にどのくらい使うのか?」といった消費意識について、サイト上でアンケート調査を行いました。夏のボーナスに関する結果との比較も行っています。
<調査期間:2007年11月12日~2007年11月18日、回答数:1,869人、男女比率:男87.2% 女12.8%>
参考:11月20日(火)日本経済新聞 
    リンク
   社団法人日本経済団体連合会 集計結果「2007年年末賞与・一時金大手企業業種別妥結状況」
    リンク

■総評 鎌田剛 カカクコム メディアクリエイティブ部 部長
一般的に冬のボーナスは、夏のボーナスより増える傾向にあるが、2007年冬に関しては全体的に前年とほぼ変化なし、あるいは「やや減少」というような状況だ。大手企業のボーナス支給予想額は昨年より微増という結果が出た一方で、中小企業も含めたサラリーマンへの調査では減少という予測が出ている。
ボーナスの使い道については、夏の調査とほぼ同じ傾向を見せ、「貯金」「ローン返済」の2項目でほぼ半数を占めた。このほか、「生活費」「子供の教育費」などの必要経費を除くと、ボーナスでもらったお金のうち自由に使える分は2割程度にしかならない。ボーナス支給予想額の平均が62.3万円であることを考えると、自由に使えるお金は10万円~15万円程度。一般のサラリーマン家庭の台所事情は、結構厳しいといえる。
購入したい商品の上位は、「液晶テレビ」「洋服・ファッション関連」で、次いで「DVDレコーダー」となった。液晶テレビやDVDレコーダーは、ここ数年で大きく価格が下落しており、液晶テレビでも32型クラスなら15万円程度で十分購入できる。そうした価格的な値ごろ感もあり、これらの製品の人気が高まっていると思われる。逆に、パソコン関連製品は軒並み不調で、特にデスクトップパソコンやPCパーツの下落傾向は激しい。また、ここ数年人気の上位を行っていた「コンパクトデジカメ」も、夏の時期に比べても大きくポイントを下げており、ボーナス商戦は各社とも苦戦が予想される。
全体的に見ると、「今年の冬のボーナス商戦も庶民の懐具合はなかなか厳しく、財布の紐はまだまだ固い」と言わざるを得ない状況にあるといえるだろう。


※フリーアンサーを含む詳細結果、および過去のリサーチアーカイブは以下URLをご参照下さい
リンク

【お問い合わせ先】
株式会社カカクコム 広報担当  甲斐 内山
e-mail: pr@kakaku.com Tel:03-5805-7511

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]