今後数年間は、携帯端末のストレージではハードディスクドライブに小さいが注目に値するビジネスチャンスがあるだろう。しかし、携帯電話ではフラッシュメモリが独占し続けるだろうと、米国調査会社パークスアソシエイツ社の調査レポート「携帯機器向け記憶装置市場の将来性:分析と予測 - Storage Opportunities for Handheld Devices: Analysis and Forecasts」は報告する。この調査レポートによれば、2007年の携帯電話の99%がフラッシュメモリを搭載し、2012年末には96%になるだろう。この小さな減少は、新しく携帯デバイスへのハードディスクドライブの搭載がすすむことによるものである。
「フラッシュメモリの長所である不揮発性、高速読取り、衝撃耐性によって、携帯電話、MP3プレーヤー、デジタルカメラなどの携帯型デバイスへの搭載が進んだ。しかし、今後しばらくはHDDにもいくらかのビジネスチャンスがある」とパークスアソシエイツ社のアナリストChris Roden氏は語る。
この調査レポートは、早期購入者、早期多数派などの消費者セグメントが、ハードディスクドライブによるより大容量のストレージ製品群を求めるだろうと指摘している。これらは、モバイル愛好者、モバイルワーカー、音楽愛好者、ビデオ愛好者を含む。
「これらの消費者は、より大きいストレージ容量を必要とし、携帯型デバイスにおける1ギガバイトあたりの価格が安いHDDメモリのビジネスチャンスを開拓するだろう」と、Roden氏は言う。
この携帯機器向けの記憶装置に関する調査レポートは、今後数年間の技術と市場牽引要因について記載している。携帯電話、スマートフォン、ポータブルメディアプレーヤ、その他の携帯型プラットフォームに対する消費者のマルチメディアコンテンツの要求と、ストレージメディアメーカーの製品設計やメディアサービスに対する影響を分析し、ストレージメディア製品の市場潜在力を定量化している。
[調査レポート]
携帯機器向け記憶装置市場の将来性:分析と予測
Storage Opportunities for Handheld Devices: Analysis and Forecasts
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