従来のレコード音楽ビジネスモデルが終焉

英国調査会社インフォーマテレコムズ&メディア社は、「Universal Music Group (UMG)」がレコード音楽の分野で勢力を拡大していると報告する。

2007年9月6日
英国調査会社インフォーマT&M社のニューズレター「Music & Copyright」によれば、「Universal Music Group (UMG)」がレコード音楽の分野で勢力を拡大しているとのことである。同社は、2006年に始めて1位の座についてから、物理メディアとデジタル音楽の両方の市場でトップ企業である。

UMGは、レコード音楽著作権から発生する収益の分野においてもトップである。前回の調査でも、物理メディアの販売高は下落を続けており、近い将来、レコード会社にとってライセンシングや関連する権利関連の収益と取扱い手数料収益は、重要な収益源となるだろう。

インフォーマT&M社のニューズレター「Music & Copyright」の編集者であるPhil Hardy氏は、「レコード会社は既に、レコード音楽からの収入だけでなく、ツアーやグッズなどの副収入をも含めた、アーチストとのより包括的な契約を行うようになっている。UMGのデジタルシェアは、物理メディアとデジタル市場シェアを併せたより大きかったが、総収入シェアは27.5%でさらに大きかった。これは、UMGが物理メディア/デジタル両方の市場での優位を利用して、ツアーやグッズなどのシンクロセールスや、直接的なライセンス契約などでさらに高い収益を上げようとしていることを示している」と語る。

インフォーマT&M社の主席アナリストSimon Dyson氏は、「EMIは、物理メディアとデジタルの合計シェアが減少する唯一のメジャー企業であった。さらに同社の全体収益は、シェアの落ち込みより悪かった。この主な理由は、米国の業績が悪かったことである」と付け加えた。


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