有料や広告つきのインターネットビデオが好調で、2012年にはオンライン視聴者総数は約10億に接近

米国の調査会社ABIリサーチは、今後5年間に広告付きや有料のブロードバンドビデオの消費は大幅に増加すると予測している。

米国ニューヨーク州、2007年7月11日
米国調査会社のABIリサーチの調査レポート「ブロードバンドビデオとインターネットTV:有料、広告支援の配信ネットワークとブロードバンドビデオのバックエンドサービス分析」によれば、ユーザーが直接またはサードパーティー経由の配信チャネルからコンテンツにアクセスする方法が増加し、今後5年間に広告付きや有料のブロードバンドビデオの消費は大幅に増加する。新たな配信モデルのサービス範囲が拡大し、インターネットビデオ全体の視聴者数は、現在の約3億から2012年までにほぼ10億に増加する。この結果、新しい収益モデルと進化した収益モデルによる需要が生まれ、今後数年で数10億ドル規模の市場が生まれる。

「誰がビデオオンラインの料金を払うかは、既存のモデルにおいて誰が支払っているかが大きな決定要因になる」と調査取締役のMichael Wolf氏は言う。「ゴールデンタイムのコンテンツを所有する放送テレビは、コンテンツがオンラインに移行するため、広告が大きな収益獲得方法になると予測される。家庭のテレビ画面に新たに配信される映画コンテンツは、大部分が視聴者が支払う料金で支えられている。プレミアム広告を大幅に増加させる手段として、YouTube等のサイトやソーシャルネットワーキングのサイトでオンラインユーザーが作成したコンテンツの利用が増え、ユーザー生成コンテンツは広告による支援で視聴されることになるだろう。」

新たな独立系放送番組ネットワークのサービス範囲拡大と、Joost等のビデオのスーパーポータルサイト、MySpace等の名の知れたサイトによって、広告支援によるビデオのユーザー数は急増するだろう。

「消費者向けハードウェアプラットフォームによって、有料ビデオに容易にアクセス可能なエンドツーエンド環境が実現するため、iTunes等におけるサイトで有料ビデオの導入は増えるとABIリサーチは考えている。インターネット接続したハードウェアプラットフォームが増加すれば、今後数年で、テレビに直接インターネットビデオをダウンロードするモデルが実行可能となる」とWolf氏は言う。

ABIリサーチは、市場が大きく成長して、コンテンツ管理、出版業、CDNサービスなどのバックエンドサービスが実現すると考えている。Brightcove等の新興のブロードバンドビデオASPは、包括的なホスティングソフトウェアソリューションだけでなく、自社広告との抱き合わせ広告や独立系放送番組ネットワークを提供している。さらに、BitTorrentやSwarmcast等の、ネットワークを強化したオーバーレイプレーヤーは、他の経済的な配信方法を提案しており、その結果、従来のCDNを分散型サーバーベースのキャッシングを超えたモデルに移行する動きが生まれている。

ABIリサーチの調査レポート「ブロードバンドビデオとインターネットTV:有料、広告支援の配信ネットワークとブロードバンドビデオのバックエンドサービス分析」は、消費者によるインターネットビデオ導入、BBV ASPのバックエンド許可サービスプロバイダ、CDN、広告ネットワーク市場を含むオンラインビデオ市場のさまざまな局面を調査している。また、オンラインビデオの異なるビジネスモデルを調査している。この調査レポートは、「デジタルメディア年間リサーチサービス」、「ホームネットワーキング年間リサーチサービス」、「マルチチャンネルビデオ年間リサーチサービス」の一環として提供されている。

◆調査レポート
ブロードバンドビデオとインターネットTV:有料、広告支援の配信ネットワークとブロードバンドビデオのバックエンドサービス分析
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◆米国 ABI リサーチについて
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