メディア情報開発「超並列JavaバッチフレームワークParallel Frame」とウイングアークの帳票ツール「SVF」が連携

レガシー To オープンマーケットに向けたソリューションを共同提供 ~~大規模ホスト帳票資産をJavaに移行するトータルソリューション~~

 メディア情報開発株式会社(以下メディア情報開発 東京都港区、代表取締役社長 山田隆信)とウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下ウイングアーク テクノロジーズ、東京都港区 代表取締役社長 内野弘幸)は、レガシー To オープンを指向するプロジェクトにおける基幹系帳票システムの再構築分野にむけたソリューションを提供することになりましたのでお知らせします。

 メディア情報開発が開発した超並列パラレルグリッドJavaバッチフレームワーク「Parallel Frame」(以下、Parallel Frame)と、オープン環境における帳票分野で高い実績を持つウイングアーク テクノロジーズの「Super Visual Formade(※注1)」(以下、SVF)との連携により、汎用機上で複雑に処理運用されていた大規模帳票システムを、Java技術を基盤環境としたオープンシステム上で稼動する帳票SOA(※注2)システムへと完璧にマイグレーションすることが可能になります。

■帳票マイグレーションの現状と課題(背景)
 レガシー To オープンの手法に関しては、現行の言語(例えばCOBOLなど)のソースコードをオープンシステム上で稼動する同一言語に半ば機械的にコンバート・再利用することによって、汎用機からの脱却を図る「リホスト」が最も低コストであることは広く知られていますが、ブラックボックス化した既存のロジックとしての負の遺産を引継ぐことと、技術的には新オープンシステムにおける基盤言語がJ2EE/Javaであるのにも関わらず、帳票バッチ系の言語がCOBOLなどであることによって、メンテナンス技術(要員)の重複が発生したり、SOAなど次世代技術への展開に障壁がある為、問題先送り的な手段として敬遠されていました。
しかし一方で、汎用機で稼動する帳票システムは、COBOL言語などの手続き型の言語によるバッチプログラムを中心に開発されている為、Javaなどのオブジェクト指向系言語のシステムへと移行もしくは新規開発しようとした場合、設計手法のみならず実装段階での難易度の高さに起因した開発コストや品質の問題が大きな障壁となっていました。

■協業ソリューションの詳細
 Parallel Frameは、COBOL言語などによるバッチプログラムの設計ノウハウとして広く定着している「構造化設計手法」とJava技術のメリットを融合させたノンプログラム指向のJavaバッチフレームワークであることが大きな特徴となっています。
設計フェーズでは構造化設計手法を用いて従来通り設計し、実装段階では専用の開発フレームワーク上で自動的にパターン展開されたロジック構造に対して、ノンプログラミングを指向しながら部品を差し込んでいくパターンフレームワークとなっており、高い生産性と品質でマイグレーションを行なうことができます。
更に、専用の解析ツールを利用してCOBOLなどのソースコードやJCLから、使われていないプログラムの棚卸しや、データの波及遡及分析、最新のジョブフローやファイルレイアウト図の自動作成機能などで設計品質を高めると共に、開発完了後にプログラム仕様書を自動的に生成する機能をも実現しています。
パフォーマンス面での特徴として、Parallel Frameでは超並列グリッドアーキテクチャを採用しており、大型汎用機以上の高速バッチ処理を実現することが可能になりました。
SVFとの連携によって、Parallel Frameによるバッチ処理で作成された帳票用のデータをSVFが受け取り、高性能のオープン系プリンタによるセンター集中印刷、Webベースの拠点バッチ印刷、取引先へのFAX出力、軽量PDF出力、CSV出力、TIFF出力、メール配信、電子保存システム連携など、それぞれの業務の用途に合わせた拡張性に優れた帳票出力ソリューションを提供できるようになります。
 メディア情報開発では、製品、サポート、導入支援、トレーニング等のサービス提供だけではなく、中国大連にある100%子会社での集中マイグレーション作業による圧倒的低コストでのプロジェクト受託も請負っています。

*セミナーのご案内 :「レガシーマイグレーションの最前線」
サン・マイクロシステムズ株式会社主催、
メディア情報開発、ウイングアーク テクノロジーズ、その他 協賛
詳細 ⇒ リンク

注1:SVFとは
製造、流通、金融、サービスなどの各業態、大手上場企業や官公庁、大手SI企業などおよそ13,000社に導入実績があり、業務システムの再構築で課題となる帳票分野のシステム開発を短期構築し、開発工数の効率化を実現する。

注2:帳票SOAとは
帳票システムの生産性と資産を継承しつつ、SOAの進化に沿うかたちで全社帳票機能を「帳票サービス」として提供するコンセプト。帳票機能の一元化により業務帳票の運用の効率化をはかる。

◆メディア情報開発株式会社について (リンク
メディア情報開発株式会社は、Java テクノロジを基盤にした先進的な技術を持つ IT ベンチャーとして、革新的なプロダクトの開発に取り組むと同時に、プログラムの開発工程を独自のソフトウェア開発プロセスとして統合し、「開発生産性」「システム品質」「運用保守性」の向上を極限まで追及しています。

代表者 :代表取締役社長 山田隆信
設 立 :平成 7 年 2月7日
資本金 :1億9千560万円
本 社 :大阪市淀川区西中島 5-9-5 NLC新大阪ビル7F
・東京オフィス:東京都港区芝3-6-9 芝公園プラザビル5F
・シリコンバレーオフィス: Market Street,Suite649 San Jose, CA 95113 USA
・関連会社:大連媒迪軟件開発有限公司(中国大連100%子会社)

◆ウイングアーク テクノロジーズについて  (リンク
「Form&Data」のウイングアーク テクノロジーズは、大手SI企業や企業の情報システム部門が取り組むシステム開発と現場業務の効率化をはかるため、「帳票、レポート、ドキュメント」の分野に特化したツール・ミドルウエア製品、サポート、導入支援、トレーニング等のサービスを提供します。とくに、情報システムに共通する「データ」のINとOUTに対して、業務に見やすい「フォーム」を使ったユーザインターフェイスによって、ソフトウエアの組み合わせによる短期システム構築と、わかりやすい業務の運用を実現しています。

代表者 :内野 弘幸
設 立 :2004年3月
資本金 :1億円
本 社 :〒108-0075 東京都港区港南1-8-15 Wビル14F
TEL:03-6710-1700(代表) FAX:03-6710-1701

<製品に関するお問合せ先>
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社  
〒108-0075 東京都港区港南1-8-15 Wビル14F
TEL:03-6710-1700  FAX:03-6710-1701  
E-mail:tsales@wingarc.co.jp

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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