ウルシステムズ、ソニーのWeb2.0新サービス「eyeVio(アイビオ)」を構築  

~インターネットを使った新事業立ち上げを新しい手法で包括的に支援~

ウルシステムズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:漆原 茂、以下 ウルシステムズ)はこのたび、ソニー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中鉢 良治、以下 ソニー)のインターネットを使った新しい映像共有サービス「eyeVio(アイビオ)」(注1)を構築したことを発表します。Web2.0技術を全面的に採用し、独自の開発方法論で企画から構築まで包括的に支援し短期間での事業立ち上げを可能にしました。「アイビオ」は平成19年4月27日から一般消費者向けにサービスを開始します。

昨今、Web2.0と呼ばれる技術革新により様々な新サービスが生み出されています。企業が情報を一方的に発信するだけでなく、消費者が作成した情報を発信するユーザー参加型の新しい情報化社会が形成されつつあります。このような環境の下、ソニーは自社製品とインターネットの融合を見据え、Web2.0技術を使った新サービスの立ち上げに着手しました。今回、特に映像の多様な可能性と自社製品の相乗効果を狙い、映像共有サービス「アイビオ」の構築を決断しました。

ユーザーに広く受け入れられる新しいインターネットサービスを立ち上げるためには、ビジネスのアイデアをすばやくシステム化できる設計力、少人数かつ短期間でユーザーのフィードバックを反映しながら作り上げていく柔軟性のある新しい開発方法論、企画・設計からデザイン・開発に至る工程を網羅できるチーム体制が必要不可欠です。そこで、上流設計や先端技術の導入・短期開発体制の整備で定評のあるウルシステムズがパートナーとして選ばれました。



ウルシステムズは以下の工夫により、「アイビオ」構築プロジェクトを成功に導きました。

・Ajax(注2)やマッシュアップ(注3)などのWeb2.0技術を活用
・Webでありながらユーザーがリビングでテレビを見るときと同じように簡単かつ連続的な映像視聴を可能にしました。
・ビジネスとシステムのギャップを埋める独自の開発方法論をWeb2.0技術に適用
・2週間に1回リリースする反復開発の手法と要件を動的に管理するツールを用い、ユーザーからのフィードバックやビジネスアイデアを迅速に反映しました。
・パートナーとの連携による最適なチーム体制づくり

UI設計、デザインなどは株式会社シンク(本社:東京都港区、代表取締役 森 祐治)、実装は株式会社ギガプライズ(本社:東京都中央区、代表取締役 下津 弘享)と連携し、全体をウルシステムズが統括することで少数のクロスファンクションチーム体制を整備し、効率よくプロジェクトを遂行しました。



「アイビオ」は、一般の動画ネットメディアとしての機能に加え、他社のサービスとは違う以下のような新しい機能をユーザーに提供します。

・一つのテーマの複数のビデオを連続的に再生することのできる「チャンネル」
・自由に公開範囲を設定することが可能な「プライベートシェアリング機能」
・インターネットを経由して、家電やゲーム機などの携帯型ビデオ再生ツールで直接ビデオをダウンロードできる「ビデオダウンロード」


今回の発表に際しソニー株式会社 コーポレートディベロップメント部 ネットメディア開発室 チーフプロデューサー本間毅氏は次のように述べています。「ソニーのネットメディア戦略の中で、今回の新サービス“eyeVio(アイビオ)”は非常に重要な意味を持っています。ウルシステムズさんは、当社と同じ視線で真剣に新サービスの実現について考え、チームの一員として機能してくれました。本プロジェクトを少人数で統括し、短期間で新サービスを実現に導いてくれたウルシステムズさんのコミュニケーション力と技術力に、今後も期待しています。」

ウルシステムズは、今回のWeb2.0技術を使った新しい開発方法論をパートナーと共に展開し、今後も先進的なインターネットサービス立ち上げに広く貢献していきます。

このプレスリリースの付帯情報

「eyeVio(アイビオ)」(http://eyevio.jp/) チャンネル再生画面

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

(注1)「eyeVio(アイビオ)」(リンク) 

(注2)「Ajax(エイジャックス)」
Asynchronous JavaScript + XMLの略。通信メッセージにXMLを使い、JavaScriptを使ってサーバーと非同期に通信をするための技術。Ajax技術を使うことにより、Google Mapsのように地図をマウスによる簡単な操作で自在にスクロールし閲覧できるような、これまでのWebアプリケーションでは考えられなかった使いやすいユーザー・インタフェースを実現できる。

(注3)「マッシュアップ」
既存のサービスやコンテンツを融合して新たな価値を生み出すサービスを創造する事。「アイビオ」は、動画のアップロードやチャンネル情報の取得等の機能を他のサービスから収集・融合して使える機能として提供している。

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