2014年までに18億ドルに達するモバイルオペレータのUMTS Long Term Evolution Networks投資額

米国調査会社ABIリサーチの調査レポートは、LTEの世界市場を調査し、基地局(BTS)の設置、増設、設備投資を含む2014年までの市場を予測している。

2007年2月28日
3G技術のLong Term Evolution (LTE)は、2007年の第3四半期に予定されている3GPP規格であるRel-8の恩恵をうけるだろう。この規格化がきっかけとなって、コンポーネントとシステムの開発が進み、モバイルデバイスに100 Mbpsのダウンロード速度が提供されるだろう。米国調査会社ABIリサーチの調査レポート「UMTS Long Term Evolution」は、ネットワークオペレータはLTEのインフラに、2014年までに合計約18億ドルの投資を行うとしている。この結果、運営費の削減とIPサービスという新しい収益源により、多額の利益が生じるだろう。

「LTEは他のブロードバンド無線技術と競い合っている。ネットワークオペレータを説得するためには、技術と経済的利点を明示する必要がある」とABIリサーチのアナリストIan Cox氏は言う。「WiMAXはLTEよりも2年リードしているが、現在の3G技術と後方互換性がない。LTEはUMTSと後方互換性があるだけでなく、CDMAネットワークのアップグレードに使われるだろう。だが、業界は5MHz帯域幅で同様のパフォーマンスを提供するHSPA+にも取り組んでいる。周波数を追加しなければ、オペレータは難しい選択を迫られる。」

「また業界では、新規格の知的財産権の問題を避けるための話を進めている。市場をリードするオペレータは次世代モバイルネットワークを設置して、公平に闘える場を確保している」とCox氏は言う。

LTEによるユーザーの利点は、SIP対応のネットワーク上でVoIPを含むブロードバンドサービスを受けられることだとCox氏は言う。すべてのサービスはIPベースとなり、高速データ転送速度と待ち時間の短縮が実現し、オンラインゲーミングは固定ネットワークと匹敵するモバイルネットワークデータ速度で提供される。

ベンダの利点は、減少する3G収益に代わる新市場の開発ができる。オペレータは、簡単なアーキテクチャのIPネットワークによって、運営費を削減して収益を伸ばすことができる。

ABIリサーチの調査レポート「UMTS Long Term Evolution」はLTEの世界市場を調査している。基地局(BTS)の設置、増設、設備投資を含む2014年までの市場を予測している。この調査レポートは3つの年間リサーチサービス、「モバイルオペレータ年間リサーチサービス」、「無線インフラ年間リサーチサービス」「モバイルブロードバンド年間リサーチサービス」の一環として提供されている。


◆調査レポート
UMTS Long Term Evolution:HSPA+、LTEと4Gネットワークの将来
UMTS Long Term Evolution:HSPA+, LTE, and the Road to 4G Networks
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◆米国ABIリサーチについて
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