鹿児島県庁にWebコミュニケーションシステムを納入

~行政と県民の双方向コミュニケーションを活性化~

エンプレックス株式会社 2007年02月20日 10時00分

NTT西日本、NEC、エンプレックスが鹿児島県庁にCMSとCRMからなるWebコミュニケーションシステムを納入
Webやメールを活用した県民と行政の双方向コミュニケーションを活性化

西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:森下 俊三、以下NTT西日本)と日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:矢野 薫、以下 NEC)、エンプレックス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:沢登 秀明、以下エンプレックス)は、鹿児島県庁に対し、Webやメールを活用することで行政と県民との双方向コミュニケーションを活性化させるWebコミュニケーションシステムを納入致しました。

本システムは、ホームページを庁内共通で効率的に運営・管理するコンテンツマネジメントシステム(Content Management System、以下CMS)と、メールマガジンやアンケートによる県民とのやり取りを一元管理するCRM(Customer Relationship Management)システムで構成され、システムの共通基盤には、NECのUNIVERGEアプリケーションパートナ(注1)であるエンプレックス社製パッケージソフトウエア「eMplex CRM」の「eMplex CMS」(CMS)・「eMplex EM」(CRMシステム)を採用し、システム構築をNTT西日本・NECが共同で行いました。

鹿児島県庁は本システムの導入により、(1)ホームページの画面レイアウト・ナビゲーションを統一することで、県民への情報提供サービス機能を向上させ、(2)メールマガジン・アンケートの活用により、行政と県民の双方向コミュニケーションを活性化し、県民の行政参加意識を高め、県民の声を活かした県政を実現致します。さらに、(3)約140の担当課による迅速で正確なホームページ運営体制を整備、コンテンツ更新頻度を大幅に向上し、現在は1日あたり約50件の新たな情報が追加・更新されています。またWebサイト全体の構成を統一して利便性向上を実現するとともに、コンテンツ作成工数およびWeb公開に至る期間を大幅に短縮し、県民と県内外関係機関へのタイムリーな情報発信を実現致します。

本システムの特長は、以下のとおりです。

1.統一感のあるホームページへ刷新し、アクセス数が増加
・「ユーザーが探しやすい項目」を軸にしたページ構成に見直しを実施。全ページ共通でコンテンツ作成テンプレートを利用することにより、画面のレイアウトやナビゲーションが統一され、県民が必要とする情報に素早くアクセスできる。PHSを含む携帯端末からのアクセスにも対応し、いつでもどこでも県庁ホームページの閲覧が可能。デザイン性の向上、アクセス方法の拡充により、アクセス数も順調に増加している。

2.メールマガジン・アンケートの活用により、行政と県民の双方向コミュニケーションを活性化
・ホームページ上にアンケートページを追加。メールマガジン「かごしまふぁんネット」による行政から県民への情報発信に加え、アンケートに回答することにより、県民から行政への情報発信も可能になり、双方向によるコミュニケーションが活性化される。アンケート機能は「知事へのたより」をはじめ、「県政モニター」等にも利用される予定。自動集計されるアンケート回収結果は、設問別および回答者属性などのグループ別に分析も可能になるため、より民意を反映した県政の実現に向けた環境が整った。
3.コンテンツ作成工数をとWeb公開に至る期間を大幅に短縮
・「eMplex CMS」のコンテンツ作成機能により、迅速かつ正確なホームページの更新が可能。従来担当課ごとにバラバラだったWebサイト構成を一元化し、アクセシビリティを大幅に向上する一方、約140課の担当者によるコンテンツ作成が可能になり、更新頻度が飛躍的に上がっている。また、「eMplex EM」のメール配信機能により、メールマガジン配信対象者の選定から文章の作成、配信設定までを一度に操作することができる。また、新システムでは各課責任者・広報課などによるコンテンツ承認フローや、従来広報課が手作業で更新していた「新着情報」の自動生成などにより、公開までのプロセスを大幅に削減し、コンテンツ作成からWeb公開に至る期間も大幅に短縮する。
コンテンツ作成工数の削減、承認フローの短縮により、県民にタイムリーに情報発信を行うことができる。

昨今、自治体ホームページは県内外に公開すべき情報量が急増し、災害情報や財政状況など担当課ごとに専門知識を活かしたより詳細な情報をタイムリーに公開する体制が求められています。さらに、工業標準化法(注2)や総務省が策定した「みんなの公共サイト運用モデル」により、レイアウトやナビゲーションなど、ページに関する共通ルールの徹底が義務づけられています。一方で、鹿児島県庁でも、ホームページのコンテンツ管理が複雑化し、管理工数の増加やコンテンツの統一感の維持が課題となっておりました。このたび構築したシステムは、こうした状況に対応するものであります。

市民を主体としたサービス提供を強化する「行政CRM(Citizen Relationship Management)」への取り組みが全国で加速しています。3社は、このたびのシステム構築実績を活かし、地方自治体向けに市民と行政を結ぶWebコミュニケーションシステムを積極的に提案してまいります。

■鹿児島県様のコメント総務部広報課・井手上様、竹下様
「モバイルとPC」「Webコンテンツ管理とメールマガジン」すべてが一体化していること、またフロントとバックエンドのデータベースが別構成になっていることを重要視しました。新システムでは、従来の課題だった「(現場に)知識がない=作れない、全体の統一感がない、情報管理ができない」点を解決し、各担当課職員が自主的・積極的にサイト訪問者とのWebコミュニケーションを図っています。

■本事例の詳細 リンク
■鹿児島県が採用したeMplex CRM製品
eMplex CMS リンク
eMplex EM リンク

■エンプレックス株式会社について
エンプレックス株式会社は、ECサイト、Web、メール、コールセンター、フェイスtoフェイスなど、あらゆるチャネルにおいて企業や自治体とお客様との「関係」を最適化する、統合CRMパッケージ「eMplex CRM」を提供しております。「eMplex CRM」による自治体向けソリューションは、Word/Excelレベルの知識で誰でも扱える操作性、PC/携帯や多言語サイトへの対応、承認ワークフロー、RSS、会員属性に応じたOne to Oneコミュニケーションや多彩なアンケート機能、お問合せ対応など、行政CRMに求められるあらゆる機能を標準装備している点が評価され、市川市、小田原市ほか多数の地方自治体でご活用いただいています。
URL:リンク

【本件に関するお客様からの問合せ先】
西日本電信電話株式会社 鹿児島支店ソリューション営業部 森尾
電話(099)-227-9566
E-mail:morio@kagoshima.west.ntt.co.jp

NEC UNIVERGEソリューション推進本部 CRMソリューション推進部 斎藤
電話:(03)6405-0273
E-mail:webcrm@crm.jp.nec.com

エンプレックス株式会社 営業本部 河本
電話:(03)5568-7331
E-mail: info@emplex.co.jp


【本件に関する報道関係からの問合せ先】
西日本電信電話株式会社 鹿児島支店地域ふれあい推進室 大久保
電話:(099)227-9636  
E-mail:ookubo@kagoshima.west.ntt.co.jp

日本電気株式会社 コーポレートコミュニケーション部 村崎
電話:(03)3798-6511
E-mail:r-murasaki@bp.jp.nec.com

エンプレックス株式会社 コーポレートコミュニケーション部 清水
電話:(03)5568-7331
E-mail: info@emplex.co.jp

用語解説

(注1)パートナー企業の製品(ハード、ソフト)・サービスとNECの製品群を統合ソリューションとして創出し、コラボレーション型のマーケティング活動を目指す制度。
(注2)2004年6月22日に制定されたWebコンテンツアクセシビリティガイドライン。ユーザーが公平、かつすばやく情報へアクセスするためのホームページアクセシビリティ向上を目指したもので、「文字サイズは相対指定で設定すること」、「画像には<Alt>タグで説明をつけること」、「音声自動読み上げ機能に対応する」などの配慮が必要とされている。

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