ニューヨーク、2006年12月4日
米国調査会社ABIリサーチの調査レポート「WLANセキュリティをリードするのは誰か?」とWi-Fi年間リサーチサービスで提供している「ABI Vendor Matrix」によれば、無線LANベンダは独自のソリューションでセキュリティのすき間を埋めており、そのソリューションはローミング、ロードバランシング、管理等の分野の主要な規格を待ちきれない企業顧客にとって必須アイテムである。また、企業は緊密に統合された侵入検出とサイト計画機能を待ち望んでいる。
ABIリサーチの副社長兼調査取締役のStan Schatt 氏は「ABI Vendor Matrixによる評価では、Ciscoは非常に高度な無線LAN向けセキュリティをターゲットとしており、技術革新で最高点を獲得している。2位はBluesocketである。TrapezeとArubaは導入で最高点を獲得し、これらの製品の実際のセキュリティを測定している。これらの競合企業とそれに追随する企業には大きな格差がある。このレースで勝利を収めるのは、Identity Driven Network(IDN)に取り組んでいるHewlett-Packardだろう」と言う。
この調査レポートの補足データを提供する「ABI Vendor Matrix」は、同市場のベンダのポジショニングを分かりやすく解説している。ベンダを重要な要素である技術革新と導入を基準に査定している。また、主に認証、エンドポイントのセキュリティ、管理、サイトプランニング、展望、可用性、パートナーシップ、認証、侵入検出、製品統合、価格等を基準にして分析している。
ABIリサーチ調査レポート「WLANセキュリティをリードするのは誰か?」は、IEEE 802.11iでは補えないセキュリティの大きなすき間を調査し、ベンダがどのように独自の高度なセキュリティ機能によって製品の差別化を計っているかを明示している。またセキュリティのすき間を埋めるためにはパートナー企業が重要であると強調し、ベンダがこれらの重要なセキュリティ機能を堅く統合するうえでの失敗と成功を査定している。この調査レポートは非常に広範なデータを提供し、多くの企業顧客にとって重要なWLANの購入基準になり得る。
この調査レポートは、「Wi-Fi年間リサーチサービス」の一環として提供されている。この年間リサーチサービスには、調査レポート、「Research Briefs」、「Market Data」、オンラインデータベース、「ABI Vendor Matrix」、「ABI Insights」、アナリストへの質問時間が含まれる。
◆調査レポート
WLANセキュリティをリードするのは誰か?:ベンダのサービスとボジショニングの比較評価
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