通信ケーブル用管路内からのガス漏洩をWebで管理する「ガス漏洩監視システム」を開発、現在実証実験中

日本コムシス株式会社(以下 日本コムシス、大崎本社:東京都品川区東五反田、代表取締役社長:島田 博文)は、地下ケーブルにガスを送るボンベの残圧を、遠隔地から24時間監視する「ガス漏洩監視システム」を開発しました。

通常、老朽化などにより通信ケーブルに水が入り込んでしまうと、通信が途絶えるだけでなく、修復にも多くの時間を要します。そのような現象を未然に防ぐために、管路内のケーブルに一定のガスを送り、そのガス圧で水の浸入を防ぐ方法が採用されています。「ガス漏洩監視システム」は、その際に使用するガスボンベの残量を遠隔地で管理し、ボンベの交換時期を予測したり、一定の残量よりガスが少なくなった場合、もしくは突発的な事故によりガス圧が低下した場合などに自動的に管理者にeメールで連絡するシステムです。

これまでガスボンベの点検は、各担当者が定期的に巡回し、残圧の状況を確認していました。「ガス漏洩監視システム」では監視センターでガスボンベの残量状況を一元管理することが可能になるため、点検のための人員および時間の削減など、作業効率の改善を図ることができます。また、監視装置はソーラーシステムによる自家発電であるため、電源が不要で、データ伝送もパケット通信を使用しているため、低コストでの運用が実現できます。

同システムは、現在、実証実験を行なっており、今年度中にコムシスの新サービスとして提供開始する計画です。今後も日本コムシスではこれまでに培ったIT技術やさまざまなノウハウを活用して、新しい技術の開発を積極的に推進していきます。

(参考)
日本コムシス株式会社:
日本コムシスは、日本電信電話公社(現、日本電信電話株式会社)の通信設備の建設業務を目的に1951年に設立しました。2003年9月29日、同社は、サンワコムシスエンジニアリング株式会社(旧三和エレック)および東日本システム建設株式会社を含めた通信建設業界初の共同持株会社「コムシスホールディングス株式会社」を設立し、同一の株主の下に統合しました。日本コムシスでは、通信インフラの設備工事における実績と高度な技術力を基に業界のリーディングカンパニーとしてその地位を確立しています。特に、IT事業(2002年3月、システムインテグレータ認定)は、顧客のニーズに対応したソフトウェアの開発、およびシステムインテグレーション、ネットワークインテグレーションサービスなど、下流のネットワーク事業から上流のアプリケーション開発までを行う『ワンストップソリューション』を、大手企業だけでなく、商品/サービスの低価格化、スピード化を図り中堅規模の企業もターゲットに提供しています。

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