メモリ認定プログラム『 R.S.T. Certification Program 』の発表

PCに搭載されるメモリの動作検証を行い品質を証明するためのプログラム「R.S.T. Certification Program」を発表いたしました。

このプログラムは米Ultra-X社と当社が共同で行う世界標準のメモリ認定プログラムであり、北米やヨーロッパ地域に先駆けて、高い品質が要求される日本市場からスタートいたします。 株式会社アドテックの「ADR3200D/ADR2700D/ADR2700Eシリーズ」、株式会社アイ・オー・データ機器の「D3200/D2-4200シリーズ」が認定をすでに取得しており、本日よりエプソンダイレクト株式会社が新たに参加いたします。

■要求の背景
大容量かつ高速化するPCのメモリ環境はますます複雑化し、確実に動作するメモリが求められています。 各メーカは独自の検査装置を用いて動作確認を行い、品質の維持に努めておりますが、それぞれに検査基準が異なるために、商品を選択するユーザが品質を基準に比較することは、容易ではありません。 また、メモリがモジュール単体で検査を行われているために、マザーボードとの組み合わせで発生する、いわゆる “相性問題” も発見が困難であり、購入するユーザ側の大きなリスクとなっています。

当社が長年にわたり培ったメモリの診断技術を集大成したR.S.T. Pro2 (Ram Stress Test Professional 2) は、業界内外で高いご評価をいただいており、この技術を応用しメモリの品質証明を一定の基準で行うことは、ユーザのみならずメーカや販売店にもメリットがあります。


■テストの概要
当社のメモリ診断ツールR.S.T. Pro2を応用したR.S.T. Certification Program (Memory認定プログラム) を利用して検査を行い、メモリモジュールの動作をバリデーション(妥当性検証)します。

メモリ認定プログラムには、用途や目的に応じて4種類の検査クラスを用意しており、検査を対象とするモジュールの数により、2つの規格となり、合わせて8種類の認定マークがあります。

認定プログラムを用いて検査を行う設備に対しても、目的とする品質を維持することが可能な設備かどうか、認定員による監査が必要となっており、メモリモジュールがさまざまな面から品質を守られているということを、ロゴマークによってお客様に証明します。

■クラスと規格
「R.S.T. Certification Program」 が行うメモリ検査のレベルは、目的により複数のクラスに分かれます。 クラスNから、A、B、Sと4種類あり、クラスSが一番強いテストになります。 クラスが高い程、強力な検査レベルとなり、問題を発見する能力が高くなりますが、テスト時間はより多く必要となります。

 規格にはロット検査で品質を証明するCertifiedと、全数検査のPassedの2種類があります。

【Certified】
スペック上、正しく動作することを証明します。 ロットよりサンプルを抜き出し、そのサンプルに
対して検査を行います。 合格したロットにのみ「CERTIFIEDロゴ」を表示する事ができます。

【Passed】
全てのモジュールの検査を行い、そのメモリモジュールが検査に合格したことを証明します。 
検査に合格したモジュールにのみ「PASSEDロゴ」を表示する事ができます。

■品質を証明するためのロゴマーク
各クラスの検査に合格したメモリモジュールには、当社所定のマーク(R.S.T.ロゴ)を表示することができます。このマークは業界標準規格のメモリテストに合格した事を証明するものであり、メモリモジュールの品質と動作をお客様に証明することができます。

用語解説

『R.S.T. Pro2について』
R.S.T. Pro2 (Ram Stress Test Professional 2) は、DDR Memoryを推進するTeam DDRのValidation Programに採用されている業界標準Memory検査ツールの一つ、R.S.T.をさらに進化させたMemory専用の検査ツールです。R.S.T. Pro2は、セルフ・ブート・テクノロジを採用した独自OSを搭載しており、CPUメーカ、Memoryメーカ、PCメーカとの協業により、市場で発生したエラーMemoryから、数学的ロジックでは発見できない様々な診断アルゴリズムを開発し、DDR2をはじめとした各種Memoryの規格に対応した強力な診断アルゴリズムを備えています。

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