米国ニュージャージー州ベッドミンスター発: AT&Tは本日(米国20日)、日本、中国、およびギリシャに2,100カ所以上のWiFiホットスポットを新たに追加し、ヨーロッパとアジアの一部の航空機内からWiFi接続を利用できるようにしたと発表しました。これにより、海外出張中のビジネスマンはいつでも自社の企業ネットワークに接続できるようになります。AT&Tはこのほか、米国内のリモートワーカー向けにモバイル接続を提供することも発表しました。
これらの新機能は、企業向けのリモート・サービス分野で最新の機能強化となります。リモート・サービスは、遠隔地から社員が柔軟かつ安全に自社のネットワークへアクセスできるようにすることを目的としています。
AT&Tプロダクト・マネジメント担当グループ・エグゼクティブのマイク・アンティエリ(Mike Antieri)は次のように述べています。
「お客様は、いつ、どこからでも自社のネットワークにアクセスしたいというニーズを持っています。自社のネットワークにいつでも接続できるようにするための選択肢を広げることは、お客様の生産性の向上、協業の強化、および全社での効率改善につながります。」
AT&Tは、セキュア/マネージド・ブロードバンド・ネットワーク・サービスの大手プロバイダー、ゴーリモート・インターネット・コミュニケーションズ社(GoRemote Internet Communications, Inc.)との協力関係を通じて、中国移動通信(China Mobile)の1,330以上にのぼるホットスポットでのローミングを実現します。
また、日本ではヤフー!BB(Yahooブロードバンド)を介して800以上のホットスポットへのアクセスが可能です。ギリシャではフォースネット(FORTHnet)を介した40のホットスポットへのアクセスが可能となります。
現在、AT&TのWiFiおよびWired Ethernetのサービスエリアは、米国に7,629拠点、その他の国々に6,118拠点と、世界42カ国の主要ビジネス拠点に置かれた1万3,000のホットスポットで構成されています。今年末までに、この数は1万6,000以上となる予定です。
AT&Tはまた、お客様に「機内インターネット(Hotspots in the sky)」へのアクセスを提供するためコネクション・バイ・ボーイング(Connexion by Boeing)と契約を結びました。これによりAT&Tのお客様は既存のアカウントを使用して、機内からリアルタイムでインターネット・アクセスをセキュアに利用することが可能になります。また、サービスの料金は一括して支払うことができます。コネクション・バイ・ボーイングは、民間および政府の専用機の操縦士だけでなく民間航空会社やその乗客に対しても、高速ワイヤレス・インターネット・データ/エンターテイメント接続サービスを提供しています。
コネクション・バイ・ボーイングは、ヨーロッパおよびアジアでの複数の航空会社のさまざまな路線で提供されています。AT&Tのお客様がこのサービスを利用できるようになるのは、来年第1四半期の予定です。
さらにAT&Tは本日、新しいモバイル接続サービスも発表しました。このサービスによってリモートワーカーは、米国の多数の大手携帯電話会社に対応したPCカードを使用して、自社のネットワークにログオンできるようになります。
これらの新しい機能および拠点はすべて、AT&Tのネットワーク接続マネージャーに統合されています。AT&Tは接続マネージャーの強化を図り、次に挙げる新たな「インテリジェント接続」機能を搭載しました。
・あらゆる種類の固定または携帯の利用可能な接続を動的に検出、構成、および実行する自動接続機能。この機能では、1回の接続手順でさまざまな種類の接続が試行されます(ブロードバンドから始めて、Wi-Fi、ワイヤレス/セルラー、ダイヤル接続の順に試行するなど)。
・対象範囲内にあるすべてのWiFiおよびモバイル・ネットワークの動的検出。いったんワイヤレス・ネットワークが選択されると、ユーザーのネットワークカードが正しい接続設定で自動的に構成されます。
・AT&Tに対応していないものも含む、さまざまな種類のネットワークの自動検出。
・シンプルなユーザー・ログイン機能の拡張。家庭用ブロードバンド接続、企業向けワイヤレスLAN、モバイル/セルラー・データ・ネットワークなど、その他の普及型ネットワークにも対応します。
・IPSec VPN接続のAES暗号化。これにより、リモート接続のセキュリティがさらに強化されます。
これらの新しいサービスおよびリモート・アクセス機能すべての詳細については、www.business.att.com/をご覧ください。
AT&Tについて
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