SPSS、「SPSS」、「Amos」の新バージョン出荷開始

「SPSS」は「PES」、「Dimensions」との連携を実現、企業データを効率よく有効活用 「AMOS」は統計オプションの追加により複雑な情報を明確に表示可能に

エス・ピー・エス・エス株式会社 2006年09月26日 13時00分

 Predictive Analyticsを提唱するエス・ピー・エス・エス株式会社
(以下、SPSS Japan)は、統計解析ソフトの新バージョン「SPSS 15.0J
for Windows クライアント版」(SPSS 15.0J)、共分散構造分析
(SEM:構造方程式モデリング)ソフト「Amos」の新バージョン「Amos
7.0(日本語対応版)」の出荷を12月20日から開始することになりまし
たので、お知らせします。「SPSS 15.0J」は、新機能「SPSS Adapter
for SPSS Predictive Enterprise Services」が付加され、グラフィッ
ク機能、新たにPDFが加わった出力機能、他のアプリケーションやデー
タベースとの連携やデータの表示方法のカスタマイズ、素早く、より柔
軟なデータ管理をサポートする機能が強化されます。同日リリースの
「Amos 7.0」は、ベイズ推定をベースに拡張された統計オプションが追
加されています。
 標準価格(税込み)は、「SPSS 15.0J」のSPSS Base System単体が一般
企業向け176,400円、教育機関向け102,900円、アップグレード価格(税
込み)は「SPSS 14.0 for Windowsクライアント版」が一般企業向け
52,500円から、教育機関向けは30,450円から、「Amos 7.0(日本語対応
版)」は、一般企業向け134,400円、教育機関向け102,900円、アップグ
レード価格(税込み)は「Amos 6.0(日本語対応版)」が一般企業向け
39,900円、教育機関向け30,450円となっています。また、今回は、新
バージョンの出荷を開始するに当たり、「先行予約キャンペーン」を実
施します。9月26日から12月20日までの期間に2製品(いずれか)を予約
すると20%引きで購入でき、SPSSオリジナルカレンダーがプレゼントさ
れます。
 販売計画は、SPSSの直販とビジネスパートナーの販売により、2製品
あわせて初年度25億円の売上を計画しています。

 「SPSS 15.0J」の新機能である「SPSS Adapter for SPSS Predictive
Enterprise Services」は、SPSS Serverを改良し、「SPSS Predictive
Enterprise Services」のデータを活用できるようにした機能です。
「SPSS Predictive Enterprise Services」は、ビジネスプロセスの中
の分析業務をより効率的に管理するためのソリューションであり、この
新機能を使用することで、より効率よく、かつ、ムラなく全社的にデー
タを利用できるようになります。
 強化された機能は、グラフィック機能、出力機能。ビジュアルグラフ
作成インターフェースである図表ビルダーに追加された2重Y軸グラフな
どの新しいグラフ形式により、複雑な情報を明確に表示できるようにな
りました。また、新たに加わった出力形式であるPDFでレポートが出力
できるようになり、より多くのユーザーとレポートを共有できます。ま
た、データ管理、アクセス管理機能が強化され、EFMソリューション
「Dimensions」のDimensions Data Modelとのインポートおよびエクス
ポートが可能になっています。
 このほか、「SPSS 15.0J」は、「SPSS Base System」とアドインオプ
ションで構成されますが、これまで「SPSS Advanced Models」だけに搭
載されていた順序回帰分析 (PLUM)を「SPSS Base System」にも搭載、
「SPSS Base System」で2つ以上のカテゴリから順序データを正確に予
測することが可能になり、アドインオプションも機能強化(製品概要ご
参照)されています。

 「Amos 7.0(日本語対応版)」は、アンケートで得られた調査データ
のような実際の数値、満足度やロイヤルティといった潜在的な事実と
いったあらゆる数値型変数を使用して購買行動や顧客満足度、ブラン
ド-ロイヤルティをはじめとする複雑な因果関係を求める分析手法に用
いられるツールです。もともとGUIによる優れた操作性が大きな特徴と
なっていますが、新バージョンでは、ベイズ推定をベースに拡張された
統計オプションが追加されています。これにより、データに数値スコア
を割り当てることなく、非数値データを基にモデルを作成したり、正規
性の推定だけで、打ち切りデータを利用することができます。また、順
序カテゴリカルデータや打ち切りデータに数値データを補完し、作成し
たデータセットは、数値データしか受けつけないプログラムへの入力に
使用できるようになりました。

以 上


<製品概要>
「SPSS 15.0J for Windowsクライアント版」の製品概要
■製品名:SPSS 15.0J for Windowsクライアント版
■標準価格(税込み):176,400円~、
■販売計画:「Amos 7.0(日本語対応版)」と合わせて初年度25億円
■販売形態:SPSSによる直販とビジネスパートナーによる販売

<システム要件>
・OS:Microsoft WindowsR XP、2000
・メモリ:256MB RAM以上
・ハードディスク最小空き容量:400MB以上
・Webブラウザ:Internet Explorer 6
・アドインオプションの使用には、同バージョンのSPSS Baseが必要

【SPSS 15.0J for Windows 価格表】(シングルユーザー税込価格)
製品名
SPSS Base System 176,400(一般価格)、102,900(教育機関限定価格)
SPSS各オプション
・SPSS Regression Models 102,900(一般価格)、 60,900(教育機関限定価格)
・SPSS Advanced Models 102,900(一般価格)、 60,900(教育機関限定価格)
・SPSS Tables 102,900(一般価格)、 60,900(教育機関限定価格)
・SPSS Classification Trees 102,900(一般価格)、 60,900(教育機関限定価格)
・SPSS Complex Samples 102,900(一般価格)、 60,900(教育機関限定価格)
・SPSS Trends 102,900(一般価格)、 60,900(教育機関限定価格)
・SPSS Categories 102,900(一般価格)、60,900(教育機関限定価格)
・SPSS Conjoint 60,900(一般価格)、39,900 (教育機関限定価格)
・SPSS Missing Value Analysis 102,900(一般価格)、 60,900(教育機関限定価格)
・SPSS Exact Tests 102,900(一般価格)、60,900(教育機関限定価格)
・SPSS Maps 102,900(一般価格)、71,400(教育機関限定価格)
・SPSS Data Preparation(旧SPSS Data Validation) 60,900(一般価格)、39,900(教育機関限定価格)


【SPSS 15.0J for Windows へのアップグレード税込価格(v14.0から)】
製品名
SPSS Base System 52,500(一般価格)、30,450(教育機関限定価格)
SPSS各オプション
・SPSS Regression Models 15,700(一般価格)、9,450(教育機関限定価格)
・SPSS Advanced Models 15,700(一般価格)、9,450(教育機関限定価格)
・SPSS Tables 15,700(一般価格)、9,450(教育機関限定価格)
・SPSS Classification Trees 15,700(一般価格)、9,450(教育機関限定価格)
・SPSS Complex Samples 15,700(一般価格)、9,450(教育機関限定価格)
・SPSS Trends 15,700(一般価格)、9,450(教育機関限定価格)
・SPSS Categories 15,700(一般価格)、9,450(教育機関限定価格)
・SPSS Conjoint 9,450(一般価格)、6,300(教育機関限定価格)
・SPSS Missing Value Analysis 15,700(一般価格)、9,450(教育機関限定価格)
・SPSS Exact Tests 15,700(一般価格)、9,450(教育機関限定価格)
・SPSS Maps 15,700(一般価格)、10,500(教育機関限定価格)
・SPSS Data Preparation(旧SPSS Data Validation) 9,450(一般価格)、6,300(教育機関限定価格)

■アドインオプションについて
SPSS Base Systemにアドインして使用できるオプションは以下の通りで
す。※は強化機能
・SPSS Regression Models:ロジスティック回帰分析、プロビット分析
※多項ロジスティック回帰 (MLR)プロシジャを使用する際の、分類テー
ブルの分析機能が改善。一致率、非一致率、関係率、ロジスティック
モードのC値、Sommer’s D、ガンマ、Tau-aの統計量が機能改善。
・SPSS Advanced Models:多変量分散分析、順序回帰分析、対数線型分

※一般化線型モデル(GZLM)と一般化推定方程式 (GEE)プロシジャが追加
されました。
・SPSS Tables:多重回答データを効果的に表現し、複数データを容易
に表示
・SPSS Trends:時系列データの予測改善
・SPSS Categories:カテゴリ主成分分析、コレスポンデンス分析、近
接データの多次元尺度法
・SPSS Conjoint:コンジョイント分析
・SPSS Exact Test:標本が少ない時、小さいサブセットを扱っていると
きの正確確率検定
・SPSS Missing Value Analysis:欠損値のパターン分析や置き換え
・SPSS Maps:強力なマッピング機能と人口統計情報を使用
・SPSS Complex Samples:サンプル調査データ用統計機能
※Complex Samplesには新しい統計機能が追加、既存のプロシジャが拡
張。
コンプレックス サンプルの順序回帰を用いて、コンプレックス サンプ
ルから順序データを正確に予測。Complex Samples Plan (CSPLAN) プロ
シジャにある2種類の単純ランダム抽出 (SRS) 推定量から選択できま
す。
・SPSS Classification Trees:グループの特定、グループ間の関係の
発見、将来の予測を行う決定木オプション
・SPSS Data Preparation:データ検証作業の簡略化
※SPSS Data ValidationがSPSS Data Preparationと名称を変更し機能
を強化。
データ準備のプロセスをスリム化し、分析の準備を速め、より正確な結
論を導けるようにサポートします。

「Amos7.0(日本語対応版)」の製品概要
■「Amos」の主な用途(例)
・心理学:薬、診療、アートセラピーがどのように患者の気分に影響す
るのかを理解するためにモデルを作成
・医学研究:医者がジェネリック薬品を処方するかどうかを予測する際
に、信頼性、価格、研究のうちのどの変数が最も予測に適しているかを
確認
・社会科学:社会経済的な立場、団体への所属、またその他の要素がど
のように投票行動や政治参加に影響しているのかを調査
・教育研究:トレーニングプログラムの結果を査定し、教室内での効果
を判断
・マーケットリサーチ:顧客行動がどのように製品の売上げに影響する
のかをモデル化
・企業研究:仕事に関する問題点がどのように仕事の満足度に影響する
のかを研究

■動作環境
・ OS:Microsoft WindowsR XP、2000
・ メモリ:256MB RAM以上
・ ハードディスク最小空き容量:125MB以上
・ Webブラウザ:Internet Explorer 6
以 上

■SPSSについて
 SPSS Inc.(NASDAQ‐SPSS)はPredictive Analyticsソフトウェアお
よびソリューション提供のリーディング・カンパニーです。Predictive
Analyticsは現状および将来についての信頼できる結論を的確に描き出
すように、データを戦略的で有効なアクションにつなげることを言いま
す。民間企業、大学、公共機関など25万以上の団体がSPSSテクノロジー
を活用し、増収、コスト削減、プロセス改善、不正の発見と防止などに
取り組んでいます。Fortuneトップ1000にランクされる企業のうち95%以
上がSPSSユーザーです。SPSSは1968年に設立され、米国イリノイ州シカ
ゴに本社をおいています。
詳しくはWebサイトをご覧ください。
SPSS Inc.: www.spss.com / SPSS Japan: www.spss.co.jp

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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