2010年までに126000平方マイルに達する都市のWi-Fiネットワークのサービスエリア

米国の調査会社ABIリサーチの報告によれば、2010年、都市のネットワークに向けて100万以上の無線メッシュルーターが出荷され、これによる生産収益は12億ドルを超える。

ニューヨーク州オイスターベイ、2006年3月15日
米国の調査会社ABIリサーチの調査レポート「無線メッシュネットワーキング:都市およびキャンパス規模の技術と導入戦略」によれば、2005年、世界でWi-Fiネットワークが網羅している都市の面積はわずか約1,500平方マイル(3885平方キロメートル)だったが、2010年までに126,000平方マイル(325,000平方キロメートル超)に達すると予測される。それはポーランドまたは米国のニューメキシコ州より少し広い大きさである。無線メッシュネットワーキングが導入されるのは、大部分が北米とアジア太平洋地域である。

2010年、都市のネットワークに向けて100万以上の無線メッシュルーターが出荷され、これによる生産収益は12億ドルを超える。

ABIリサーチの調査レポートによれば、無線ネットワーキング市場は以下の4つの重要な要素によって促進されている。

*多くの地方政府は、公共の安全と政府の能率向上のためにブロードバンドネットワークを導入したいと考えている。
*新興のISPは、メッシュネットワーキングを使って独自のブロードバンドサービス設備を提供することにより、既存のサービスプロバイダと競争できる。
*無線メッシュネットワーキングは、ブロードバンドアクセスが提供されていない地域にサービスを提供するうえで、効率的でコスト効率が高い技術である。これは地方自治体のWi-Fi導入が大都市から小規模の都市や町に拡大していることからも明白だ。
*無線メッシュネットワーキング技術をケーブルオペレータとの競争ツールに利用することも可能である。
当初、自治体は地方政府の投資やサービスネットワークオペレータとしての役割を制限されたが、現在はサードパーティオペレータがネットワークを所有・導入しているため、そのようなケースはほとんど見られない。

だがメッシュネットワーキングがすべての都市のブロードバンドネットワークアプリケーションにとって最適という訳ではない。ABIリサーチ社の無線接続調査の上級アナリストSam Lucero氏は「近年導入された地方自治体のWi-Fiのほとんどがメッシュネットワーキングを利用している。だが、WiMAXと類似の無線のポイントツーポイント技術が市場に投

入されたときに、どの位受け入れられるかによって状況が変わる可能性があるため、市場の関心は依然高い」と言う。

「既存のサービスプロバイダが無線ネットワーキング技術をプライマリネットワークとして導入する可能性は低い」とLucero氏は言う。「それは、同技術の帯域幅がビデオ、音声、ブロードバンドデータのバンドルサービスには不十分だからである。そのうえ、彼らは既に多額の資金と労力を現行のネットワークを導入するために費やしている。」

ABIリサーチの調査レポート「無線メッシュネットワーキング:都市およびキャンパス規模の技術と導入戦略」は、世界の都市と構内の無線ネットワーキング技術について考察し、BelAir Networks、Cisco Systems、Firetide、MeshDynamics、Motorola、Nortel Networksなどの主な機器ベンダのプロファイルを提供している。



◆調査レポート
無線メッシュネットワーキング:都市およびキャンパス規模の技術と導入戦略
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