ドットヒル、RoHSとWEEEに対応した新ストレージシステムを発表 ―世界初となるフリーリサイクルサービスを製品化

ドットヒルシステムズ株式会社 2006年02月21日 00時00分

エンタープライズからエントリレベルまで、幅広くストレージシステムを供給するドットヒルシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:James L Lambert ジェームス・ランバート)は本日、新製品として「SANnet II FC-G (Green) ストレージアレイ」を発表しました。

SANnet II FC-Gは、従来製品である「SANnet II Fibre Channel (FC) 」を新しい環境基準に対応させた新製品です。本製品は、国際規格であるRHoS(Restriction of Hazardous Substances:電気電子部分に含まれる特定有害物質の使用制限)およびWEEE(廃電子電気機器指令:Waste for Electrical and Electronic Equipment)に対応した初めてのファイバーチャネル(FC)RAIDストレージ製品であり、ドットヒルとしても初の製品となります。

SANnet II FC-Gは環境にやさしい製品であり、OEMパートナー企業の皆様が世界規模で展開できる製品です。また、2006年第一四半期には、ヨーロッパおよびアジア・パシフィック地域にもマーケットを拡大します。「SANnet II FC-G」は、すでに世界的に定評のある「SANnet II FC(FC及びSATAディスクドライブサポート)からシームレスに拡張できる製品であり、性能的にもサン・マイクロシステムズ社が行った「SPECjbb2005 (Java Business Benchmark) 」および「Transaction Processing Performance Council's (TPC) TPC-H benchmark」といったベンチマークにおいても際立つ結果を示しています。

 Zycko社のチャネルディレクターであるナイジェル・ランバート氏は、次のように語っています。「ドットヒルは、カスタマーのためにコストを削減し、環境に優しい方法で古いストレージ機器を処分するサービスを提供しました。」
「ドットヒルは、ヨーロッパとアジアにおいてRoHSおよびWEEEの必要条件に対応したエンタープライズ向けストレージ機器の販売を提案する最初の会社になります。単に環境に優しいだけでなく、世界中の私たちのITカスタマーに対してより多くのメリットと付加価値を提供していきます。」

「WEEE」は、エレクトロニクスプロバイダが2006年8月までにリサイクルプログラムを開発しなければならないという指令です。また、RoHSは、EUで販売される製品に含まれる鉛とカドミウムを最小レベルに抑えるという指令(2006年7月1日より有効)です。

マーケティングリサーチで有名なIDCによると、ファイバーチャネルによるホスト接続のマーケットが2009年には100億ドル市場に成長すると予測しています。これは、ドットヒルがFC to FCトポロジーに継続的に投資していることでも証明しています。

IDCヨーロッパ、ストレージグループのプログラムディレクターであるクラウス・エッゲ氏は、次のように語っています。「西ヨーロッパでは、外部ディスクストレージ機器のシステムユニットの総数が2005年9月の時点で97,000台を超えています。ストレージ産業が環境に優しい製品に移行することで、環境保護に多大な貢献ができます。RoHSとWEEEを遵守する『SANnet II FC-G』の発表は、多くの企業にとってドットヒルがますます重要な存在になることを意味しています。さらに私たちは、環境に優しい製品の条件が他の地域でも重要になっていくと予想しています。」(IDC「IDC European Disk Tracker 2005年12月」より)

「SANnet II FC-G」は多くのサーバベンダ、インテルwhite boxサーバDAS(Direct Attached Storage)市場、NEBSを必要とする通信市場、MIL-STD仕様が要求される行政機関などをターゲットとしています。

ドットヒル「SANnet II FC-G」について
・RoHSおよびWEEE規制に準拠
・2年連続でSPCベンチマークの上位にスコア
・既存および将来のファイバーチャネルインフラへの投資保護を保証

ドットヒル取締役社長であるダナ・カマースガード氏は、次のように語っています。「ドットヒル社は、環境保護と世界市場でのビジネス拡大のチャンスを歓迎しています。OEMパートナー企業の皆様は、2006年7月までにRoHSに対応する必要があります。また、私たちはEUの環境規定に可能な限り容易に対応できるよう、すでに計画を立てています。」

SANnetI II FC-Gは、2006年第一四半期に全世界に向けて出荷されます(日本市場では第二四半期に出荷予定)。ユーザーはSANnet II FC-Gを導入することで、RoHSの期限に対し余裕を持ってシステムを対応させることができます。また、従来の「SANnet II FC」にも対応しており、SANnet II FCと置き換えることが可能です。また、ドットヒルは2008年に導入される予定のRoHSのレベル2に対応します。

Dot Hillについて
 Dot Hillは、OEMおよびSI向けの柔軟なストレージ製品と、素早いサポート、サービスを提供しています。1984年の設立以来、豊富な専門知識によって、高品質で競争力の高い価格帯のストレージ製品を20年以上にわたって開発、提供しています。OEMやチャネルパートナーを通して全世界で100,000社以上が弊社のシステムを導入しており、これらのお客様に対して24×7×365のテクニカルサポートも行っています。多くの特許や受賞を受けているSANnet IIやRIO XtremeTMはDot Hillのストレージサービスが採用されています。Dot Hillは、ストレージをより使いやすくしていきます。
 本社はカリフォルニア州カールスバッドにあり、中国、ドイツ、イスラエル、日本、オランダ、イギリス、アメリカ合衆国にオフィスがあります。詳しくはhttp:// www.dothill.comを参照してください。

 ドットヒルシステムズ株式会社について
 Dot Hillの日本法人で、1992年に設立されました。日本におけるストレージ製品の販売、保守業務を行っています。詳しくはリンクを参照してください。

【本件に関するお問い合わせ先】
Dot Hill Systems Corporation / ドットヒルシステムズ株式会社
 マーケティング部  工藤 政彦
 電話:03-3251-1690  E-mail:kudo@dothill.co.jp

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