SPSS、スタンドアロン版データマイニングツール「Clementine Desktop」提供開始

データ分析機能に特化して低価格化を実現、担当者レベルでのデータマイニング着手が可能に

エス・ピー・エス・エス株式会社 2006年01月11日 00時00分

Predictive Analyticsを提唱するエス・ピー・エス・エス株式会社(以下 SPSS)は、データマイニングツール「Clementine」のスタンドアロン版「Clementine Desktop」を2006年1月11日から一般企業向けに提供を開始することになりましたので、お知らせいたします。

「Clementine Desktop」は、データマイニングに基づくレポーティングや顧客のセグメント化に必要なデータの加工や分析機能を主体とした「Clementine Desktop Base」を基本モジュールとし、分析ニーズに応じて「Clementine Desktop Classification」、「Clementine Desktop Segmentation」、「Clementine Desktop Association」の3つモジュールから選択、組み合わせ、PC単体で利用できることを大きな特徴としています。昨年8月から試験的に公共機関/非営利法人に限定して提供してきましたが、予想以上に好評であったこと、また、多くの企業から寄せられていたデータマイニングを部門・部署で試験的に導入するニーズに対応可能な製品であることから、広く一般企業ユーザー向けにも提供することになったものです。

対象となるユーザーは、アナリスト、調査担当、顧客ターゲティングといったCRM、品質管理分析などの業務担当者が中心となり、標準価格は最小構成で144万円(保守込、税別)から、SPSSによる直販とビジネスパートナー経由での販売により、初年度300ライセンス、5億円の売上を目指します。


厳しいビジネス環境において多くの企業は、販売促進などのコストを投じて新規顧客にアプローチするほかに、既存の顧客データを分析し、販売の機会を見つけ出したり、顧客満足度を向上させることを身に付け、今では、データ分析がごく一般的に行われるようになりました。実際には、単なる「分析」だけにとどまらず、「分析結果のビジネスでの活用」が重要であり、SPSSでは、「現状理解→予測→行動」のサイクルをサポートするために「Clementine」を中核とした製品ラインナップを提供してまいりました。

一方、データ活用が広がる中で、データマイニングは、「現状理解→予測→行動」の循環型のサイクルを実現して成果を出すような全社的な活用のほかに、経営者や部門・部署の責任者、マーケッターなどによるビジネスの現状把握、顧客のターゲティングのためのパーソナルな活用へと、二極化の傾向を強めています。

SPSSは意思決定におけるデータ活用を広く広めることをミッションとしており、これまでは前者の「現状理解→予測→行動」の循環型のサイクルの実現を「Clementine」を中核とした製品群でサポートしてまいりました。しかし、データマイニングのリーディングカンパニーとして後者のような形でデータマイニングを必要とするさまざまな人・企業にも活用できるようにすることが必要と考え、手軽にビジネスの現状把握、顧客のターゲティングを行いたいというニーズに応えられる「Clementine Desktop」の提供を開始いたします。これにより、中小規模の企業や限定された目的でのデータマイニング活用も可能になり、今まで以上にデータマイニング、データ分析の恩恵を受けられる人が大きく広がると考えています。


「Clementine Desktop」は、スタンドアロンで動作しPC上でデータマイニングをはじめることができます。高度な分析手法を搭載しながらも、GUIを使用した分かりやすい操作方法とインタラクティブで明確な分析プロセスにより、専門的な統計や分析の知識の有無に関わらず、状況に応じて使用することが可能です。グラフなどのレポーティング機能も充実しており、Excelやテキスト形式をはじめ、HTMLや画像ファイルなどでも出力することができます。大掛かりなクライアント/サーバーシステムを組む必要がないので、全社的な取り組みの前に「まずは現状を把握して、データに隠された知見の発掘をしたい」といった担当者レベルでの使用に適しており、また、将来、全社的なビジネス活用に向けたクライアント/サーバー構成へとアップグレードすることもできます。

SPSSでは、「Clementine」を中核として、企業の「現状理解→予測→行動」のサイクルをサポートするデータマイニング、テキストマイニングから、「Clementine Desktop」をベースにした企業の担当者レベルのパーソナルなデータマイニングニーズまで、企業のデータ活用に幅広く対応してまいります。

なお、「Clementine Desktop」の製品概要は以下の通りです。

以上

<「Clementine Desktop」の製品概要>
■製品名:Clementine Desktop
■製品構成(モジュール選択制):
 Clementine Desktop Base
 Clementine Desktop Classificationモジュール
 Clementine Desktop Segmentationモジュール
 Clementine Desktop Associationモジュール
 Clementine Trees
※Clementine Trees以外のモジュールはClementine Desktop Baseが必須
■主な機能
・データベースへのアクセスと柔軟なデータ加工機能
・高度な分析手法を搭載
・グラフなどのレポーティング機能が充実
・インタラクティブで明確な分析プロセス
・デスクトップユース向けのパフォーマンス
・モジュール制による低コスト化
■最小構成価格:税抜144万円(税込151.2万円)
※20%の保守料金込み。
※Clementine Desktop Baseのみ。
■販売計画:初年度300ライセンス
■システム要件(推奨動作環境)
OS:Windows2000 Professional、WindowsXP Home または Professional
CPU:1GHz以上
メモリ:512MB RAM以上
HDD:312MB以上の空き容量
その他:Internet Explorer5.0以上 または Netscape Navigator6.0以上(ヘルプ参照用)
CD-ROMドライブ(インストール用)

<「Clementine」について>
「Clementine」はビジネスユーザーを対象とした世界初のデータマイニング・ワークベンチであり、ユーザーや業界アナリストから視覚的で素早いモデル作り環境を提供するトップデータマイニングツールであると賞賛されています。「Clementine」はデータマイニング市場のトップリーダーとしての地位を確立しており、そのユーザーは電子取引、通信、金融、小売、健康管理、政府、高等教育など様々な分野に及び、日本国内で500以上の組織が「Clementine」を使っています。

<SPSSについて>
SPSSが提唱するPredictive Analyticsは、現状および将来についての信頼できる結論を的確に描き出すように、データをビジネス上有効なアクションに結びつけることをいいます。
SPSSは、Predictive Analyticsソリューションの第一人者として、ソフトウェア製品と関連サービスを提供しています。SPSSが提供するソリューションは、企業・教育研究機関・医療機関・政府官公庁など、Fortune1000社の95%を含み幅広く導入されています。1968年に設立されたSPSS社の製品は、全世界25万人以上に利用されています。

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