「ZigBee対応温湿度センサーモジュール」を使用したセンサーネットワークシステムをい開発

~ メッシュ型ネットワークの構築を実現し、幅広い分野への応用が可能 ~

NECエンジニアリングはこのたび、「ZigBee(ジグビー)温湿度センサーモジュール」およびZigBeeのリレー通信機能、アドホック機能を使用し、メッシュ型ネットワーク(図1)の構築が可能なセンサーネットワークシステムを開発いたしました。

ZigBeeは省電力な低速無線通信技術であり、プロトコルを単純化し機能を限定することによってデータサイズを抑え、低コストでのネットワーク構築を可能とした次世代無線ネットワークの国際規格プロトコルです。

当社は、ZigBee規格制定の国際団体である「ZigBeeアライアンス」に加盟するとともに、日本国内における普及促進団体である「ZigBee SIG ジャパン(設立:2005年9月13日)」の設立メンバー(国内8社)として、関連製品の開発や提案活動を行っております。

本システムは、「ZigBee対応温湿度センサーモジュール」を測定エリアに複数個配置し、端末によって収集された情報をメッシュ型ネットワークにて伝送することが可能です。
メッシュ型ネットワークは、端末を中継してデータを伝送するリレー通信機能と、端末を自動的に認識させ、ネットワークへ参加させるアドホック機能を組み合わせることにより、システム上に複数ある端末の一部が機能しない場合においても他の経路を迂回し、端末にて取得したデータを伝送することが可能な信頼性の高い無線通信ネットワークです。

さらに、基地局やアクセスポイントなど特別なインフラを必要とせず、安価で容易にネットワークを構築できることに加え、人感センサーや煙検知センサー、加速度センサーなど、お客様の用途に合わせて多彩なセンサーと組み換えることにより、ビル管理やセキュリティ、物流・運送など幅広い分野へ応用可能です。

現在、ZigBeeアライアンスでは空調制御や生産管理に適用できるプロファイルの策定を進めており、当社はその動きに合わせ本システムを開発いたしました。今後もZigBeeアライアンスの動向に同期して、ZigBeeを利用したセンサーネットワークシステムの実用化に向け積極的に取り組んでまいります。

なお、「ZigBee対応温湿度センサーシステム」および応用事例の「ZigBee対応加速度センサーシステム」をEmbedded Technology 2005(組み込み総合技術展、11月16日~18日)、iEXPO 2005(12月7日~9日)において展示いたします。

NECエンジニアリングでは今後、リアルタイムな情報の収集・活用を可能とする「センサーネットワーク」への取り組みを通じて、より快適で健康な生活環境やより生産性の高い事業環境などを実現するユビキタス時代の新たなソリューションの開発・提供を推進してまいります。


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 NECエンジニアリング 経営企画部
  TEL: 03-5445-4411

このプレスリリースの付帯情報

図:メッシュ型ネットワーク

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用語解説

注:ZigBeeは、Koninklijke Philips Electronics N.V.の商標です。

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