~光ペン入力機能付きインプット・ディスプレイ~
当社では、かねてより低温ポリシリコン技術の特性を活かしたSOG(システム・オン・グラス)技術の開発に戦略的に注力し、2003年4月には世界で初めて画面から直接画像を取り込める液晶ディスプレイ(インプット・ディスプレイ)を開発。今回はさらにこの技術を発展させ、光ペンによる入力機能を画面に付加することに成功しました。
本開発品は、SOG技術を駆使し、光センサーと信号処理機能を液晶ディスプレイのガラス上に作り込むことで、従来の入力機能付ディスプレイのようにタッチパネル等の別部品をディスプレイに組み合わせることなく、直接文字・図形・線画を書き込むことが可能です。 これにより、輝度やコントラスト等の減衰がなく、ディスプレイ本来の高品位な画質を得ることができ、また、薄型化・小型化・軽量化と高信頼性化も可能になりました。
さらには、低温ポリシリコン自体の高精細化・高速スイッチング化に加え、今回開発した光センサーの感度向上、信号処理の高精度化等の技術により、短時間での読み取り動作や信号処理を実現しています。
本開発品は、入力機能に光センサーを用いているため、汗や汚れ等から画面を保護するためのアクリルカバーを介しても手書き図形や文章の入力が可能となる、といった使い方ができ、ビジネスやゲーム用途を始めとするさまざまな商品への応用が期待されます。
※ 本開発品は、10月4日から8日まで、幕張メッセで開催されるCEATEC Japan 2005の東芝ブース、ならびに10月19日から21日までパシフィコ横浜で開催されるFPDインターナショナル2005の東芝松下ディスプレイテクノロジー ブースにて展示を予定しています。
項目 開発品の仕様
------------------ ---------------------
画面サイズ 対角 8.9cm(3.5型)
画素数 320x240(QVGA)
表示 カラー26万色、透過型
表示リフレッシュレート 60Hz
読取りデータレート 60Hz
【お問い合わせ先】
東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社
広報部 TEL 045 (540)5677
東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社ホームページ
リンク
インターネットでの問合先 リンク
【東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社について】
株式会社東芝、松下電器産業株式会社の両者の液晶及び有機ELディスプレイ事業を統合し、東 芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社として2002年4月に発足。開発、販売、製造及び 販売部門を統合、又 両者の持つ高度な開発力・生産技術を結集し、事業統合によるスケール メリットを最大に生かし、中小型TFT市場で世界のトップクラスの会社に躍進。
※低温ポリシリコン技術は、東芝松下ディスプレイテクノロジーが業界をリードする、モバイルに最適な技術です。
御社のプレスリリース・イベント情報を登録するには、ZDNet Japan企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。