日本ピープルソフト、PeopleSoft(R) Enterprise HCM 8.9日本語版の販売を開始

~昨今の人事課題に対応した新機能、機能強化により戦略的人事を実現~

2005年7月19日、東京発 - 日本ピープルソフト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:マーク 広渡、以下 ピープルソフト)は本日、同社の人材管理アプリケーションの最新版である「PeopleSoft(R) Enterprise ヒューマン キャピタル マネジメント 8.9(以下、PeopleSoft HCM 8.9)」の日本語版の販売を開始することを発表しました。

PeopleSoft HCM 8.9では、経営目標と人的資源の合致による戦略的人事の実現を強力に支援するため、人材評価機能や分析機能を充実させたほか、雇用形態の多様化、頻繁に起きる組織再編といった昨今の動向を考慮した新機能の追加が行われました。さらに勤務地や等級など組織のさまざまな要素によってアクセス権を柔軟にコントロールできるセキュリティ機能の強化などが図られています。また、東京テストセンター*1での品質向上への取り組みや、日本固有の人事課題に対する最適ソリューションの提供、さらにトータル オーナーシップエクスペリエンスTOE)*2開発コンセプトにもとづく操作性の向上と使いやすさの追求など、「お客様志向」の理念を反映する様々な施策を具現化しています。

【PeopleSoft HCM 8.9の主な新機能と拡張機能】

~新機能~

* 非正規社員管理
正社員、非正規社員(派遣社員、契約社員、パート、外部コンサルタント、パートナーなど)に関わらず、人材を包括的に管理できる仕組みとして新しく「個人モデル」というデータ構造を提供。同一人物の雇用形態の変更にもシームレスに対応し、人材の一元管理を実現するこのデータモデルは、セルフサービスを含めすべての PeopleSoft HCM製品に適用。

* 人事異動シミュレーション
「ヒューマン リソース管理」製品の新機能として、日本固有の異動要件に対応。新組織立案、異動案作成、複数の異動案の比較・検討という一連のプロセスをサポートし、異動案確定後に新人事配置をシステムに反映。組織改編、定期異動(玉突き異動含む)、随時異動などさまざまな異動形態に対応。

~拡張機能~

* ePerformance(パフォーマンス管理)
個人の業務目標を事業目標、経営目標に合致させることにより組織パフォーマンスの向上をめざす人材評価アプリケーション。最新版ではマトリックス組織などの多様な評価者と被評価者の形態に対応した評価フレームワーク、従業員主導型の評価プロセス、従業員と管理者がコラボレーティブに評価項目を設定できる環境、360度評価など複数人による評価プロセスなどの機能を拡張。

* タレント獲得管理
応募者と採用担当者の効率的な活動を支援するオンライン セルフサービス機能を含む製品群。高度なコンタクト管理ツールや検索機能、また様々な設定オプションを搭載しており、採用担当者による有力候補者のモニタリングを支援。応募者は同一企業における複数の募集情報の検索や応募を単一のインターフェイスから行えるようデザイン。

* 給与計算
「グローバル ペイロール」製品の日本機能を継続的に強化。グループ企業での統合的管理機能を強化すると共に、電子化対応、企業負担分の計算オプションの追加や各種管理レポート機能の強化による一連の社会保険・労働保険業務効率化を支援。

* ワークフォース アナリティクス
組織レベルの計画・測定を行う人事戦略分析アプリケーション群。この分野においてピープルソフトは、従来からどの HCMベンダーよりも多くの定義済み人事関連分析メトリクスを提供していますが、ワークフォース アナリティクス 8.9では更に大幅にコンテンツを充実させ、お客様のニーズに合わせて導入しやすいように4つの用途別データマート(ワークフォース プロファイルマート・採用管理・育成・報酬)を用意。スコアカード製品の拡張機能としては、各個人が全体組織戦略に対する自分の貢献を見ることができる個人スコアカードや、ノンテクニカル ユーザー向けに見たいKPI(主要業績評価指標)を選択してビジュアル化できる KPIダッシュボードを提供。

【顧客企業の声を製品に反映、また操作性も大幅に向上】
ピープルソフトでは、お客様企業の声に耳を傾け今回の新機能や機能強化に反映させたほか、より品質の高い製品を提供できるよう東京テストセンターにて検証を重ねています。テスト環境は最新の設備を誇り、社員およびパートナー向けに常時テスト実行が可能となっています。PeopleSoft HCM 8.9においては、NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:今井 郁次)の協力を得、給与計算や人事異動シミュレーションなど日本固有の課題に対応するためのテスト、修正を行い、品質の向上に注力しました。

また、ピープルソフトでは、「トータル オーナーシップ エクスペリエンス(TOE)」開発コンセプトのもと、操作性を向上するための数多くの機能強化を図っていますが、今回のPeopleSoft HCM 8.9は、HCM製品群としてTOEのメリットを包括的に提供する最初のリリースとなります。実際の運用環境下における一連のユーザー試験では、総導入時間が20%、タスク完了のユーザビリティが30%、アプリケーション更新にかかるステップ数が80%減少するなど各種
パフォーマンスの向上が確認されています(いずれも当社比)。

PeopleSoft HCM 8.9は本日より販売を開始します。

以上

*1 東京テストセンター: 2003年4月、同社製品のQA(品質保証)を行うために設立された日本独自の品質改善組織。2004年6月にはグローバルのQA組織であるインターナショナル テスト ラボラトリのアジア 太平洋地域統括の拠点として、日本語ならびに中国語を含めたダブルバイトのサポートに対する地域テストを行うなど、体制を強化

*2 TOE:製品の開発基準を新たに設定し、それに基づいてアプリケーションの導入・運用・保守の3プロセス全てにおいて自動化と簡易化を実現し、ソフトウェアのライフサイクル全体を通じてスムーズでコスト効率の高い使用体験を提供するという、ピープルソフト独自のコンセプト

PeopleSoft Enterprise HCMについて
企業における人材管理ニーズをサポートするピープルソフトのヒューマン キャピタル マネジメント(HCM)ソリューションは、世界167カ国で7,500万人もの従業員の管理に利用されています。現在では、Fortune 100企業の半数以上と、世界最大のグローバル企業10社のうち6社が導入し、HCMの世界標準となっています。ピープルソフトのソリューションは、世界中の企業による人事管理プロセスの合理化、そのプロセスを組織全体に展開、そして組織目標と合致させた人的資源活用を可能にします。

日本ピープルソフトについて
日本ピープルソフトは、オラクル・コーポレーションの100%出資子会社です。
PeopleSoft EnterpriseとJD Edwards EnterpriseOneは、世界150カ国、25種以上の産業において、1万3,400社の企業で導入されています。日本では、トヨタ自動車、NTTグループをはじめとする優良企業が当社製品を採用しています。詳細はリンク まで。

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