優れたセキュリティ機能と運用管理機能を実現
日本アルカテル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井克美)は、無線LANソリューション「OmniAccess WLAN」の新製品として、セキュリティと運用管理性能に優れた、スタッカブル無線LANスイッチ「OmniAccess 4300」シリーズ、大規模ネットワーク向けモジュラー型無線LANスイッチ「OmniAccess 6000」、並びにIEEE802.11a/b/g 対応の無線LANアクセスポイント(AP)「OmniAccess AP60-70」の出荷を6月より開始しました。
これら「OmniAccess WLAN」の新シリーズは、IEEE802.1xによる認証やIPsecを利用したVPN機能に対応しているため、不正アクセスなどによる情報漏洩を防ぐことができます。検疫アプリケーション「OmniVista 2770 検疫マネージャ」と連携させることで、ホスト統合性検査とネットワーク検疫セキュリティを無線ネットワーク上で実現することに利用でき、従来の有線LANに匹敵するセキュリティ機能の構築を可能とします。
無線LANスイッチ側に管理機能を集約しているため、個々のAPを個別に管理する必要が無く、運用管理効率の大幅な向上を図ることが可能です。導入時に必要な無線環境の最適化プロセスを自動化するダイナミックサイトサーベイツール「RF Plan」を搭載しており、最適なアクセスポイントの配置場所を導き出すことができるため、事前の現地調査の簡略化による導入コストの削減を実現します。
その他、セキュリティやアクセス権限をユーザー毎に割り当て、ネットワークのどの箇所にアクセスした場合でも、ユーザーを個別に検知できる「フォロー・ミー」機能や、優れたRF管理によりシグナル・インテグリティの提供が可能です。
本「OmniAccess WLAN」ソリューションは、今年初めにアルカテルとパートナー契約を結んだ米アルバワイヤレスネットワークス社の技術をもとに提供しています。
「OmniAccess WLAN」シリーズ全体で、初年度1億円の売上を目標としています。
■製品の特長
充実したセキュリティ機能
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・IEEE802.1x、WPA、AES、Dynamic WEPによるL2セキュリティを提供
・IPsec、PPTP-VPNによるL3セキュリティを提供
・識別情報に基づいたステートフル・ファイアウォールにより、
ユーザーごとのセキュリティと制御を実現
・高機能な無線LAN IDS(不正アクセス検知システム)を含む
RFセキュリティを提供、不正APの自動検知および自動無効化機能を搭載
・OmniVista 2770 検疫マネージャ、Sygate SODA, Enforcerと連携し、
検疫ネットワークを構築可能
・従来型の無線LAN製品では監視不可能であった、無線エリアにおける
常時監視を実現
効率的な運用管理
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・サイトサーベイツール「RF Plan」により、APの配置場所、チャネル設定、
送信出力設定などを自動的に作成可能
・自律的に電波の到達範囲などを測定し、事前に作成された設定を
実際の設置環境に合わせて最適化するため、
プラグ・アンド・プレイによる無線LANインフラの展開が可能
・周囲の電波環境を随時自律的に監視し続け、継続的な電波環境の
最適化を行なうことが可能
高い可用性
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・VRRPを利用したスイッチの自動フェイルオーバー、
APの自動フェイルオーバーを実現
・アソシエーションの数や利用率をもとに、複数のAPへユーザーを
分配する負荷分散機能を搭載
■製品概要
<OmniAccess 4300シリーズ>・・・スタッカブル無線LANスイッチ
OmniAccess 4304
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最大ポート数:8ポート10/100Mbps + 1ポート GbE(-T or -SX)/
最大AP収容数:4/同時接続ユーザー数:256/
非暗号スループット:1Gbps/暗号化スループット:200Mbps/
Serial/Power over Ethernet 対応/
価格:オープンプライス(参考価格:39万9000円~)
OmniAccess 4308
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最大ポート数:8ポート10/100Mbps + 1ポート GbE(-T or -SX)/
最大AP収容数:16/同時接続ユーザー数:256/
非暗号スループット:1Gbps/暗号化スループット:200Mbps/
Serial/Power over Ethernet 対応/
価格:オープンプライス(参考価格:110万円~)
OmniAccess 4324
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最大ポート数:24ポート 10/100Mbps + 2 GBIC スロット/
最大AP収容数:48/同時接続ユーザー数:512/
非暗号スループット:2Gbps/暗号化スループット:400Mbps/
Serial/Power over Ethernet 対応/
価格:オープンプライス(参考価格:190万円~)
<OmniAccess 6000>・・・モジュラー型無線LANスイッチ
最大ポート数:72ポート10/100Mbps + 6ポート GBICスロット/
最大AP収容数:512/同時接続ユーザー数:8192/
非暗号スループット:8Gbps/暗号化スループット:7.2Gbps/
Serial/Power over Ethernet 対応/
価格:オープンプライス(参考価格:400万円~)
<OmniAccess AP60/61/70>・・・無線LANアクセスポイント
デュアルバンド IEEE802.11a/b/g 対応/
ユーザアクセス用(Access Point)モード/
電波エリア監視(Air Monitor)モード機能/
Power over Ethernet (802.3af)対応/
価格:オープンプライス(参考価格:6万9000円~)
アルカテル、データネットワークビジネス事業部、ゼネラル・マネージャ、トム・バーンズ(Tom Burns)氏は次のように述べています。
「無線ネットワークは、ユーザー・モビリティを実現し、生産性を高めることが可能ですが、これまではネットワークセキュリティを確保することが困難でした。新しい『OmniAccess WLAN』シリーズは、有線ネットワークで既に実証済みのエンタープライズセキュリティを無線ネットワークにまで拡大し、シームレスな保護と包括的な管理を提供します。」
インフォネティックス・リサーチ社(Infonetics Research)、無線LAN担当ディレクティングアナリスト、リチャード・ウェブ(Richard Webb)氏は次のように述べています。
「当社の調査によると、現在、企業向けWi-Fi分野は大幅に成長をしています。これは、(セキュリティが確保されていることを前提として)無線インフラが整備されている範囲内であればどこにいても音声アプリケーションを実行可能であることなどが理由としてあげられます。アルカテルがセキュリティ、サービス、有線ネットワークの統合を重要視しているのは、Wi-Fi製品の成功にとって、これらの環境が重要であるからです。」
<アルカテルについて>
アルカテル(ALCATEL)は、フランスを本拠とする世界屈指の電気通信システム・装置メーカーで、通信事業者やサービスプロバイダ、一般企業に対し、音声、データ、ビデオ・アプリケーションなどへの通信ソリューションを世界規模で提供しています。固定および移動体通信向けブロードバンドネットワーク、アプリケーション、サービスの分野において主導的な地位を占め、ユーザー視点の“ブロードバンドワールド”の創造に寄与しています。
世界130ヶ国以上でビジネスを展開し、連結総売上高は122億6,500万ユーロ(約1兆6,500億円)(2004年度)。URL:リンク
<日本アルカテル株式会社>
日本では1987年より事業を展開、アルカテルの各事業部門の統合的なサービスを提供しています。
所在地:〒108-6027 東京都港区港南2-15-1品川インターシティー A棟27F/
代表取締役社長:藤井克美/創業:1961年12月、設立:1987年5月/
資本金:4億6,400万円/従業員数:80名/URL:リンク
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本件に関するお問い合わせ先:
日本アルカテル株式会社
TEL:03-5715-6300 FAX: 03-5715-6333
E-mail:info@alcatel.co.jp
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