ボーランド、プロセス改善コンサルティングサービスによりSoftware Delivery Optimization(SDO)構想を推進

世界中の企業がプロセス改善サービスにより、アプリケーションライフサイクル管理を導入

ボーランド株式会社 2006年05月10日 10時00分

【2006年4月10日米国カリフォルニア州クパチーノ発】Software Delivery Optimization(SDO)ソリューションの世界的リーダーであるボーランドソフトウェアコーポレーション(NASDAQ NM:BORL、以下ボーランド)は本日、ボーランドが提供するプロセス改善サービスによって、世界中の企業がIT業務とソフトウェア開発のプロセス改善に成功していると発表しました。

ボーランドは2005年の初めにプロセス改善コンサルティング企業であるTeraQuest Metrics社を買収して以来、ソフトウェア品質および顧客満足度の向上や、手戻りの削減、政府/業界標準の遵守など様々な点が評価され、多くの企業からコンサルティングパートナーとして選ばれてきました。ボーランドのプロセス改善サービスにより成功を収めた企業には、Certegy Check Services、Scientific Games Corporation、United Space Alliance、The Depository Trust & Clearing Corporation(DTCC)、Ericsson、General Motors、EDS、Raytheon、BT Group、Vodafone、AXA Belgium、Met Office、Systematic、LG CNSなどがあります。

ボーランドのワールドワイドサービス担当上級副社長、クリス・バービンは、次のように述べています。「企業は今日、ソフトウェア開発を成熟した管理可能なビジネスプロセスに変革するために、外部のコンサルティングや実績あるノウハウを求めています。当社の経験豊富なプロセス改善コンサルタントは高く評価されており、業界ノウハウ、実績あるツール、お客様ごとのニーズに合わせたアプローチと共に、他社と一線を画するボーランドの強みとなっています。」

TeraQuest社の買収によって受け継いだプロセス改善のノウハウと知的財産は、この1年でボーランドの資産として完全に統合されました。ボーランドは引き続きプロセス改善のノウハウを強化し、認定プロセスコンサルタントと世界各地の営業チームが連携しながら、多様なお客様のアプリケーションライフサイクル管理(ALM)導入に注力していきます。

さらに、TeraQuest<R>のプロセス資産と知的財産は、ボーランドユニバーシティ、ボーランドのプロセス資産ライブラリ、Borland Accelerate(プロセス改善フレームワーク)の基盤となっており、ボーランドのお客様は、これらのリソースを利用できます。業界のベストプラクティスに基づく様々なプロセス資産やテンプレートは、ボーランドのALMプラットフォームや、「IT管理とガバナンス」、「要件定義と管理」、「変更管理」、「ライフサイクル品質管理」のためのソリューションに統合されています。

■ 世界的規模でプロセス改善への取り組みが始まっている
プロセス改善に取り組む企業はそれぞれ異なる目標を持ちながらも、ソフトウェア開発プロセスの成熟度と予測可能性の向上による共通のメリットを享受しています。例えば、ヨーロッパの大手通信事業者は、生産性と品質を向上させ新規サービスを展開するという目的で、ボーランドと契約を締結しました。ボーランドは、この企業と連携してCMMI<R>(Capability Maturity Model<R> Integration)レベル3認定の達成のためのプロセス改善計画の作成と適用を行い、新しいALM製品群への移行と導入を実施しました。この結果、社内プロセスの60%を自動化し、年間50万ドル以上のコストを削減するとともに、ソフトウェアの不具合も5分の1に削減しました。

米国では、高品質な製品・サービスのタイムリーな提供を目指すグローバルな医療関連企業のプロセス改善を支援しました。この企業は、50名から250名の開発者から成る15のソフトウェア開発チームが提供する総合的なITソリューションを管理する必要がありました。ボーランドは、プロセス改善計画の作成を支援し、ロードマップを提供し、各チームが目標を達成し、成果を測定可能なものにすることに貢献しました。この結果、品質の12%向上と、同社独自の顧客満足度スコアにおいて22%の向上を達成しました。さらに、対象となったグループは、このプロジェクトに含まれないグループよりも35%高い生産性を実現しました。

■ プロセス改善のアプローチを容易にするBorland Accelerate
ボーランドはすべてのプロセス改善活動に、プロセス改善とスキルトレーニング、テクノロジーを連携させた包括的な方法で取り組んでいます。これらの要素を結集することによって、より迅速で効果的、かつ持続性のある成果を実現します。この活動はBorland Accelerateを通して実施されます。Borland Accelerateは、組織の現行プロセスの成熟度を評価し、改善するべき具体的な領域を特定する、カスタマイズ可能な実績あるアプローチです。Borland Accelerateは、4つのフェーズから成る柔軟な改善フレームワークを使用して、組織のプロセス成熟度レベルを変革することを目的に設計されています。このフレームワーク内で、顧客の固有ニーズや、プロセス改善の必要性に合わせて、ベストプラクティスやテンプレート、トレーニング、テクノロジーが適用されます。

ボーランドのプロセスコンサルタントは、ソフトウェア分野で平均22年の豊富な経験を持ち、ソフトウェア開発のプロセス改善における業界の第一人者も擁しています。コンサルタントは、CMM(Capability Maturity Model)、ITIL(IT Infrastructure Library)、COBIT<R>(Control Objectives for Information and related Technology)、シックスシグマといったプロセス標準だけでなく、PMBOK<R>(Project Management Body of Knowledge)の活用経験も備えています。CMM開発の支援に加え、PSM(Practical Software Measurement:実践的ソフトウェア測定)のプラクティス、People CMMのフレームワーク、台頭しつつあるBPMM(Business Process Maturity Model)の作成、プロセス改善のベストプラクティスに関する多くの書籍執筆など豊富な実績を持っています。ボーランドのプロセス最適化サービスについての詳細は、www.borland.com/services(英語)をご参照ください。


■ 免責条項(Safe Harbor Statement)
この文書には、1995年の米国私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)を含む連邦証券取引法(Federal Securities Laws)に定める「将来的な予測(forward-looking statements)」が含まれています。過去の事実に基づいた記述以外は、すべて将来的な予測です。将来的な予測とは、Borland Accelerateプロセスから得られる将来の利益などに関連するものですが、これらだけに限定されるものではありません。このような将来的予測に基づく記述は現時点における予想に基づくものですが、この予想にはいくつもの不確定要素およびリスクが含まれ、実際の事象または結果はこれと大きく異なることがあります。実際の事象または結果が予想と大きく異なる要因としては、特に次のようなものがあります。BorlandとSegue Software社の業務を統合する能力、BorlandのIDE製品を効率的に売却する能力、自社の再構築を成功させるBorlandの能力、製品の品質と拡張性を向上させる能力、ALMソフトウェア開発プラットフォームの一部として製品の統合と全体的な機能を向上させる能力、BorlandのSDO構想に向けてALMプラットフォームを発展させる能力、品質検査メトリクスを統合する能力、エンタープライズ・ソフトウェア開発プラットフォーム/ソリューションを含めたBorlandの製品とサービスに対する市場の受け入れと採用状況、大口取引における実行能力、戦略的提携を確立し強化するBorlandの能力、製品やサービスへの需要に悪影響を及ぼす急速な技術的、かつ、ビジネス上の変化、全般的な業界トレンドや経済要因および資本市場の状況。これらおよびその他のリスクについては、米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に保管されるBorlandの定期的報告によって適時詳細な説明が行われます。これらの報告には、Form 10-Kによる最新の年次報告およびForm 10-Qによる最新の四半期報告が含まれますが、これだけに限定されるものではありません。Form 10-Kおよび10-Qはwww.sec.govで入手することができます。Borlandは、新しい情報や状況の変化が生じた場合でも、将来的な予測の内容を更新または変更する義務を負いません(また、このような義務を放棄します)。弊社ウェブサイトに含まれる情報は参照によって本プレスリリースに組み込まれることはなく、またその一部を構成することもありません。

用語解説

■ボーランドについて
1983年に設立されたボーランドソフトウェアコーポレーション(NASDAQ:BORL)は、Software Delivery Optimization(SDO)ビジョンの実現に向けて、プラットフォームに依存しないソリューションを提供する世界最先端の企業です。人材、プロセス、テクノロジーを融合したソフトウェアおよびサービスの提供を通じて、ビジネスにおけるソフトウェア価値の最大化を支援します。高品質のソフトウェアを納期どおり予算内で提供する方法についての詳細は、リンクをご参照ください。

Borland、Teraquest、およびその他すべてのBorlandブランドおよび製品名は、米国およびその他の国におけるBorland Software Corporationの登録商標または商標です。Capability Maturity ModelおよびCMMIは、米国および/またはその他の国におけるカーネギーメロン大学の登録商標です。その他すべてのマークは、その所有者に帰属します。

■本件に関する報道関係者のお問い合わせ
ボーランド株式会社
マーケティング本部 植村 剛成
TEL. (03) 4560-1133
Email. nori.uemura@borland.com

ボーランドPR代理店(株式会社パブリシス)
竹村 梨沙、 竹内 貴美紀
TEL. (03) 5719-8901
Email. Borland@publicis.co.jp

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