ボーランド、Gauntlet Systems社を買収 ALMやライフサイクル品質管理分野における豊富な経験と先進技術を獲得

品質保証の自動化技術により、開発者や管理者の生産性を飛躍的に向上

【2006年3月20日米国カリフォルニア州クパチーノ発】ボーランド・ソフトウェア・コーポレーション(NASDAQ NM:BORL、以下ボーランド)は、ソフトウェア開発工程における品質保証の自動化を先進技術によって実現可能にしたGauntlet Systems社の買収を発表しました。

Gauntlet<TM>テクノロジーは、開発工程における遅延や、開発者の生産性を損なうことなしに、開発ライフサイクルの初期段階で品質とセキュリティの標準化を実現する目的で開発されたものです。この技術は、ボーランドの次世代アプリケーションライフサイクル管理(ALM)プラットフォームや、ライフサイクル品質管理(Lifecycle Quality Management)ソリューションに統合することが予定されています。

Gauntletテクノロジーは、ビルド工程に入る前に、品質ガイドラインにもとづいて全ての新規コードを自動的に事前審査することにより、他の開発者に影響が及ぶ前に潜在的な問題を検出します。これにより、開発チームの生産性に悪影響を及ぼしたり、プロジェクトの完成を遅らせるような、ビルドの失敗を低減することが可能です。さらに、プロジェクトに関する健全性や進捗状況を総合的に確認できます。「ダッシュボード」を開発マネージャーが活用することで、プロジェクト状況、コード量、単体テスト結果、コードカバレッジ傾向などの主要な指標や、プロジェクトが期限内、予算内、仕様どおりに完成できるかどうかに影響する要素を追跡することができます。

元Gauntlet社のCEOで、現ボーランド、主任アーキテクトのサム・プララは「私たちは、開発チームが直面する問題を解決するためにGauntlet社を設立しました。つまりバグの修正が容易でコストも高くなく、またバグが他のスタッフの作業に影響したり、プロジェクト遅延が発生することもない開発工程の初期段階で、コードの品質を管理する機能を追求しました。ボーランドは、開発者の生産性向上とソフトウェア開発工程の最適化の両方に力を注いでいるため、Gauntletが追求した目標と一致しています。私たちは、ソフトウェアの構築やデリバリーの手法に変革をもたらすという使命をもって、ボーランドチームに参加できたことを大変うれしく思います。」と述べています。

GauntletテクノロジーをボーランドのALMプラットフォームに統合することで、ソフトウェア構築工程に入る前に開発者がコーディング規約を確認するための「仮想サンドバック」を利用できるようになります。またこの技術は、従来からあるコーディング・エラーの検知だけでなく、セキュリティ、ライセンス、コンプライアンス、コードの読みやすさなどの分野においても、標準規格やベストプラクティスを利用することができるように設計されています。

さらにGauntletテクノロジーは、ソフトウェア開発チームに対して、コード管理ばかりでなく、高性能のビジネスインテリジェンス機能も提供します。「ダッシュボード」には、ソースコード管理、ビルド管理、テスト管理などの基盤ツールから最新の情報が自動的に入力されるため、プロジェクト管理者は開発工程の状況を視覚的に把握することが可能になります。チェックイン状況、コードカバレッジ状況、テスト結果の分析や、それらの相関関係についてライフサイクル全体で総合的に把握すること可能になります。「ダッシュボード」を利用すると時系列的な傾向の比較分析ができるので、開発マネージャーは開発チームの目標数値を設定することが可能になります。

ボーランドのプロダクトマーケティング担当副社長、エリック・フリーバーグは「企業は、経費削減、製品の早期市場投入、顧客へのサービス向上のために、機能テストや統合テストの段階に限らず、ソフトウェアライフサイクルのあらゆる段階で品質を向上する方法を模索していると思います。しかしながら、適切なツールを用いなければ、プロジェクト管理者がスタッフやプロジェクトごとに発生する不良コードの影響を把握し、出所を追跡することは困難なことです。これはとりわけ、オフショア開発や外注開発で実施された場合はなおさらです。Gauntletテクノロジーを獲得したボーランドは、コードの品質を格段に改善するために不可欠なツールやプロセスをプロジェクト管理者に提供します。」と述べています。

■ 免責条項(Safe Harbor Statement)
この文書には、1995年の米国私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)を含む連邦証券取引法(Federal Securities Laws)に定める「将来的な予測(forward-looking statements)」が含まれています。過去の事実に基づいた記述以外は、すべて将来的な予測です。将来的な予測とは、Gauntletの技術による販売する能力、Gauntletの技術が実現する機能やその顧客に対する将来の利益、などに関連するものですが、これらだけに限定されるものではありません。このような将来的予測に基づく記述は現時点における予想に基づくものですが、この予想にはいくつもの不確定要素およびリスクが含まれ、実際の事象または結果はこれと大きく異なることがあります。実際の事象または結果が予想と大きく異なる要因としては、特に次のようなものがあります。製品の品質と拡張性を向上させるBorlandの能力、ALMソフトウェア開発プラットフォームの一部として製品の統合と全体的な機能を向上させる能力、BorlandのSDO構想に向けてALMプラットフォームを発展させる能力、品質検査メトリクスを統合する能力、エンタープライズ・ソフトウェア開発プラットフォーム/ソリューションを含めたBorlandの製品とサービスに対する市場の受け入れと採用状況、競合のこの買収に対する反応や競合による価格上昇圧力の可能性、Gauntlet Systems社の業務と従業員を統合するBorlandの能力、この買収に関連する費用や完了手続きに関わる経費の管理能力、大口取引における実行能力、戦略的提携を確立し強化するBorlandの能力、製品やサービスへの需要に悪影響を及ぼす急速な技術的、かつ、ビジネス上の変化、全般的な業界トレンドや経済要因および資本市場の状況。これらおよびその他のリスクについては、米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に保管されるBorlandの定期的報告によって適時詳細な説明が行われます。これらの報告には、Form 10-Kによる最新の年次報告およびForm 10-Qによる最新の四半期報告が含まれますが、これだけに限定されるものではありません。Form 10-Kおよび10-Qはwww.sec.govで入手することができます。Borlandは、新しい情報や状況の変化が生じた場合でも、将来的な予測の内容を更新または変更する義務を負いません(また、このような義務を放棄します)。弊社ウェブサイトに含まれる情報は参照によって本プレスリリースに組み込まれることはなく、またその一部を構成することもありません。

用語解説

■ ボーランドについて
1983年に設立されたボーランドソフトウェアコーポレーション(NASDAQ:BORL)は、Software Delivery Optimization(SDO)ビジョンの実現に向けて、プラットフォームに依存しないソリューションを提供する世界最先端の企業です。人材、プロセス、テクノロジーを融合したソフトウェアおよびサービスの提供を通じて、ビジネスにおけるソフトウェア価値の最大化を支援します。高品質のソフトウェアを納期どおり予算内で提供する方法についての詳細は、リンクをご参照ください。

Borland、Gauntlet、Gauntlet Systems、およびその他すべてのBorlandブランドおよび製品名は、米国およびその他の国におけるBorland Software Corporationの登録商標または商標です。その他すべてのマークは、その所有者に帰属します。

■本件に関する報道関係者のお問い合わせ
ボーランド株式会社
マーケティング本部 小森 真紀
TEL. (03) 4560-1133
Email. maki.komori@borland.com

ボーランドPR代理店(株式会社パブリシス)
渡辺 彩子、 竹村 梨沙
TEL. (03) 5719-8901
Email. Borland@publicis.co.jp

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