KDDIがコリジェント社のパケットADMを採用、全国に導入

コ社CM-100は映像、音声、データ3つのサービスを効率良く伝送

次世代通信ネットワークの主要装置、Packet ADM(Add Drop Multiplexer)の大手プロバイダ、コリジェント・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州)は、本日、同社のCM-100 をKDDI 社が構築する次期アクセスコアリングネットワークの主要機器として採用される事を発表しました。日本全国への展開は今年中に着手される見込みです。KDDI 社への導入、システム構築および運用サポートは、ネットワーク・ソリューション・プロバイダであるネットワンシステムズ社が行います。

KDDI の武田浩オプティカルネットワーク部長は今回の選定に関し、「弊社はかねてよりコリジェント社のCM-100 パケットADM には極めて強い興味を持っていました。同社の装置を1 年以上に渡り、研究所や現局などで広範囲に渡り評価しました。そして最終的に他社のどのソリューションよりもパフォーマンスが優れ、尚且つ私達の要求に合致しているとの判断にたどり着きました。弊社はパケットベースサービスおよびセルラー・トラヒック集約など広範囲のサービスを最も効率的に実現する為に、次世代メトロ伝送インフラを再構築すると言う、戦略的な決断を下しました。そして、弊社の既存のサービスおよび今後のサービスを提供する上でコリジェント社のCM-100 パケットADM が最適だと判断しました」と語ります。

また、コリジェント社のエフード・ロカチCEO は今回の選考にあたり、「KDDI 様に弊社の装置が選ばれたことは、我が社にとって大変な名誉なことです。大手キャリア(通信事業者)が従来のレガシー伝送アーキテクチャーからデータ・パケットベースのインフラへと移行する局面で、重要な役割を果たす機会を頂き光栄に思います」と語っています。「大容量のデータ、映像、音声サービスと言った新たな需要が押し寄せる中で、通信事業者は収益性の高いサービスを提供しながら同時にエンド・ユーザに魅力的なサービスをも提供しなければならないというパラダイムシフトに直面しています」

KDDI 社はCM-100 を、同社の「光プラス」等の主要サービスを提供しているCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)のバックボーンとして使用する予定です。「光プラス」は、DVD 並の高品質画像のVOD(ビデオ・オン・デマンド)や多チャンネル放送、IP 電話、高速インターネットアクセスといった映像、音声、データの三つのサービスを個人ユーザーに提供していKDDI がコリジェント社のパケットADM を採用、全国に導入コ社CM-100 は映像、音声、データ3つのサービスを効率良く伝送ます。コリジェント社のCM-100 は、こう言った帯域最適化サービスを日本全国のメトロネットワークを通して効果的に提供する為に導入されます。

CM-100 はRPR(Resilient Packet Ring)、MPLS (Multi-Protocol Label Switching)といった新技術を利用して、同じインフラ上に映像、データ、音声を効率よく混在させることができる大容量伝送ソリューションです。RPRプロトコルによって最優先のサービスに対しては帯域を保証しながら、低い優先度のサービスを効率よく多重化させることができるため、ネットワークのコストと利益を上手く合致させることができるのです。さらに相互運用可能なMPLS 信号とフォーワーディングによって、運用者はMPLS バックボーン上で新しいデータサービスを瞬時に設定することができます。そのため、新サービスの設定をしながら既存のサービスを管理するという複雑な作業を大幅に軽減することができるのです。

KDDI 株式会社概要
KDDI 社は2000 年にDDI,KDD,IDO が合併、設立した総合通信企業で、移動通信、ブロードバンド、そしてデータ伝送サービスを個人や企業に提供している。au とツーカーの携帯電話サービスの加入者数は2100万人を超え、固定網(マイライン)は約900 万人。グループ企業は73 社、従業員約1 万3000 人。平成16 年3 月期の売上は2 兆8,461 億円。KDDI では、これからのユビキタス・ネットワーク社会に備え通信環境を積極的に整備しており、高付加価値ソリューションを提供する「ユビキタス・ソリューション企業」を目指している。リンク

ネットワンシステムズ株式会社概要
ネットワンシステムズ社は、常に最先端技術の動向を見極め、自ら検証した製品に高品質な技術サービスを付加し、ネットワーク・ソリューションを提供している。IP 技術に精通し、大規模ハイエンドのネットワーク構築を得意とするだけでなく、マルチベンダー環境において様々な機器やアプリケーションを的確に統合し、パフォーマンスを最大限に引き出す技術に優れている。テクニカルセンター、品質管理センターなど充実したサポート体制を活用し、運用サービスまで含めた高付加価値のワンストップ・ソリューションを提供している。全国に75 のサービス拠点と12 の事業所があり、2001 年12 月に東京証券取引所市場第1 部に株式上場した。リンク

コリジェント・システムズ社概要
コリジェント社は経済性において革命的とも言えるメトロ・光伝送製品を提供。同社のCM-100 はVirtual Concatenation 、GFP,LCAS といったSONET/SDH 技術にRPR 、イーサネット、MPLS といったパケット技術を融合させ、SONET/SDH ベースのインフラを次世代のパケットベースのネットワークへと進化させる革新的なPacket ADM として注目されている。この画期的なアーキテクチャーによって、現在のSONET と次世代のデータ、音声、動画をどう繋ぐかといった世界中のサービスプロバイダーのかねてからの懸案を解決した。親会社はOrckit Communications、詳細は以下のサイトをご参照ください。リンク

コリジェント・システムとCM-100 はコリジェント・システム株式会社の登録商標です。本文に参照されている他の全ブランドと製品は各所有者の商標あるいは登録商標です。ここに公開する事項はリスクや不確実性が絡む将来的な記述です。読者は将来的な記述が実際の出来事や結果と大幅に逸脱する可能性があることを御留意ください。コリジェントはこの発表にある情報を更新する義務は負いません。

配信元: ビジネスワイヤ・ジャパン 
       Tel: 03-3239-0755
       Email: newsroom@businesswire.co.jp

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