マルチメディア携帯端末は大いに売れたが消費者は機能に熱中してはいない

マルチメディア機能がある携帯電話の出荷数は今後2年間で倍増することを予測しつつも、米国の調査会社インスタット社では、消費者は、特に米国では、まだこの機能に熱中してはいないようだと報告している。

マルチメディア機能がある携帯電話の出荷数は今後2年間で倍増するだろうが、消費者は、特に米国では、まだこの機能に熱中してはいないようだと米国の調査会社インスタット社は報告する。2005年のMP3プレイヤー(専用機)の驚異的な成長にもかかわらず、携帯電話にこの機能があることへの消費者の関心には変化がなかった。インスタット社の米国消費者の調査で、ハンドセット上で音楽を楽しめる機能は、回答の多かった使いたいマルチメディアアプリケーションの一つだったものの、ほんの9%程度であって、欠かせない特徴というわけではない。

「世界のいくつかの市場では、現在のマルチメディア市場の限界を不本意ながらも徐々に認めるだろうが、日本市場のようにモバイル機器にマルチメディア機能がないのが例外的であるという市場もある。マルチメディアの広範な採用は、利用者にサービスの利用体験をさせるところから始まる」と、インスタット社のアナリストBill Hughed氏は言う。

消費者の低い関心にもかかわらず、マルチメディア機能のある携帯電話の出荷数は他のビジネスファクターによって劇的に成長するだろう。

インスタット社の調査結果を以下にあげる。
◆インスタット社の米国消費者の調査で、マルチメディア視聴における最も関心の高い情報は、リアルタイムのニュース、天気情報、スポーツ、経済情報だった
◆彼らはそのような情報を受け取れる携帯端末が20ドル高くても買うけれども、月々の利用料金が15ドルもかかるのは高すぎると考えている
◆2003年と2004年には、MP3が利用できる携帯電話の売上数量はMP3プレイヤー(専用機)の販売数を越えていた。2005年には、世界のMP3プレイヤーの出荷数がMP3を利用できる携帯電話の売上数量を約2対1で上回った


インスタット社の調査レポート「マルチメディア携帯端末:高機能でもユーザーの反応は鈍い - Multimedia Handsets: Exciting Capabilities Meet Dull Customer Demand」は、マルチメディア携帯電話の世界市場を調査している。2007年までの世界の売上数と収益の予測、マルチメディア携帯電話に関する米国消費者の態度と意見についての調査結果を掲載している。

この調査レポートは、インスタット社のMobile Devicesサービスの一環である。エンドユーザに対する一次調査とサプライヤ側の調査をわかりやすく報告し、世界のモバイル産業と技術トレンド、ユーザの選択、携帯端末、スマートフォン、データデバイスなどのモバイルデバイスの予測を提供する。四半期ごとの収益と市場シェアを製品、エアリンク、地域ごとに提供する。


調査レポート
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マルチメディア携帯端末:高機能でもユーザーの反応は鈍い
Multimedia Handsets: Exciting Capabilities Meet Dull Customer Demand
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