予測を下回るMVNOの収益性

米国の調査会社ピラミッドリサーチ社の報告によれば、MVNOは世界のモバイルユーザーの2.75%を占め、2010年までに3.3%増加して1億を超えると予測される。だがMVNO事業者は多くの課題に直面し、収益は予想を下回るだろうと予測される。

マサチューセッツ州ケンブリッジ、2006年3月2日
米国の調査会社ピラミッドリサーチ社の調査レポート「MVNOとMVNE:仮想モバイル企業の可能性」によれば、2005年末、世界のMVNO加入者数は前年度から25%上昇して6300万を超えた。MVNOは世界のモバイルユーザーの2.75%を占め、2010年までに3.3%増加して1億を超えると予測される。だがMVNO事業者は多くの課題に直面し、収益は予想を下回るだろうと予測される。

ピラミッドリサーチ社の調査によれば、大半のMVNOが赤字または利益がほとんどなく、2年目は大いにMVNOモデルを問い直す必要がありそうだ。MVNOのパイオニアであるVirgin Mobile UKは1999年から事業を行っており、収益性が高い。US MVNO Tracfoneは数年前に市場に参入したが、EBITDAは約10–15%である。低コストのMVNOのパイオニアであるTelmoreの2004年末のEBITDAはさらに低かった。「従来のMVNOモデルはコストが問題になっており、MVNOのベンチャー企業はコスト削減とチャーンに専念しているが、大半を占めるプリペイド加入者によってARPUが低下すると考えている」とレポートの著者Guy Zibi氏は言う。実際、ピラミッドリサーチ社は、すべてのMVNOが利益を獲得できるわけではなく、特にプリペイドに特化したMVNOの成否が今後2年で決まるだろうと結論づけている。

2006年、次世代のMVNOが出現し、ARPUを中心に取り組むことでローエンドのマス市場の同業者より多くの利益幅を獲得して、従来のMVNOのモデルを大きく変えようとするだろう。ピラミッドリサーチ社はこれらのMVNOについて慎重ながら楽観的な見方で、彼らの計画は実現すると考えている。

「MVNOとMVNE:仮想モバイル企業の可能性」について
この調査レポートは現在のMVNOの収益性を分析している。ARPU、MoU、CCPU、CPGA、EBITDA、NPV、チャーンを計算・査定して、成功しているMVNOのコストと収益目標を特定している。またMVNEのビジネスモデル、収益チャンス、今後のMVNE市場の展望を分析している。


◆調査レポート
MVNOとMVNE:仮想モバイル企業の可能性
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◆米国ピラミッドリサーチ社について
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