モデムとレジデンシャルゲートウェイの成長を推し進めるVoIPとワイヤレス

米国の調査会社インスタット社によると、主にモデムとホームネットワーク機能のあるデバイスで構成されているブロードバンドCPE市場は、モデムによる独占状態から、ゲートウェイに重点を移しつつあるという。

ワイヤレスとVoIP機能が搭載された機器の人気が高まって世界のブロードバンド加入者が増加し、2005年のブロードバンドCPE市場は約20%成長したとインスタット社は報告する。主にモデムとホームネットワーク機能のあるデバイスで構成されているブロードバンドCPE市場は、モデムによる独占状態から、ゲートウェイに重点を移しつつあるとインスタット社は見ている。

「この移行の背景には、ブロードバンドサービスプロバイダがもっと高度なサービスを提供しなければならないと考えてるということがある。これによって、サービスプロバイダはバックエンドの管理されたホームネットワークを提供できるようになり、より大きな収益の機会を得ることができる」とインスタット社のアナリストJoyce Putscher氏は語る。

インスタット社の調査レポートは以下についても述べている。

- 多くの消費者が電話代を節約するためにVoIPを活用しており、そのことがVoIP機能搭載のCPEの市場を押し上げている

- モデムとルータの組合せなどの2台のボックスの段階から、1台のレジデンシャルゲートウエイによるホームネットワークへの移行に伴って、販売台数は減少する

- しかしこの2台が1台になるという移行は、今後5年間のブロードバンドCPE出荷総数の成長に影響を与えるだろう

インスタット社の調査レポート「Broadband CPE (加入者宅内装置) 2005年版 :IP電話、融合、無線 - Broadband CPE 2005: Focus on VoIP, Integration & Wireless」は、市場の傾向と世界のベンダシェア(モデム、ゲートウェイ、SOHO向けルータ)をカバーし、レジデンシャルゲートウェイ、モデム、ルータの出荷数と収益の5年間予測を提供する。また、ケーブル、DSL CPEモデム、ゲートウェイは地域ごとに予測する。アクセスタイプごとのゲートウェイの予測、E-MTAとケーブルCPE、VoIP機能のあるDSL CPE、ルータ、DOCSISスタンダードの移行を予測する。


◆調査レポート
Broadband CPE (加入者宅内装置) 2005年版:IP電話、融合、無線
Broadband CPE 2005: Focus on VoIP, Integration & Wireless
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