新興市場はモバイルデータ通信は必要だが支出は抑えたいというピラミッドリサーチ社の調査結果

米国の調査会社ピラミッドリサーチ社は、同社が行ったBRICs諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)の無線加入者調査でワイヤレスデータサービスを使用することに最も高い関心を示したのはブラジル人だったと報告している。

ケンブリッジ(MA)、2005年11月17日
ピラミッドリサーチ社が行ったBRICs諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)の無線加入者調査によると、ワイヤレスデータサービスを使用することに最も高い関心を示したのはブラジル人だった。2500人の携帯電話加入者に、無線インターネット、モバイルテレビなどのデータサービスについて、「無料なら使いたいか」「適正な価格なら使いたいか」「いくらでも使いたいか」という質問をした。ブラジル人は、その他の国よりもモバイルデータサービスを購入したいと回答した人が多かった。

ブラジル人はモバイルデータ通信に対する最も高い熱意を示したが、無料の場合に限り利用したいとしている。モバイルデータに支払ってもいいと考える料金は、アプリケーションと国によって大きく異なる。ロシア人は1カ月当り平均4.23USドル、ブラジルと中国の加入者は約4USドル、インドの加入者は1.50USドル支払ってもいいと考えている。

インドでは、20%の回答者がモバイルデータアプリケーションに関心を示した。最も少ない場合でも約2700万ユーザであり、これらの加入者が支払い可能と考える支出レベルとした1ヶ月当たり1.44USドルを支払うとすると、モバイルデータは1年間で46億6500万USドルの収益の可能性があるということになる。BRICs諸国で今後5年間に約6億4500万人の新規加入者があるとすれば、ビジネスチャンスは確実である。

ピラミッドリサーチ社のシニアアナリストNick Holland氏は、「利害関係者はエンドユーザのコンテンツとサービスへの期待について、BRICs諸国のそれぞれの特性をつかみ、正確に把握しなければならない。ユーザのデータ通信への期待は国によって大きく異なるため、すべての国に同じサービスを提供するという戦略では必ず失敗するだろう」と、このビジネスチャンスへの周到なアプローチを薦めている。

◆調査レポート
BRICs各国の規制 - 最新情報
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