3Gなどの市場トレンドに挑む無線端末向けコンポーネントメーカー

米国の調査会社インスタット社によると、2005年は3Gネットワーク加入者にとっては刺激的な1年であり、端末とコンポネントメーカーにとっては試練の1年だったという。

無線端末のコンポーネントメーカーは、3Gサービスの急増などの市場傾向に先を争って取り組んでいるとインスタット社は報告している。2005年中頃までに、3Gの加入者数(CDMA2000 1X EV、WCDMA)は5000万を超えるだろう。3Gサービスが開始されることで、キャリアがセルラーデータサービスの収益をあげざるを得なくなり、あらゆる形とサイズ、可能な限りのありとあらゆる機能の携帯端末が数多く作られた。

「2005年は3Gネットワーク加入者にとっては刺激的な1年であり、端末とコンポネントメーカーにとっては試練の1年となった。キャリアは自社のデータネットワークを稼動させるために数10億ドルを費やし、そこから何らかの収益をあげはじめるために必死だった」と、インスタット社のアナリストAllen Nogee氏は語る。

インスタット社の調査レポートは下記についても調査した。

- 端末価格の下落が加速しており、GSM端末は30ドルレベルから、20ドルも間近である。WCDMA端末(大部分はGSMをサポートしている)は高価なままだが、価格低下は進んでいる。

- チップ数も低下している。インテルとTIが「ワンチップ」の端末を目指しているが、現在すべてのチップメーカーはこのような方向性の重要性を認識しており、特にローエンドの端末のためにできる限り早く実現しようとチップ数を減らしている。

- メモリは大きく成長している。端末にはより幅広いフラッシュメモリが搭載され、取り外し可能なメモリカードを搭載する端末もある。携帯電話会社は、端末に保存できなければユーザーが音楽やアプリケーションを買わないと認識している。

インスタット社の調査レポート「無線向けコンポーネント出荷の5年間予測:The Little Device That Could」は、無線端末向けコンポーネントの世界市場をカバーしている。市場を促進する要因を調査し、様々な分野のコンポーネントについて、出荷数の5年間予測、収益、ASP予測を行っている。また、主要ベンダーの発表するニュースと市場傾向の分析も掲載する。


◆調査レポート
無線向けコンポーネント出荷の5年間予測:The Little Device That Could
The Little Device That Could: A 5-Year Handset Component Forecast
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◆インスタットについて
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