成熟に向かう中国と韓国のMP3プレイヤー市場

米国の調査会社パークスアソシエイツ社によると、高い市場浸透率とフラッシュメモリ機器が比較的安価なことで、中国と韓国のMP3プレイヤー市場は、他の国々より早く買い替え/追加購入段階を迎えたという。

今後のMP3プレイヤー購入予定者の約80%が買換え需要であることから、中国と韓国のMP3プレイヤー市場は他の国々よりも急速に成熟していると パークスアソシエイツ社の調査レポート「デジタル音楽とポータブルMP3プレイヤー - Digital Music and Portable MP3 Players」は報告している。

中国と韓国のオンライン人口で、今後1年間にMP3プレイヤー購入を計画している人の3/4が、すでに1台以上のMP3プレイヤーを所有していると調査レポートは報告している。これとは対照的に、イギリスの70%、ドイツの67%、日本の66%、フランスの58%を占める購入予定者は、MP3プレイヤーを現在所有していない。米国の既存所有者と初回購入者の割合は半々である。

「中国と韓国のMP3プレイヤー市場は、他の国々より早く買い替え/追加購入段階を迎えた。普及率の高さと、あまり高価ではないフラッシュベースデバイスの普及が影響しているのだろう」と、パークスアソシエイツ社のアナリストHarry Wang氏は語った。

Harry Wang氏は、既存所有者は初回購入者よりも商品知識が豊富なため、購買意欲が高いと述べている。また、既存購入者たちは金銭的余裕があり、音楽をダウンロードしたりオンラインラジオ番組を聞いたりなどの活動をしやすい環境にあるとも述べている。

「MP3プレイヤー市場のマーケティングにおいてはそれぞれに適切なアプローチを行う必要がある。MP3プレイヤーの初回購入者が多くを占める西欧諸国と日本では、ベンダはユーザー教育を進め、ブランド認知を築き上げなければならない。中国と韓国では、ベンダはブランドの切り替えをされないように、消費者の好みに合う製品機能を提供するようにするべきだろう。」

パークスアソシエイツ社の調査レポート「デジタル音楽とポータブルMP3プレイヤー - Digital Music and Portable MP3 Players」は、現在のデジタル音楽とポータブルMP3プレイヤーの市場を分析する。技術の進化や市場ダイナミクスの変化の中で、音楽サービスやハードウェアの傾向を分析し、音楽サービスに対する消費者の態度とMP3プレイヤーの所有と使用に関する調査データを提供する。


◆調査レポート
デジタル音楽とポータブルMP3プレイヤー
Digital Music and Portable MP3 Play
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