「WiMAX とHSDPAの比較動向分析」を販売開始

~果たして競合か連携か?~

インターネットビジネスの総合シンクタンクであるネットアンドセキュリティ総研株式会社(代表取締役 原 隆志 東京都港区)は、株式会社ROA Groupが提供する、WiMAXとHSPDAの概要・両技術の比較、各事業者の動向及びそのビジネスモデルを中心に分析したレポート「WiMAXとHSDPAの比較動向分析」の販売を開始しました。

報道関係者各位

平成17年10月19日
ネットアンドセキュリティ総研株式会社
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ネットアンドセキュリティ総研、「WiMAX とHSDPAの比較動向分析」を販売開始
       ~果たして競合か連携か?~
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■■ 要約 ■■

インターネットビジネスの総合シンクタンクであるネットアンドセキュリティ総研株式会社(代表取締役 原 隆志 東京都港区)は、株式会社ROA Groupが提供する、WiMAXとHSPDAの概要・両技術の比較、各事業者の動向及びそのビジネスモデルを中心に分析したレポート「WiMAXとHSDPAの比較動向分析」の販売を開始しました。

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■■ エグゼクティブ・サマリー ■■

■レポートガイドライン

2003年1月にIEEEで規格標準化が承認されたIEEE802.16(WiMAX)はWMANとして誕生して以来、通信市場に大きな衝撃を与えています。

現在の通信市場に提供されている固定無線技術といえば、Wi-FiのようなWLANやBluetoothに代表されるWPANが存在します。しかし、どれも提供する通信速度は10Mbps~50Mbpsを出力することができますが、通信エリアが非常に狭いという仕様でした。これに対してW-CDMAやCDMA2000等の現行の3G移動体通信技術の場合、通信可能エリアがWLANやWPANとは異なり非常に広範囲なエリアをカバーすることが可能で、PDCのような先代の2G移動体通信技術に比べて通信速度や音声品質が大幅に向上されましたが、通信速度が最高でも384kbps程度なため、大容量データ通信には不向きの仕様です。

これらWLAN、WPANのような近距離無線通信技術や移動体通信技術に比べて、WiMAXは一台の基地局で提供できる通信エリアが半径約50km前後に達し、その通信速度も最大で15Mbpsに達します。同技術は固定通信技術のADSLやFTTH・CATV等並みの通信速度を実現可能にする長距離での固定無線通信技術として策定されています。特に策定当初から固定通信回線の敷設が難しい地域や人口密度の低い過疎地等の採算が取れない地域等のラストワンマイルの地域にも高速ブロードバンド環境を無線で提供することが実現できるように策定されています。そのため、このような地域にも低価格で高速ブロードバンド環境を提供することができる技術として期待されています。

また現在規格標準化作業中であるMobile WiMAXとして認識されているIEEE802.16eでは、さらに現行のWiMAXの仕様に、高速移動時でも安定したデータ通信を提供することができる技術として策定されています。WiMAXと同じく高速データ通信を可能にもする事から、低価格でのサービス提供も可能であると言われています。このことから現在移動体通信事業者にとっては、強力な競合技術の出現に市場シェアを奪われる可能性があるため脅威となっています。

一方で現行の3G移動体通信技術でも、W-CDMAの下りスループットを向上させる補完技術として3GPPからHSDPAという技術が開発されています。海外の大手通信関連メーカーや大手半導体メーカー等が中心となって、この技術を利用した実証実験や研究開発が行なわれています。この技術はW-CDMAが出力する静止時の通信速度の約7倍以上の通信速度を実現するよう策定されており、W-CDMAを採用する移動体通信事業者にとっては、データ通信速度を向上させる技術として期待されています。

同じくW-CDMAの上りスループットを向上させる技術としてHSUPAが現在3GPPにより規格標準化作業中です。この移動体通信技術もまたHSDPAと同じくデータ通信をより高速化に特化した仕様となっており、W-CDMAのもう一つの補完技術であると言えます。但し現在のところ、HSDPAがまだ商用サービス化されていないため、HSUPAを今後採用していく意向を示している通信事業者は少なくありませんが、HSUPAの実証実験や研究開発を行っている通信事業者はまだ数少ないです。4Gへの移行が2010年を目処としているため、その前の2007年度中には標準化作業も完了し実用化される見通しです。

現在の通信市場に誕生したこれら最新の通信技術が、今後市場に大きな影響を与える事になるとの見解です。これまでの音声通話が中心の市場形態から、現在では通信市場でデータ通信が占める比重が増加しています。映像・音楽・放送コンテンツ等の大容量データの配信サービスやストリーミングサービスが提供開始されるようになると、今後のデータ通信の比重はますます増加し続けると予想されます。結果として、WiMAXやHSDPAのような大容量データ通信を実現可能にできる技術は、非常に重要な存在となります。また、各事業者のサービスの低額化を促進する動きがあることから、今後の注目度及び重要度が増すと
予想されます。


■■ 調査目的 ■■

固定無線技術であるWiMAXの登場は、各通信市場の勢力図を塗り替える可能性を秘めています。その競合技術として、移動体通信技術のHSDPAがあります。本レポートでは、これら技術の動向や市場を比較分析することで、今後の可能性を展望しています。今後の通信市場にどのような影響を与えていくのかを考えていく上で、現在サービスを提供している既存通信事業者や新規にこの市場に参入する通信事業者にとって、今後の市場動向と展望の参考になる資料になることを期待するものです。


■■ 調査範囲 ■■

本レポートは4つの章で構成されています。

 ・第一章「概要」では、通信市場の現況把握とWiMAXとHSDPAの各仕様について述べています。
 ・第二章「各通信事業者の動向」ではWiMAX又はHSDPAを採用し事業展開を行なう予定の事業者を中心に、各企業動向と事業戦略を纏めています。
 ・第三章の「ビジネスモデル」ではWiMAX又はHSDPAを利用して、どのようにビジネスモデルが通信市場で展開するかを、各事業者別に纏めています。
 ・第四章「総論」では、WiMAXとHSDPAの仕様とその可能性を比較分析しています。


■■ 調査方法 ■■

本レポートではプライマリーリサーチとセカンダリーリサーチを並行して実施しました。また以下の資料・文献等を参考に作成されています。

・専門調査機関の資料や統計データ

・日本国内の移動体通信事業者、大手電気メーカー等のプレスリリースや資料

・各社インターネットサイトからの情報収集


■■ 資料目次 ■■

1 概要
 1-1 通信市場の現況
 1-2 WiMAX(IEEE 802.16-2004 / IEEE 802.16e)
 1-3 HSDPA
 1-4 WiMAXとHSDPAの比較
  1-4-1 技術的な比較
  1-4-2 規制・政策の比較
  1-4-3 サービスからの比較
  1-4-4 利用端末の比較

2 各通信事業者の動向
 2-1 WiMAXを採用する通信事業者の動向
  2-1-1 YOZAN
      ・背景・事業戦略
      ・ビジネスモデル
  2-1-2 平成電電
      ・背景・事業戦略
      ・ビジネスモデル
  2-1-3 KDDI
      ・背景・事業戦略
      ・ビジネスモデル
 2-2 HSDPAを採用する通信事業者の動向
  2-2-1 NTTドコモ
      ・背景・事業戦略
      ・ビジネスモデル
  2-2-2 Vodafone
      ・背景・事業戦略
      ・ビジネスモデル
  2-2-3 ソフトバンク
      ・背景・事業戦略
      ・ビジネスモデル
  2-2-4 イーアクセス
      ・背景・事業戦略
      ・ビジネスモデル
3 総論
 3-1 「競合技術」からの展望
      ・技術仕様・サービス
      ・対応製品・端末
 3-2 「連携・相互補完な技術」からの展望
      ・技術仕様・サービス
      ・対応製品・端末
 3-3 通信事業者への示唆点


APPENDIX

A 技術プロファイル

A-1. 固定無線通信技術
・IEEE 802.16-2004 ( IEEE 802.16a )
・IEEE 802.16e(Mobile WiMAX/Wibro)
・オーバーレイ

A-2. 移動体通信技術
・HSDPA
・HSUPA
・W-CDMA
・CDMA2000
・CDMA2000 1x
・1x EV-DO


■■ 図目次 ■■

[図 1]WiMAXとその他の無線通信技術との仕様比較
[図 2]ブロードバンド先進国の総加入者数(2004年1月基準)
[図 3]日本の固定通信と移動体通信の契約数推移
[図 4]日本のブロードバンド契約数
[図 5]日本の移動体通信契約者数推移と移動体通信事業者の動向
[図 6]WiMAXと他の固定無線技術の違い
[図 7]W-CDMAとHSDPAの比較
[図 8]各通信事業者の採用技術
[図 9]近年の日本のPHS契約数推移
[図10]YOZANのWiMAX事業への設備投資と新規の比較
[図11]YOZANと事業提携企業との関係
[図12]YOZANのVNO事業者向けインフラ網提供モデル
[図13]YOZANのWiMAX商用サービス
[図14]平成電電の事業戦略
[図15]平成電電のビジネスモデル
[図16]KDDI ウルトラ3G移行計画
[図17]KDDIのウルトラ3G構想
[図18]NTTドコモの事業戦略
[図19]Vodafoneのビジネスモデル
[図20]ソフトバンクBBの事業戦略の転換
[図21]イーアクセスの事業戦略と動向
[図22]イーアクセスのビジネスモデル
[図23]競合技術からの展望
[図24]連携・相互補完技術からの展望


■■ 表目次 ■■

[表1]WiMAXとHSDPAの技術仕様比較
[表2]WiMAX事業おいてYOZANと平成電電の比較・相違点
[表3]HSDPAを採用する通信事業者
[表4]WiMAXとHSDPAの状況比較


■■ 資料概要 ■■

資 料 名:WiMAXとHSDPAの比較動向分析 ~果たして競合か連携か?~
発 刊 日:2005年 10月
発   行:株式会社ROA Group
調査・制作:株式会社ROA Group
販   売:ネットアンドセキュリティ総研株式会社
判   型:A4カラーコピー印刷・70頁
価   格:
    ■CD-ROM(PDF)版:
      99,750円 (税抜 95,000円+消費税 4,750円)別途送料 500円
    ■CD-ROM(PDF)+PDFのハードコピー版:
     102,900円 (税抜 98,000円+消費税 4,900円)別途送料 500円

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【お申し込み方法】
TEL・FAX・e-mailのいずれかにて住所・お名前・e-mail・電話番号・会社名を
明記の上お申し込みください。
また、上記URLよりお申し込みページへリンクしておりますので、そちらのフ
ォームでのお申し込みも可能となっております。


■■ ネットアンドセキュリティ総研株式会社 ■■

・設  立 :1996年10月
・資 本 金:151,450,000円(2003年11月20日現在)
・代 表 者:代表取締役 原 隆志
・事業内容:インターネットビジネスの総合シンクタンク
・取扱商品:・企業様のweb、メールマガジンのコンテンツ企画、制作、運
       用、顧客対応業務の代行
      ・セキュリティ製品レビュー、ウイルス情報、セキュリティホ
       ール情報、インシデント情報など幅広くセキュリティ情報を
       提供
      ・情報通信市場、ネットビジネスに特化した独自調査の企画、
       受託、調査資料の制作・販売
      ・インターネットリサーチの実施および事業立ち上げ支援
       サービスなど
・U R L: リンク
・連 絡 先:〒106-6138
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担当:安田
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