世界の多くの地域で、通信事業者はすでにテレビサービスを提供し初めているか、これからはじめようとしているとインスタット社は報告している。2004年末現在のテレビサービス加入者は160万で、2009年末には320万に伸びると予測されるが、その半数以上がアジアの加入者である。
「多くの通信会社はテレビ放送とVOD(ビデオオンデマンド)サービスを開始しようとしている。デジタルビデオレコーディング(DVR)、HDTVなどの高度なサービスや、その他の通信アプリケーションが今後も追加されるだろう。」
この調査レポートは以下についても調査している。
- 北米ではベライゾンとSBCがテレビサービスを開始する準備を進めているが、フランチャイズ規制の問題がその決定のペースを左右するだろう
- テレビ放送のコンテンツプロセッシング、オンデマンドコンテンツプロセッシング、コンテンツセキュリティ、さらにはミドルウエアによって、通信事業者が得る収益は2009年には6億ドルを超えるだろう
- 欧州では国営のPTTや競争的な放送サービス事業者が、高速インターネット接続、VoIP、テレビといったいわゆるトリプルプレイを提供することに熱心である
インスタット社の調査レポート 「通信経由のTV放送は本格普及段階に突入 (Telco TV In Mass Deployment Phase)」は、DSL、ファーバートゥーザホーム(FTTH)などの次世代ネットワークを使ってデジタルテレビサービスを提供しようとする通信事業者の世界市場を調査している。通信事業者のテレビ加入者数、機器による収益、サービス収益などの予測、市場促進要因の分析を提供している。
◆調査レポート
通信経由のTV放送は本格普及段階に突入
Telco TV In Mass Deployment Phase
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