2010年までにマルチチャンネルTV所有世帯数が4100万になる中東・北アフリカ

英国の調査会社インフォーマ社の調査によれば、中東および北アフリカのテレビ市場でついにマルチチャンネルTVが現実のものになりつつある。

2005年5月12日
Informa Telecoms & Mediaの調査結果によると、中東および北アフリカのテレビ市場でやっとマルチチャンネルTVが現実のものになりつつある。Informa社の「中東と北アフリカのテレビ市場(第2版)」によれば、この地域のTVを所有する5250万世帯のうち2950万世帯がマルチチャンネルTVサービスを受けており、普及率は56.2%である。2010年までにその数は4100万となり、普及率は67.7% になる。Informa社のメディアリサーチマネージャーでレポートの著者であるAdam Thomas氏によれば、「中東では市場の自由化が一般的な動向となっており、放送市場をも助長している。その他にも大半の地域で共通言語が用いられていること、石油の収益によって比較的裕福であること等、いくつかの好材料がある。」
2004年のこの地域のTV広告収益は19億ドルで、「中東と北アフリカのテレビ市場(第2版)」は、2010年までに収益が30億ドルに増加すると予測している。「今後数年間、広告収益は緩やかだが安定して成長する。また多数の民間の地上波チャンネルが開始され、同分野のダイナミズムが増すだろう」とThomas 氏は言う。

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マルチチャンネルサービスを受けている大半の世帯が無料放送(FTA)のチャンネルを利用しているが、2010年までに同地域のペイTVを利用する世帯総数は670万に増加すると予測されている。これはTV所有者全体の11.1%となる。成長の大半がイスラエルとトルコにおけるもので、2010年末に同地域のペイTVを利用する世帯は550万になる。

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一層の成長を阻んでいる要因のひとつは、多くの地域でみられる可処分所得の多い少数派とその他の国民との貧富の差である。そのため、ペイTVオペレーターは地域で比較的裕福な少数の人々にしかサービスを販売できないため、多数の国外居住のコミュニティーにサービスを提供している。
「中東と北アフリカのテレビ市場(第2版)」はInforma Telecoms & Mediaが2005年5月に出版したレポートである。同社は幅広いメディア事業に関する出版物を提供しており、それらの出版物には、「TV International」や「AsiaCom」等のニューズレターや「アジア太平洋地域のテレビ市場」、「米国のテレビ市場」、「東欧のテレビ市場」、「西欧のテレビ市場」等の地域別のTVをテーマにした多くのレポートがある。

◆調査レポート
中東と北アフリカのテレビ市場(第2版)
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