転換期にある企業向けWLANスイッチ市場

米国の調査会社インスタット社は、WLANスイッチ市場全体の出荷台数が、2004年の約35,800台から2008年の約242,500台まで増加するという予測を発表した。

企業向けWLAN市場は興味深い転換期にある。市場は間違いなくいわゆるファット(豊富な、Fat AP)アプリケーションから遠ざかり、より集中的な管理アプローチに移行している。「WLANスイッチ」とシン(軽い、Thin AP)アプリケーションによって実現したこの新しいモデルを使えば、企業向けWLANの導入と運営が確実に容易になる。また企業顧客の有線と無線ネットワークのよりシームレスな統合が実現する。しかしCisco、Extreme、Foundry等の大規模なイサネットスイッチベンダは、WLANスイッチの機能を直接自社の有線のスイッチ製品に統合して、ArubaやTrapeze等の市場の開拓に一役買った新興企業に挑戦しているとインスタット社は報告する。インスタット社は、WLANスイッチ市場全体の出荷台数が、2004年の約35,800台から2008年の約242,500台まで増加すると予測する。

「2004年に出荷されたすべてのWLANスイッチはSymbolやAirespace等のオーバーレイWLANスイッチである。この市場は2006年にピークを迎えた後、有線のスイッチで組込みWLAN機能の割合が高まり、2009年までには下降する」とインスタット社のアナリストSam Lucero氏は言う。「WLAN管理機能が有線イサネットスイッチと統合され、WLAN管理機能がある有線イサネットスイッチとない有線イサネットスイッチの価格差が縮まる。また、事実上販売されるすべての新しい企業向けイサネットスイッチでアプリケーションを管理できるようになるだろう。」

インスタット社の調査結果を以下にあげる。
- 市場は組込みWLANの管理機能に向かっているとインスタット社は確信するが、オーバーレイスイッチベンダは、VoWLAN等のほとんどの有線イサネットスイッチベンダがまだ取り組んでいない特定のアプリケーションを提供して差別化を測れば、活気が戻るだろう。
- 2003年の企業向けWLANスイッチの出荷は少なかったが、2004年に急成長する。
- 2009年、オーバーレイWLANスイッチの出荷台数は24,200台に減少する。

インスタット社の調査レポート「ビジネス向けWLANスイッチ市場分析:WLANスイッチかただのスイッチか?」は、WLANスイッチと企業レベルのアプリケーションとNICの世界市場について記載している。2004年のベンダの市場シェア、2004-2009年の出荷台数およびメーカーの収益の予測データは、無線規格と形状別に提供する。また、主要なベンダのプロファイルと市場動向分析を記載する。特にWLANの企業向け機器ベンダ企業のプロダクトマネジャ、WLAN企業向け機器市場を担当している金融アナリスト、WLAN企業向け機器市場についてクライアントに助言するコンサルタントに有用である。



◆調査レポート
ビジネス向けWLANスイッチ市場分析:WLANスイッチかただのスイッチか?
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◆インスタット/MDR社について
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