NAND型フラッシュメモリ最終製品の出荷額は、2004年の50億ドルから3倍以上に増えて2009年には180億ドルになるだろうとインスタット社は報告する。NAND型チップの大半がメモリカードやUSBメモリに使用される。エンドユーザが最も関心があるのは、記憶容量と価格である。アドオンカードタイプが主流となっているため、NAND型フラッシュメモリはコンシューマ主体の製品となっており、価格が重要なポイントであるが、コンシューマに価値が認められれば大きなビジネスチャンスとなるだろう。「NAND型フラッシュメモリのマーケティングを理解するということは、フラッシュカード市場と需要を促進するアプリケーションを常に把握しているということである。フラッシュカード市場の規模は2009年までに120億ドルに達するだろう」とインスタット社の専務理事Frank Dickson氏は言う。
インスタット社の調査結果を以下にあげる。
- 引き続きNon-Flash版カードの需要においては、デジタルカメラ、USBメモリ、成長するデジタルミュージックプレーヤー(MP3)、大規模な携帯電話が市場を占めるだろう。最も需要が多いのはUSBメモリで、2005年の収益は20億ドル以上になるだろう。
- NOR型からNAND型へ移行した結果、フラッシュメモリの市場勢力図が変わった。SamsungがNAND型およびNOR型フラッシュメモリ市場のトップのIntelと入れ替わり、中枢のプレーヤーになった。IntelはNAND型フラッシュメモリを製造しないが、Samsungは両方のフラッシュメモリを製造していることは注目に値する。
- 1999-2004年の間に、アジア太平洋地域のNAND型フラッシュメモリ市場のシェアは24.9%から約2倍に増えて46.8%になる。
インスタット社の調査レポート「Applications Markets for the Growing NAND Flash Mob」は、世界のNAND型フラッシュメモリ市場の予測データを出荷台数、出荷高、アプリケーションとエンドユーザ市場別の消費額、地域の購買パターン別に提供している。また市場およびベンダの動向を分析している。
◆調査レポート
Applications Markets for the Growing NAND Flash Mob
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