成長が低迷するSOHOと大企業向けルーター市場

2006年のSOHO向けルーター市場の成長は、VoIPの大幅な普及によって低速し、また2007年と2008年はマルチサービス用機器への支持が集まるために下落する

SOHO向けルーター市場は2004年に出荷台数で大幅に成長すると見られていたが、価格の下落によって、総収益が伸びなかったとインスタット社は報告している。これは、大企業市場において2004年の出荷台数と総収益の下落が予測されていることを勘案すると、市場の成熟を表していると言える。VoIPの大幅な普及によって、2006年のSOHO向けルーター市場の成長は低速し、また2007年と2008年のSOHO向けルーターの出荷台数はマルチサービス用機器への支持が集まるために下落する、とインスタット社は予測している。同様に、予測期間中の事業所向けルーターの出荷台数は、マルチサービス用機器への人気上昇が原因で、わずかに成長する程度になると見ている。インスタット社は大企業向けルーター市場は予測期間中、緩やかな成長が続くだろうと予測している。低価格で提供するアジアからの業者の台頭によって、総収益の変動は見られないだろう。

インスタット社の調査では下記の調査結果を報告している。

・2004年と同様に2003年のSOHO市場向け出荷台数の大半は802.11b/g対応無線ルーターであった。

・ルーター市場を牽引しているのは、セキュリティ、VoIPへの移行、そしてその結果生じたIPのQoS保証技術である。

・IPルーティングやセキュリティ、音声通信を単一機器につなげるマルチサービス向け製品の導入は、調査期間中は独立型ルーターの成長を鈍化させるだろう。

インスタット社「SOHOと企業向けルーター市場調査」レポートは、SOHO、事業所および大企業向けルーターの世界市場を分析している。地域別出荷台数と収益については、いずれも2003年から2008年まで予測されている。このレポートではまたルーターベンダのプロフィールも掲載されている。

◆調査レポート
SOHOと企業向けルーター市場調査
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◆インスタット社について
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