10年間成長を続けた世界最大の携帯電話事業者のひとつであるOrangeは、戦略を見直す時期にきている。現在参入している市場のビジネスモデルを利用して、類似市場に事業を拡大することでビジネスチャンスを獲得し世界展開をはからなければ、成長は低迷し収益が減少するとインスタット社は報告している。Orangeが来年どう動くかが、今後10年間の方向性と成長の鍵を握る。
Orangeグループがサービスを提供している世界17カ国の加入者5200万人の2/3をフランスと英国が占めている。この2カ国が市場の成長と収益の大部分を占めているため、Orangeを本当の意味でのグローバルオペレータと考えるのは難しい。だがOrangeはこの2カ国の市場で成功率の高い成長モデルを確立した。
インスタット社の調査結果を以下にあげる。
・Orangeは英国とフランスで第3世代の無線ネットワークを構築してサービス提供を開始した。現在Orangeのネットワークは最大のネットワークのひとつである。
・Orangeの打開策のひとつは、顧客が望む最新かつ高度なサービスをシンプルで安い価格体系で提供して、顧客に価値を提供することに専念することである。
・世界の発展途上市場に参入しているOrangeは、すき間市場での無線サービスの需要の高まりを利用できる立場にある。だが欧州以外の市場でOrangeがサービスを提供している国では、近い将来無線サービスが大幅に成長するとは考えられない。
インスタット社の調査レポート「Orange:ブランドの確立が世界市場での成功を導く」は、Orangeの歴史、戦略、世界市場の位置、将来の展望の詳細なデータ、携帯電話事業者の事例研究を世界的事業拡大の展望を提供する。また、Orangeの加入者数、3Gライセンス、契約金額と主要サプライヤーの統計データを掲載している。
◆調査レポート
Orange:ブランドの確立が世界市場での成功を導く
リンク
◆インスタット社について
リンク
◆このプレスリリースに関するお問合せ
株式会社データリソース
107-0052 東京都港区赤坂4-5-6
Tel:03-3582-2531 Fax:03-3582-2861
リンク
Eメール:info@dri.co.jp
御社のプレスリリース・イベント情報を登録するには、ZDNet Japan企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。