VoIPを利用している企業が、2003年の3%から2004年には12%に増加し、米国の企業におけるVoIPの利用がこの1年間で大きく広まったと、インスタット/MDR社は報告している。インスタット/MDR社の調査結果によると、比較的規模の大きな企業への普及が大幅に伸びているという。今年末までにVoIPの普及率が中規模企業で34%、大規模企業では43%になると、インスタット/MDR社は予測している。
「VoIPへの移行に対する考え方は企業によって異なっている」とインスタット/MDR社のアナリストDaryl Schoolar氏は語る。「導入時にはある程度カスタマイズする必要がある。そのためサービスプロバイダは、従来のサービス以上にコンサルタント的な顧客アプローチをしなければならない。」
インスタット/MDR社の調査レポートは独自のユーザー調査結果を提供し、次のような調査結果も掲載している。
・ほとんどの企業はVoIPのみを利用するのではなく、音声通信サービスや他の技術を併用する可能性が高い。
・早期に導入しているのは大企業や中規模の企業だが、ベンダは中規模以下の企業を無視することなく、各々の状態にあわせたソリューションを開発しなければならない。
・最近企業では何らかのLANベースの要素を持つVoIPの導入を好む傾向にある。しかしこのような傾向は、VoIPの導入を計画している企業の間では少なくなっているようである。
インスタット/MDR社の調査レポート「2004年 ビジネス向けVoIP:エンドユーザーの見通し」は、米国の企業向けVoIP市場の分析、現在のユーザー統計、予測を掲載している。また、従来のユーザー調査から、ベンダ選択などのデータも提供している。
◆調査レポート
2004年 ビジネス向けVoIP:エンドユーザーの見通し
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