データサービス市場の成長が好要因となるテレコムデータサーバー市場のサブセグメント

DISはインターネットにおいて重要な役割を果たしているため、インフォメーションスーパーハイウェイの成長に伴ってその支柱も成長する

年々デジタルデータのトラフィック量が倍増するなか、通信プロバイダネットワーク上のトラフィックの管理およびディレクションを行うData Infrastructure Server (DIS)の需要も急増するとインスタット/MDR社は報告している。 だがボイストラフィックの成長はほぼ横ばいとなっているため、テレコムデータサーバー市場のもうひとつのセグメントであるボイスセントリックなNEBS-Compliant Servers(NCS)も同様に、今後数年間横ばいの成長となる。

「DISはインターネットにおいて重要な役割を果たしているため、インフォメーションスーパーハイウェイの成長に伴ってその支柱も成長する」とインスタット/MDR社のアナリストEric Mantion氏は言う。「いまだにDISに伴うビジネスチャンスを知ると驚く人がいる。その主な理由は、DISはウェブのキャッシュやゲームサーバーやメディアソースのストリーミングに至る、多種多様なアプリケーションの動作が可能だからである。そのためDIS市場全体を独占した者はいない。」

インスタット/MDR社の調査レポートを以下に挙げる。

・ムーアの法則が効を奏してサーバーの機能が年々向上する一方、パフォーマンスの1年半毎の倍増にもかかわらず、データ需要に対しては年間約26%不足しており、この不足がDIS出荷台数増加の主な促進要因となっている。

・予想に反して、TDS市場で最も成長しているサブセクタはブレード付NCS市場である。実際、フォームファクタ別にNCSを分類すると、ブレードなしNCSの収益は年間16%落ち込み、一方ブレード付NCSの収益は2008年前半に10億ドルを超える。

・同様にフォームファクタでDISの対極にあるブレードなしのDISは、全体のサーバー市場の予測よりわずかに高い率で成長するが、5年以内に100億ドルを超える。だがDISのブレード部分は年平均成長率が75%となる。

・SunはTDSおよびNCS市場全体のトップに返り咲くが、DIS市場の市場シェアのトップはHPとなる。また予測期間中に収益の最大のシェアを占めるのはUNIXだが、Linuxは年平均成長率46%を占める。

インスタット/MDR社の調査レポート「テレコムデータサーバー(TDS):通信の伏兵」は、TDS、 NCS、DISの出荷台数、ASP収益予測を記載している。また、ブレード付TDS、ブレードなしTDS、ブレード付NCS、ブレードなしNCS、ブレード付DIS、ブレードなしDISの収益予測を提供している。また技術、市場の概要以外にTDS関連のすべてのベンダが掲載されているリストを提供している。

◆調査レポート
テレコムデータサーバー(TDS):通信の伏兵
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◆インスタット/MDR社について
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