モバイルPC市場はインテル社の戦略的ターゲットになる

モバイルPCは現在、PC出荷数全体の約4分の1を占め、2008年までに3分の1に迫る勢いである

モバイルPC市場は最も成長の早いコンピュータプラットフォームであり、インテル社の戦略的ターゲットである。インスタット/MDR社によれば、モバイルPCは現在、PC出荷数全体の約4分の1を占め、2008年までに3分の1に迫る勢いであり、ビジネスユーザーも一般ユーザーも含めて多数のユーザーが、モバイルPCへの乗換えを選択しているそうである。

デスクトップを凌ぐモバイルコンピューティングの発展に気づいたインテル社は、この市場への参入をもくろみ、市場を細分化した上で、それぞれにIA-32プロセッサソリューションを搭載している。2003年インテル社は、SpeedStep技術を採用し、ペンティアム4に比べ消費電力の少ないペンティアム4M、モバイル市場向けの新しいマイクロアーキテクチュアであるペンティアムM、低電圧・超低電圧ペンティアムM、最も手軽なコンピューターソリューションであるセレロンをそれぞれ発表した。そして、インテル社のモバイルPC市場収益は、2008年までに108億ドルを上回る見込みである。

インスタット/MDR社は、他にも以下の様な調査結果を得た。

・ハイエンド及びローエンド製品双方における、新型フォームファクタも成功してはいるが、市場の成長はフルサイズや薄型軽量のノートブック型PCによるところが大きい。この新世代型ノートブックは、標準的なデスクトップPC のすべての機能と、Wi-Fiの接続性および移動性を搭載している。これはモバイルPC市場のスイートスポットであり、インテル社にとってリスクはまったくない。

・AMD社はインテル社の製品と競合している。例えば、デスクトップ型Athlon 64のDTRとエンターティメント向けPCと、新ブランドのSempron製品シリーズのモバイルPC等である。Athlon 64に新しいアーキテクチュアや省電力機能がなければ、発展するモバイルPC市場においてインテル社が大きな利益を得ることになるだろう。

・モバイルプロセッサ市場の成長は、モバイル市場の製品価格下落によりPCプロセッサ平均小売価格(ASP)を下げることになる。ところがモバイルPCプロセッサの需要拡大により、インテル社はモバイルプロセッサのASPをわずかに上げ、約194ドルとした。

インスタット/MDR社の調査レポート「Intel Mobile PC Processors」は、インテル社のプロセッサ、チップセット、製造戦略を概説し、急激に発展するモバイルPC市場を検証する。市場動向の分析、主要技術、発展の予測、インテル社が直面しているチャンスと他社との競争も分析している。年4回の収益予測、出荷台数、2005年までのプロセッサ速度の変化、カテゴリーごとのモバイルプロセッサASP予測、2008年までの概要を掲載している。

◆調査レポート
Intel Mobile PC Processors
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