ホームメディアサーバー製品が産むコンテンツデベロッパーの問題点とビジネスチャンス

ホームメディアサーバー製品市場には、既存のビジネスモデルへの脅威と、新たな収益源を創造するビジネスチャンスという両側面がある

インスタット/MDR社は、ホームメディアサーバー製品の普及率は現在のところそれほど高くないが、世界市場での出荷数は2004年に約2倍の600万ユニット以上になると予測している。ここには、映画スタジオやレコード会社などのコンテンツデベロッパーにとって、既存のビジネスモデルへの脅威と、新たな収益源を創造するビジネスチャンスという両側面がある。メディアサーバー製品は、マイクロソフトのメディアセンターOSのようにPCベースのオペレーティングシステムのものと、高度なセットトップボックス(ブロードバンド接続やハードディスクドライブなどの記憶装置の両方の機能を搭載したもの)のような家電タイプのものと、2通りある。メディアサーバー製品はまだ少数の家庭に普及し始めたばかりであるが、コンテンツデベロッパーたちは、デジタル著作権の侵害などの点において、この普及を警戒しはじめている。
しかし、インスタット/MDR社の上級のアナリストMike Paxton氏によれば、メディアサーバー製品はいくつかの新たなビジネスチャンスをもたらすという。「消費者のメディアサーバー製品への需要を増加させることによって、コンテンツデベロッパーに可能性の高い新たなビジネスチャンスをもたらす。特に、"Pay-per-View /Pay-per-Listen"などの新しいサービスは「共同ブランド」のメディアサーバー製品開発をうながすし、またユーザーにどのような視聴傾向があるかを知ることも可能と
なる。」

インスタット/MDR社は、以下についても調査している。

・ハイエンドデジタルケーブルや衛星用セットトップボックスのような製品、およびネットワーク接続型のDVDプレーヤーは、2008年まではメディアサーバー製品出荷数の大勢を占めるだろう

・ユーザーがPC上でより豊富で特色のあるメディア体験をすることによって需要が高まり、2006-2008年のPCベースのメディアサーバー製品の出荷数は急増すると予測している

・いくつかのコンテンツデベロッパーは、既にメディアサーバー市場のイニシアチブをとりつつある。例えばウォルトディズニーは、企業向け「MovieBeam」VODサービスのメディアサーバー製品において三星と提携している

インスタット/MDR社の調査レポート「家庭向けメディアサーバー:コンテンツデベロッパーの問題点とビジネスチャンス」は、メディアサーバー製品の開発とマーケティングについて調査し、世界市場の5年間の出荷数、収益予測を提供する。また、ユーザーのメディアサーバー製品に対する需要の高まりから生じる、映画スタジオやテレビ制作会社、レコード会社などのコンテンツデベロッパーコミュニティにとっての問題点とビジネスチャンスを特定する。

◆調査レポート
家庭向けメディアサーバー:コンテンツデベロッパーの問題点とビジネスチャンス
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◆インスタット/MDR社について
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