キラーアプリケーションではないが便利なツールとなるケーブルVODサービス

潜在的ユーザーの見通しに関しては、ケーブルVODサービスに対する消費者の意識は高いことが、インスタット/MDR社による調査で分かった。調査を行った米国世帯の80%がVODサービスをよく知っている。

ケーブルVODサービスは決して大きな収益源とはいえないが、デジタルケーブルTVサービスと衛星TVサービスの重要な差別化要因になる、とインスタット/MDR社は報告している。VODユーザー数は増加しているが、VODサービスに対する消費者の関心は低い。それはこのサービスが高額で、魅力的なコンテンツが未だに無いからである。
潜在的ユーザーの見通しに関しては、ケーブルVODサービスに対する消費者の意識は高いことが、インスタット/MDR社による調査で分かった。調査を行った米国世帯の80%がVODサービスをよく知っている。また、一般的なVODユーザーであるケーブルTVを所有する世帯の割合(take rate)は僅か8%だった。この数字は今後数年間、VODサービスはニッチのケーブルサービスに留まる可能性が高いことを示している。

インスタット/MDR社のMike Paxton氏はVODについて明るい見解を述べた。「現在のケーブルVODサービスにおけるストリーミングの単価は300ドル程度に下がり、大半のオペレータがVOD サービスを提供する経済環境は良好だと考えている。」その結果、米国のケーブルTVオペレータはVODサービスの提供を拡大させる一方、様々なタイプのVOD サービスとプログラミングのパッケージングを試みている。

インスタット/MDR社の調査結果を以下に述べる。

・ケーブルVODサービスは北米以外の地域ではまだ少ない。この1年に欧州やアジアでも大規模な試用サービスや導入がはじまったが、依然としてケーブルVODユーザーの99%以上を北米が占めている。
・2008年までに、世界のケーブルVOD加入者は1700万人に達すると予測されている。
・2004年半ば現在、米国ケーブルTVシステムの全体の約50%がVODを提供しており、ケーブルTVを所有している500万以上の米国世帯が日常的にサービスを利用し、映画、SVODプログラミング、無料のショー、イベントを視聴している。

インスタット/MDR社の調査レポート「ケーブルVODサービス:キラーアプリではないが便利」では、ケーブルテレビ業者が提供しているVODサービスについて記載している。双方向TVサービスとVODの関連性を示し、現在提供されている様々なタイプのVODサービスについて考察している。また特に、ケーブルTVのVODサービスの経済性、そしてVODが直面しているビジネスモデルの課題を考察し、現在のケーブルVOD導入全般について見直している。また、このレポートではVOD に関する2つの調査結果を提供している。一つは米国のケーブルTVシステムオペレータに行った、現在および将来のVODサービスの提供についての調査である。もう一つは、1000以上の米国世帯に行った、ケーブルベースのVODサービスについての認識と利用状況についての調査である。さらに2008年までの北米と世界におけるVOD加入者とサービス収益の予測を立てている。

◆調査レポート
ケーブルVODサービス:キラーアプリではないが便利
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◆インスタット/MDR社について
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